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■Tern AMP F1カスタムしちゃいました
今回のアウトレットセール対象になってる「 Tern AMP F1」車体の紹介記事でも書くか。。。と思ったら旧ブログの記事あるやんか。
読めない状態なのでこちらに転載しておきます。
しかし、酷いなこれ。
買う人減らないかな?ちょい心配です
■Tern AMP F1カスタムしちゃいました
その昔「F1」というカテゴリを自転車業界が流行らせようとしたんです
割と直ぐに廃れてしまい自転車のスタイルだけが朧げに残りました。
メーカー主導でムーブメントを作ろうとすると失敗するという教訓と共に。
「F1」それはどんなものだったかと言うと。。。
オンロードで行うBMX競技と言った感じで駐車場やカート場でもできるレースでした。
駐車場などの街中の周回コースで走る20インチのBMXのような自転車レース。
BMXはモトクロスに憧れる少年達が子供用自転車でジャンプしまくってたのが発祥。
次第にレースも行われる様になってきて、子供の遊びにアツくなった大人がガレージでフレームを溶接して作り始めました。徐々にレースも盛んになりどんどん規模が拡大していきました。後のGTなどのブランドはこうやって誕生したのです。実にアメリカっぽいストーリーですね。
その後「映画 E.T.」のお陰でBMXが子供達や一部の大人でブームになりました。
ブームでの少し売り上げが下がり始めた頃に業界は次のブームを作り出そうとしたのです。
次の子供達に流行らせるバイクはコレやで!
レースなら駐車場でやったらええやん!
折角やから変速機付きにしたら変速機売れるやないか!
オートバイのレーサーみたいにしたるんや!
何故関西弁のセリフなのかはさておき、大人達の欲望に塗れた形でこのカテゴリのレースが始まるのです。初期はレーシングカーやGP500の様な派手なレーシングカラーに塗られた普通のフレームでしたが。。。その後は意味があるのかどうか解らないフロントカウルだとセパハン風のハンドルを取り付けたりと、あの手この手の工夫がされていました。
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ただあまり盛り上がる事はなかったようです。業界が無理やり作ろうとしたムーブメントは短命に終わります。日本国内では数回レースが開催されただけで徒花の様に消えて無くなってしまいました。ちょっと不思議な感じの、今どきの目から見たら結構スタイリッシュな不思議な自転車を残して。
はー、文章長っ!
恐らく8割の人はブラウザを閉じてる筈
スズキはイラッとしていたのです。何処のお店もこのバイクを紹介する時に「F1」というカテゴリに触れず「F1スタイルの」と当たり前の様に書く事に。
何を知ってるんやと。
本当にオタクなオッサンはこれだから。。。
でも物事には全てそうなるべく理由があって文脈が存在します。
文脈もなく言葉が羅列されるものは、文章とは言わないのです。
自転車だって同じ。組み立てられたりカスタマイズにも文脈が存在するのです。
■このバイクを見たときは「なんてマニアックなバイクなんだ!」そう思ったのです。
Tern AMP F1をお店で見かけた時「え?F1?あのF1なのか?」
そう気付いた時から気になる存在になったのは間違いがありません。
街乗り用のミニベロとして売り出されているこのバイクは普段使いをしやすいようなパッケージングで売られています。
うふふ。僕だけが知っているのさ。君の素性を。隠しきれないオタク心が炸裂します。
本当は君はF1なんだろ?
戻してあげるよ!本来の姿に!
オッサンが若い女子に脈絡もなく突然話し掛けるようなのと変わりがありません。
気持ち悪い事この上ありません。
相手(バイク)の意向を一切無視する形でカスタマイズがスタートします。
そうは言うもののポテンシャルを確認するために先ずはストック状態での使い勝手を確チェックします
「うん、めっちゃ使いやすい!これで良いじゃん!」
アップライトな姿勢で乗れるし安定感もある。乗り心地も良いです。
気軽に街乗りするなら最高のバイクですよ。実際の所何もしなくても良いと思います。
正直な所今のままが一番良いのかもしれません。
でもオタクなのでカスタマイズします。
おおおおおおおおおーーーーーーーし!
好きな様にいじりまくるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
文脈。。。何処いった。
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イヤッホゥ!ハンドルを替えるゼェええええええ!
アップライトなBMXタイプのバーを変更してワイヤー類の長さを揃えました
これで前傾姿勢を作りやすくしたのとF1としてはチグハグだったスタイルを変えました。
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タイヤもカッコ良くしちゃうぜぇぇぇぇぇ!
セミノブタイプのタイヤをオンロード用のタイヤに変更
流石!ウチの店カッコええタイヤが在庫してるやん!
これでグッとアスファルトを走るバイクらしくなりましたね
選んだのは「タイオガ スペクトR 2.25」オートバイのタイヤみたいでイイですね!
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シート周りはロード風にしちゃうぞ!
サドルは「セライタリア フライト1990」
シートピラーは「FSA Kフォース」をチョイスしました
この辺りのパーツを良いものにするとバイクのルックスがぐっと良くなります
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埋蔵オタパーツはやっぱり遣うの諦めた。。。
本当はコッチを使うつもりだったのです
「フライトエボリューション」
カーボンプレートしかないこのシートカッコ良いのですが
乗り心地が良くないのとホールド性も悪いのです。
シートの縁の辺りで服がめっちゃ痛むという理由もあり諦めました。
かっこよかったんだけどなぁ。。。
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ボトルケージもかっこよくしちゃうんだから!
ボトルケージはウッドマンのカーボンケージをチョイスしました。理由はカッコいいから
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ハイ!こんな感じに完成しましたぁ!
これらのパーツを組み合わせた結果がコチラです。
全体的にスッキリとした見た目になりました。
普段小径車に乗らないスズキはまだハンドリングに慣れてない部分はあります。
ただ太めのタイヤにした事で安定感が増しているので乗りやすいです。
サドルやハンドル周りを軽い部品にしたので重心が下がったのも大きいでしょう。
古の「F1のスタイル」に完全に近づいた訳ではありませんが
当時の「文脈」に沿ったスタイルになったのでは無いかな?と思っています。
今度はコレに合わせてどんな服を着ようかな?
ヘルメットは何を使おうかな?
ビンディングにしてどんなシューズを履こうかな?
このバイクで何処に行こうかな?
こんな風に妄想が膨らんでいきます。自転車とはライフスタイルだからです。
パーツ類はドライブトレインを変更しようかな?
折角だから油圧ディスクに変更しようかな?
もうね妄想が止まらないんですよ。遊びからプロダクトが進化していくのです。
そのまま乗るもの良いですし、素材として弄るのも良いですね。
店頭在庫もありますので是非お店に遊びに来てくださいね
何時もはフィッターとか言ってるけど
本当はただの妄想癖の酷すぎる自転車オタのスズキでした。