LAKEロードバイクシューズのサイズ選びについて
先ずは正確に「足のサイズと形」を測ろう
シューズ選びの記事は定期的に読んでいただける方がいてとても有難い限りです。元記事はだいぶ昔に書いたものなのですが、バイクシューズ選びにとって基本となる事を纏めたつもりです
履ければいい。痛くなければOKというのとバイクシューズは少し異なります。
大事なのは「ある程度正確に足形を判断すること」で、自分の場合は「今履いてるバイクシューズ」「普段履いてる靴」この2点を見て判断しています。
先ずは足の形や特徴を見ます。
次に今履いてるバイクシューズや普段履いてるスニーカーなどを見ることで「靴選びの癖」であるとか足の使い方なんかもわかります。例えば「シューズの形の崩れ方」であるとか踵の減り方、インソール上にある足の跡で靴のどの辺に足が置かれているのか?
様々な情報を得ています。
うん。。。我ながら書いていてキモいと思いました。フェチじゃん。
でも大切なことは「自分の足と靴を良く知ること」これが第一歩です
靴には「ラスト」(足形)がそれぞれあります
靴には「ラスト」と呼ばれる型があってそれに基づいて制作されています。
大手メーカーの場合でも良くて2パターンという事が殆どです。また制作依頼会社が変わる度にラストが変わってしまう事もしばしばあります。
LAKEの場合は1モデルに対して最大4パターンのラストが用意されています。
他のメーカーには無い特徴で、スズキがこのメーカーをプッシュする大きな理由でもあります。
様々な特徴のある足に対して対応できるラストが用意されているからです。
自分の場合は足形を見てどのラストが合うかを判別しています。
稀に左右差が大きい人や外反母趾や開帳足などで形に特徴がある場合は、カスタムオーダーで左右のサイズやラストを変えてオーダーすることもあります。
天然皮革のシューズは足形に馴染んで変形してくれます。外反母趾などの当たる箇所が大きい場合はポイントすトレッチャーという工具を使って伸ばす事もあります。
一番大事なのは「可能な限り加工をしないでピッタリあるサイズを選ぶという点に尽きます。この時に大事なのは緩すぎないラストとサイズを選ぶという点に尽きるのです。
問題は大半の人のシューズ選びが「大きすぎるシューズを選んでいる」と言う事にあります。
サイズ確認の時に「今履いてるシューズ」からの情報を重視しているのは「どんなシューズ選びをして快適に感じているか」を探る為でもあります。普段から大き過ぎるサイズの「靴選び」をしてる方は「バイクシューズとして適切なサイズ」であって「キツ過ぎる」と感じる事が多いからです。キチンと合うラストを説明して提案していきます。
バイクシューズはソールに特徴があります
ソールの素材にもよりますが「基本的にバイクシューズのソールはあまり変形をしません」脚の力を効率よくペダルに伝える為に変形しないように出来ています。上位モデルになるとカーボンを使ったり、カーボンも剛性が高いものを使用したりもします。
歩く為の靴はこの部分が屈曲してくれないと歩行が困難になります。
ロードバイクシューズは出っ張ったクリートのせいで歩きづらいと思ってる方多いのですが「ソールが屈曲しない」と言う事も影響しています。
サイジングに関しては「ソールが屈曲して足に馴染んでくれない」は影響が大きいと考えています。また立った状態とも足の形が異なる点も注意が必要です。
適切でないサイズのソールによって足裏が痛くなる可能性も当然あります
目指すべきは「ジャストサイズ」だと言う事は覚えておいてくださいね。
ソールサイズとソール幅と足幅について
ソールサイズを確認するには「インソールに足を合わせてみる」が比較的わかりやすいです。当然そのシューズに付属してくるインソールを使ってくださいね。大体の場合はソールに合わせたインソールが付属してくるからです。
どのくらいのサイズ感がベストか?と言うとこの写真の場合一般的なスニーカーなら確実にキツいサイズだと思います。ただ前後の長さで言うとベストサイズと言えます。
実際に足を入れてみると親指側のスペースが少しだけ足りないのでハーフサイズ上げるか?この長さで伸ばしたり出す事で対応できそうか?をシューズと足を見て判断していきます。
裏側から見ると横が少しだけ余ります(靴下の白い部分が出てきますね)足幅がほんの少しだけ広いという事になります。LAKEの場合幅のバリエーションがあるので、長さは同一で1サイズワイドサイズも検討していきます。
ソールの上にキッチリ正確に足が乗る事も大事でLAKEの様にソールの幅も選べる場合は重要なポイントであると言えます。大半のメーカーはこの部分で選ぶことができないからです。
ソール上から極端に足幅がはみ出してしまう場合、ソールとアッパーの境目辺りで圧迫されて痛みにつながる場合があります。CX403のように横の立ち上がりが大きい場合は顕著に出やすいので注意が必要ですね。
幅が広過ぎるソールを選んでしまうと今度は前足部で足が固定されづらくなります。結果クロージャーを締め込む結果になるので、効率が悪くなったりもします。
慎重に大き過ぎないサイズを選ぶことが大事です。また左右差ががある場合は別のサイズを検討したりもします。
LAKE CX333は豊富なサイズバリエーションがあります
キルシュベルクさんのWEBからお借りしましたがCX333の場合これだけのバリエーションがあります。サイズ39ー43.5までですと「ウィメンズ」「ナロー」「標準幅」「メンズワイド」までバリエーションがあるのです。
今回のCX333からアップデートされた点としてメンズワイド幅に37−38.5のサイズが加えられた事です。女性の場合外反母趾が強い方が一定数いるのですが、対応しやすくなったのは素敵なアップデートだと思います。
女性が履くサイズのサイクリングシューズで幅が2種類あるなんて稀ですからね!
この豊富なサイズから適切なサイズを選ぶのは大変だと思います。またCX332を愛用されてる方がシューズを新調する場合、形が異なるのでサイズ感が変わる場合がありますので注意してくださいね。
やはり、サイジングの得意なショップさんで(一応弊社もそうだと思いたい)スタッフとゆっくりコミュニケーションを取って選んでくださいね。
ご来店お待ちしております。