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【シティリーグ準優勝】スボミー環境最強!ドラパルトexデッキ完全解説!!!
■はじめに
みなさん初めまして。jin (@thanks_rust3)と申します。先日参加してきたシティリーグで準優勝という成績を収めることができたので、環境やデッキの解説をnoteに残そうと思います。デッキの安定性も高い上に、どの対面にも五分以上に戦える非常に強いデッキとなっています。シティリーグやチャンピオンズリーグで使用するのにお勧めです。
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■目次
無料部分、有料部分のそれぞれにおいて、情報としての価値が高いと思うものをできるだけ上の方に配置しています。(自己紹介に関してはご容赦ください)
🌱マークがついているものは初心者向けの内容になります。
■自己紹介
僕の過去の実績としては、2025年シーズンにおいて、
・シティリーグS1 ベスト4 (ドラパルトex使用)
・シティリーグS2 準優勝 (ドラパルトex使用)
となっています。チャンピオンズリーグへの抽選は毎回申し込んでいますが、未だに当選していません(0/2)。今まで参加したシティーリーグにおける平均獲得CSPは62.5になります(n=2)。
僕にとって初めてのカードゲームであるポケモンカードを始めたのは、変幻の仮面発売日の前日でした。そこからカードゲームの面白さにのめり込み、以上のような成績を収めることができました。普段自分は、ドラパルトだけでなくリザードンやレジドラゴ、カビゴンLOやタケルライコ、ルギア、テツノイバラ、モルフォンなども使って遊んでいますが、一番練度の高いデッキはドラパルトです。
また、今回の記事に関しては一部有料とさせていただきます。理由は先日バイトの面接に落ちたのもあり、シンプルにお金が欲しいからです。値段は安めに設定してあるのでぜひ購入をよろしくお願いします。
この記事では、初心者にもわかりやすく、そして上級者にも新しい気づきを与えられるようなものになるように心がけています。
シティリーグS2準優勝でした!
— jin (@thanks_rust3) December 8, 2024
最後は負けちゃったけど、デッキはクソ強いので是非使ってみてください!後攻とります。 pic.twitter.com/1uEhaitFBI
■環境考察 (テラスタルフェスex以降)
2024年12月6日(金)発売のテラスタルフェスexでは「スボミー」と「レジギガス」の2枚の強力なカードが追加されました。それにより以下のようなデッキが増えると考えました。
スボミーを軸としたデッキ
スボミーで時間を稼ぎ強い盤面を形成するものや、後攻1、2ターン目はスボミーでグッズロックをしその後は別のポケモンでグッズロックをして戦うことをコンセプトにするものです。
僕の使ったドラパルトはここに該当します。既存のデッキへスボミーを投入したデッキ
サーナイトやレジドラゴ、リザードンにスボミーをピン刺しすることでテクニカルな動きが可能になります。この枠組みで大きな強化となったのがガケガニです。
レジギガスを強く使えるデッキ
強力なエネルギー加速手段を持つルギアやパオジアンが該当します。以上のデッキに対して強いデッキ
スボミーがどう使われるのかという予想は難しそうな一方で、ルギアの強化は目に見えてわかりやすいのでそこに強いミライドンやテツノイバラが増える可能性があるとも考えました。
逆にスボミーへの耐性があまりないデッキは環境内での勝率が下がっていくことが考えられます。そもそものグッズへの依存度が高いデッキは環境での立ち位置が悪くなっていきそうです。僕がシティリーグに出る前はここまでの考察をしていました。
以上の考察からデッキをランク分けしました。スボミーを使えるかつ、スボミー耐性もある程度あるデッキをRank Sにしています。環境での立ち位置と、採用率を考慮してその他もRank分けしました。
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これは厳密なデッキの強さを示すものではなく、あくまでも環境全体の大まかなイメージだと思ってください。何がTier2で何がTier3だという議論にあまり意味はないです。Tier表は「6回戦あるとした時にRank Sから3~4戦、Rank AとBから1~2戦、Rank BとCから1~2戦程度当たると仮定して自分のデッキを考える」といった使い方を僕はしています。
■デッキ構築経緯
スボミーを強く使えるかつ、スボミー耐性があるということからドラパルトデッキを考え始めました。それまでドラパルトは環境に存在するデッキに広く戦える一方で、タケルライコとレジドラゴにめっぽう弱いといった弱点がありました。しかし、それらはグッズに依存しがちなデッキであるために、スボミーで動きを妨害しながら強い盤面を作ることができればそれらとも十分渡り合えるのではないかと考えました。ここでの強い盤面とは、ベンチにネイティオ・ドロンチ・ドロンチ・キチキギスのような盤面です。そこで作ったのが以下のような形です。既存の「ネイティオドラパ」と呼ばれるデッキタイプにスボミーが入っています。
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そこから、デッキを回してみたところエネルギー供給が間に合っているにも関わらず、ネイティオラインがあまり立っていないことに気がつきました。また、サイドからネイティオラインが来て邪魔だと感じたことから、それらを別の枠にすることにしました。
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そこで、ネオラントと封印石を入れることで、ペパーからカーストボムを打ちやすくしました。ネイティオを抜いたことで若干エネ供給への不安を感じたことからエーススペックの枠をきらめく結晶に変えました。エネが少し多いですが邪魔になるほどではなく、「逃げる」ための札になり後攻1ターン目にスボミーで技を打つことに貢献することから、敢えてそのままにしました。
また、ルギアやガケガニやテラパゴスへのメタカードとしてシンオウ神殿を採用しました。終盤に相手のスタジアムを剥がしたくなることもよくあったため自然と入りました。デッキの安定性を最大限まであげようと考え、ペパーナンジャモを1枚ずつ増やして完成しました。グッズに関しては、相手からのロックも考え必要最低枚数に絞ってあります。
シティリーグ当日の朝7時ごろにデッキ登録をした時には「負ける気がしねぇ…」と謎の自信に満ち溢れていました。
以下参考資料
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とーしんさんがnoteでこのデッキの解説をしています。
スボミーが出るまでこのデッキがドラパルトexデッキの基礎になっています。
■相性表
ドラパルトから見た、環境デッキの相性表は以下のようになります。今後変動する可能性は十分にあります。
有利
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五分〜微有利
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タケルライコ レジドラゴ ルギア
微不利
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■デッキの回し方🌱
まず、このデッキは後攻を取ります。後攻1グッズロックをすることからデッキを組み始めたので、なかなかの確率で決まります。バトル場にスボミーを、ベンチにはドラメシヤが2匹とヨマワルが準備できるといい感じです。もし、相手に先攻を取られてしまった場合は、相手のデッキタイプにもよりますが、クレッフィを置いて相手の動きを妨害しましょう。ロトムVを採用している型の場合で、先攻ならば即席充電を言えると強いです。
2ターン目は、手札にあるサポート(ワタル・ナンジャモ・ヒナツ・ペパーなど)を使ってドラメシヤをドロンチに進化させていきましょう。2ターン目もむずむず花粉で番を終えたいです。しかし、相手が先攻2ターン目で前のスボミーを倒してきた時は、
(ハイパーボール→ネオラント→)ペパー→ふしぎなアメ&森の封印石or結晶
などの流れから頑張ってドラパルトに進化して、技を使いにいった方が強いこともあります。
3ターン目以降、自分の場にドロンチがならび、ヨマワルも準備できたら攻撃開始です。ドラパルトexに進化してファントムダイブを宣言しましょう。ここからは苛烈なサイドレースが始まります。キチキギスやドロンチの特性で手札を増やしながら、
・ヨノワールやサマヨールの特性カーストボムで相手のポケモンに無理やりダメカンを載せる。(またはサイドを取らせる)
・カウンターキャッチャーやボスの指令で相手のベンチポケモンを呼び出し倒す
・輝くフーディンの特性で相手のポケモンのダメカンを移動させる
・ナンジャモで相手の手札を減らして相手の動きを妨害する
などいろいろな攻め方を上手く使って相手のサイド6枚を取り切りましょう!
[コラム1] 特に気をつけること
シティリーグに出るにあたって、自分用に特に気をつけることをメモしておいたものが以下です。「相手のハバタクカミに気をつける」「自分のクレッフィに気をつける」は予選ラウンドの途中に追加しました。試合間の暇な時に見ていました。サイド落ちは、ネオラント・カーストボムライン・道具については最低限確認していました。ハイパーボール・夜のタンカ・大地の器なども少なめの採用のため確認しておいた方が良いです。
「ムズムズ花粉‼️」で番を終わる。
後攻1リーサルを逃さない 輝くフーディン&アカマツ
ネオラント・カーストボム・道具は最低限確認
後攻を取る ノリで先攻!って言わない
特に対サナは時間に気をつける
スタートポケモンをベンチにも置く
相手のハバタクカミに気をつける
自分のクレッフィに気をつける
「ポケモンカードを楽しむ心」
■シティリーグS2 マッチング表
どのような対面に勝って結果を残したのか気になる方もいると思うので残しておきます。決勝以外での「後攻」は即ちじゃんけんに勝利したことを意味しています。ちなみに「後攻」をとった試合では全て後攻1ターン目のグッズロックに成功しています。
[予選ラウンド]
R1 リザードン ⭕️ 後攻
相手が先攻2ターン目にエボリューションをしてくる。先攻3ターン目に相手がサマヨールのカーストボムで自分のスボミーを倒す。後攻3ターン目にリーサルが見えたので、かがやくフーディン、カーストボム(サマヨール)、CC(カウンターキャッチャー)、ファントムダイブで種切れ勝ち。
R2 モルフォンユキメノコ ⭕️ 後攻
後攻1グッズロックに成功したがそこまで効かず、相手もグッズロックし始めた。ドロンチで中盤は手札を補充し、ワタルからドロンチを全て進化させる動きが強かった。ある程度有利対面なので勝ち。
R3 サーナイト ⭕️ 先攻
スボミーでグッズロックし合う泥試合が始まるも、こちらはカーストボムを使う権利があることと、ファントムダイブという技が強すぎて勝ち。
「このポケモンの特殊状態を、すべて回復する」←草
R4 サーナイト ⭕️ 後攻
自分の後攻1グッズロックに対して、ハバタクカミにエネをつけて殴ってくる。途中ハバカミの特性を忘れてサイドペナルティをくらうも、キルリアをとりつづけて勝ち。
R5 ガケガニ ⭕️ 先攻
後攻を取られてグッズロックされるも、クレッフィが刺さって相手の展開が遅れる。序盤を乗り切ったので勝ち。
R6 ドラパルト ❌ 先攻
相手に後攻1グッズロックを決められかなり苦しい展開。中盤相手が手張りできないターンができたことで、番が帰ってくれば勝てそうになる。しかし、最後自分のナンジャモの返しに、なぜかアカマツと輝くフーディンとドラパルトexを揃えられて負け。
[決勝トーナメント]
準々決勝 古代バレット ⭕️ 後攻
後攻1スボミー、後攻2ファントムダイブが決まって勝ち。エーススペックをきらめく結晶にしてよかった〜。
準決勝 古代バレット ⭕️ 後攻
後攻1スボミー、後攻2ファントムダイブが決まって勝ち。エーススペックをきらめく結晶にしてよかった〜。
決勝 ガケガニ(再戦) ❌ 先攻
まずはじゃんけんには勝利。お相手は先攻1ワンキルで準決勝でドラパに勝っていたため、先攻をとる。しかし、先攻1ターン目でクレッフィどころかドラメシヤすら並べらずに番を返す。後攻1ターン目にくさりもちの付いたスボミーにバトル場ののヨマワルが攻撃され、ポケモンチェックで毒殺される。そのまま盤面がキチキギスだけになり、サポートもペパーが2枚しかなかったため、先攻2ターン目で「負けました。」と投了…
決勝戦で後攻を取っていれば少なくともゲームはできており、その場合はドラパ側が有利なため優勝できていたかもしれないです。しかし、予めどの程度の確率で初手にポケモンが2匹以上来るのかなどを計算しておらず、後攻をとる勇気が出なかった自分が悪かったと反省しました。初手にポケモンが2匹以上来る確率計算は下のガケガニの欄につけておきました。世界大会出場に向けてまた頑張ります。
■無料部分まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。ここまでの内容の感想は、引用リツイートやリプライなどでいただけると、とても嬉しいです。肯定的な内容はもちろん、否定的な内容も大歓迎です。リプライやDMで質問にも答えています。
ここからは有料部分の内容の説明をします。「各対面の戦い方」では、環境にいるほとんどのデッキへの戦い方のアプローチや、よく起こる出来事などを詳しく説明しています。(vs サーナイトだけでも1600字以上あるらしいです)ここがnoteにおいて最も価値の高いパートになると思っています。
そして、「採用可能カードとその評価」では、ドラパルトexデッキによく採用されるカードについて「採用カード」「採用候補カード」「採用をおすすめしないカード」の3つに分けて、それぞれのカードへの評価と枚数の考え方を説明しています。
最後に、「環境予測に基づくデッキの改善例」ではここからの環境において勝率を上げるために僕が紹介したドラパルトexデッキをどのように変えるのがいいかという案を3レシピほど挙げています。
コラム2🌱では初心者が上手くなるためにおすすめのプロセスを丁寧に説明しています。また、コラム3ではMTG(マジック・ザ・ギャザリング)というカードゲームを最近始めて気づいた、BO1の大会への考え方やMTGの面白さを語っています。
僕にとって初めてのNoteの執筆であるため、比較的安めの価格設定にしていますが、内容はかなり価値のあるものになっていると自負しているので是非ご購入をお願いします。
ー以下有料部分ですー
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