朝の公園(エッセイ)
近所に少し歩くと坂の上に公園があります
日曜の朝にそこに行くと、静寂と緑とチョウチョが迎え入れてくれて、それだけで良い1日になった気がします
まだ起きてないブランコや遊具たち
ゴザを引いて朝から談笑するオバチャンたち
心地よいランダムさで上から聞こえてくる鳥のさえずり
犬を散歩させているマダム
午後になれば小さな子どもたちと家族もがぜん集まってきてにぎやかになります
私はいつものベンチに座り近くの自販機で買ったお茶を飲んで緑たちをボーッと眺めて
実はこれが世界で一番豊かで優雅な時間ではないかと錯覚するほどです
人生についてふと考えます
みんな何かしらの称号を求めて成し遂げようと、昨日もザ・セカンドという番組で熟練した漫才師たちが熱い最高の漫才を繰り広げて競い合っていました
確かにそこには人生の感動があります
不思議と、公園でボーってしていると、木の葉を引っ張ったりして『これ何の葉だろうね?』とか光の中で笑い合っているオバチャンたちと、優勝したガクテンソクさん、どちらも、神様に祝福された同じ幸せな存在に見えてきます
それくらい朝の公園は、自由で幸せ、ごきげんな場所です
昨日ザ・パンチさんがボケ倒していた平場のように