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〔#054〕 松下幸之助 翁の想いに触れる(2)
昨日紹介した【パナソニックミュージアム】で展示会場巡ると、写真の
【松下幸之助のことば】全部で30枚手にすることができる。そのどれもが
渾身のメッセージである。
例えば、お客様や商売本来のあり方について書かれた次の言葉。
お客様大事
商売というものは、形だけで見れば、品物を売って代金をいただくということ
ですが、それでは自動販売機と変わりません。そこにやはり買っていただいて
ありがたい、という感謝の気持ち、お客様が大事、といった気持ちを持つことが、商売本来のあり方だと思います。
よく昔の商人は「お客様の家のほうには足を向けて寝ない」というほどの感謝の気持ちで客に接したといいます。そうすると、そういうものがおのずと客にも伝わり、同じ品物でもあの店で買おうということになって、両者の心が通い、社会全体が潤いのあるものになってきます。
私は商売にも”物心一如”ということがきわめて大切だと思うのです。
松下先生の想いは、最後の一行にある『物心一如』という言葉に集約されて
いると感じた。「お客様に豊かさを提供する上で、商品を提供するのだよ」と
言われているのだろう。
何十年も前に書かれたこれらの言葉は前近代的だと映るかもしれないが、
「モノに溢れているけど、豊かさを感じることができない」現代だからこそ、
お客様視点の発想、具体的には「お客様はどんな人で、何を求めているのか?」
という発想が必要になってくるのではないか?
そして買って頂いたお客様には永続的なファンになってもらうように尽くし
ていくこと(それは決して値引きしたり、プレゼントを与えることではない)
も真剣に考えるべきことだと感じる。
「商品が売れない」「集客が大変だ」だと感じているのであれば、まずは
この金言を噛み締めることが大切だと思います。
これからも松下先生の一言一句を噛みしめて、折をみて紹介していきます。
本日もお読み頂きありがとうございました。
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