〔#008〕 【他者を害するべからず】
仏教でも、キリスト教でも、他の宗教でも、「自分になされて害となることを、人になすことなかれ」と説かれている。
毎日のように人が傷つけられているニュースを見るたびに、悲しくなるが、「言葉による暴力」も後を絶たない。
北川八郎氏の著書【ブッダの言葉 百言百語】になるほどと思わせる記述がある。
「ことばは矢のように飛んで、やがて自分に還ってくる。
それは人間の口と耳の距離を見れば解る。
この世で口の一番近くで、自分の吐くことばを聞いているのは
『我が耳』である」
悪しき言葉を吐く人は自分に一番こたえるということ。
やがて自分の心と身体を傷つけるのだ。
それならば、普段から優しい言葉、勇気づける言葉、褒め言葉、ねぎらいの言葉を相手に投げかけ、自分の心もよき感情で満たしていこう。