大学生活とパニック障害②
大学生活とパニック障害①で触れた初めての発作以降はしばらくは発作が起きることはありませんでした。しかしパニック障害になった人が誰しもが通るのが予期不安と広場恐怖です。僕がこれらとどのように向き合ってきたかお話しします。
ある日、僕は用事があったので電車に乗りましたが冷や汗が止まらなくなり結局途中下車して頓服のアルプラゾラムを飲みました。「はあ、やっぱ電車に乗れなくなったか。。。」と悲観していましたが、幸い電車に対する恐怖はそこまで強くなかったみたいで、2、3回電車に乗るだけですぐに慣れることができました。しかし、厄介なことに僕は外食に対し予期不安が止まらなくなってしまいました。お店に入り、席に着き、食事が出てきていざ食べ出すといつも動悸、頭が揺れる感覚、息苦しさが襲ってくるようになったのです。しかし、食べ終えて店を出るとすっと引くので幸い我慢しながら友人たちとは御飯に行けていました。しかしある日大変なことが起こります。先輩2人と御飯を食べに行く機会があり、いつものように店に入ります。店に入りメニューを見ていたのですが、やはりじわじわと息苦しさと恐怖が襲ってきました。この時は当時好きだった女性の先輩がいたので緊張していたのもあったからでしょうか、いつもとは格の違う恐怖と苦しさでした。僕は少し外の空気を吸うといって店外をうろうろして波が引くのを待ちました。少し収まりがついてきた頃合いを見計らってもう一度席に戻りますが、一瞬で先ほどの恐怖と過呼吸、さらには震えと全身の痺れまで出てきました。もう完全に発作を起こしている状態です。僕はあまりの苦しさにその場にいた2人に救急車を呼んでもらいました。結局救急車に乗ってからしばらくして発作は収まりましたので搬送されずに済みましたが、好きな先輩の前で恥ずかしいことをしたなと思います。しかし、僕はめげずに何度も外食を繰り返しました。そして昨年11月頃には、特に何の問題もなく外食できるまでに回復しました。いわゆる曝露療法というやつです。現在でも外食はほぼ問題なくできるようになっています。かくして11月頃にはパニック障害も鳴りを潜めだしました。
しかし、実はこの3か月ほど前からある症状に悩まされ始めます。不安障害と鬱です。これらに関しては次回の大学生活と不安障害、鬱病でお話いたします。皆さま、よきGWを。