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パターン認識を鍛えればIQもメモ魔力が鍛えられる

皆さん、こんばんは。おしょうです。
※ほんものの和尚様ではありません。

いきなり釣りのようなタイトルですみません(笑)

さて、「メモの魔力」といえば「ファクト⇒抽象化⇒転用」の一連のステップです。
皆さんこの3ステップしっかりと使いこなせていますか?

本を読んでみると「おお、確かに!」「やってみよう!」と思いますよね!
そして、いざ、実践!!

が、、、

な に も で て こ な い

自分のポンコツっぷりに涙目。

シンプルなものほど使い手の力量が問われると言いますが、まさに「言う(読む)は易く行うは難し」の典型でした。。。

でも、ここで諦めたらいつまでも身につきません。
安西先生もおっしゃっています。

「諦めたらそこで試合終了ですよ」

と。ありがとう、安西先生。頑張ります。

いきなり使いこなすのは難しいことは身に染みてよく分かりました。
では、どうやったら使いこなせるようになるか。

たどり着いた答えが「パターン認識力を鍛える」です。

そもそもパターン認識とは何なのって話ですが、Wikipedia先生に聞いてみましょう。

パターン認識(パターンにんしき、英: Pattern recognition)は自然情報処理のひとつ。画像・音声などの雑多な情報を含むデータの中から、一定の規則や意味を持つ対象を選別して取り出す処理である。

今回は「規則(ルール)」に着目します。

要するに「パターン認識」=「共通ルールを見つけること」と定義します。

この「共通ルールを見つけること」が「抽象化」の基本のキ。

ちなみに、今回は割愛しますが、「規則(形)」ではなく「意味(中身)」にフォーカスを当てると「要約力」が鍛えられます。
この本何が面白いか教えてと言われたときに役立つ力ですね。

話を戻して、早速、パターン認識を鍛えていきましょう。
さて、ここで問題です。次の?には何が入ると思いますか。

問1.○ ⇒ △ ⇒ □ ⇒ ○ ⇒ △ ⇒ ?

では、次の場合はどうでしょう。

問2.○ ⇒ ▲ ⇒ □ ⇒ ● ⇒ △ ⇒ ?

問1は「□」、問2は「■」と答える方が多いと思いますが、どうやって考えましたか?

恐らく、「問1は丸、三角、四角と並んでいるからで、問2はその色が白と黒で交互になっているから」みたいな感じではないでしょうか。

もちろん、間違っていませんが、ここで思考をストップさせてはもったいない。

もう一度、Wiki先生にパターン認識の説明をしてもらいましょう。

パターン認識(パターンにんしき、英: Pattern recognition)は自然情報処理のひとつ。画像・音声などの雑多な情報を含むデータの中から、一定の規則や意味を持つ対象を選別して取り出す処理である。

注目すべきは「一定の規則を持つ対象を選別して取り出す」です。
何を選別して取り出したか、しっかり言語化することが大切です。

今回の問題では何を選別して取り出したか。

ズバリ、問1は『形』、問2は『形』と『色』ですね。

先ほどの「問1は丸、三角、四角と並んでいるからで、問2はその色が白と黒で交互になっているから」と何が違うか。

抽象度が違います。

「具体」に留まっていると、似て非なる問題のときに立ち行かなくなることがあります。
「変化を見るときにはまずは『形』と『色』に着目すれば良い」まで抽象度を上げると応用が効きやすくなります。

実はもっと大切なことがあります。

それは「変数」の裏にある「定数」を明確にできることです。
ここでは「変数」は「条件によって変わり得るもの」、「定数」は「変わることのない前提条件」と捉えてください。

今回の問題では、変数は『形』と『色』になります。
皆さんは「変化するもの」に着目して答えを導き出したわけですが、
その思考の裏には

変化し得るもの以外は変化することはない

という前提があったはずです。

つまり、変化するものは誰が見ても明らかに分かるものだ、という思い込みがあったのではないでしょうか。
「実は大きさが1%ずつ大きくなっている」とか「色(RGB値)が若干違う」ということは一切考慮しなかったと思います。

人には「認知の限界」「思考の限界」があります。
そのため、全ての条件を等しく考慮することはできません。
無意識のうちに、考えている領域を限定していますが、普段それに気づくことはありません。

今回の問題のように「変数」を明らかにすることで、普段は領域の外にある「変わることのない前提条件(=定数)」に意識を向けることができるようになります。

これは『メタ認知(自らの認知を客観的に認知する』と呼ばれる、とても大切な認知能力になります。

だんだん、話が大きくなってきたので、ここでまとめです。

①パターン認識とは共通ルールを見つけること
②共通ルールを見つけ、言語化できれば抽象化力が鍛えられる
③自分が何に着目したのか自覚できればメタ認知も鍛えられる


さて、最後に補足を2つほど。

一つ目。
皆さん、問1、2の答えって他にもあるんです。

例えば「角度」。
120度ずつ転がっていると仮定すると「□」ではなく「◇」(ぴったりの記号がないのでこれで代用)が正解かもしれません。

いじわる問題みたいで恐縮ですが、
○・△・□のように変化が分かりづらい図形の場合、「角度」は思考の領域の外に置かれやすいと覚えていただくと良いかもしれません。
(実生活で役に立つかわかりませんが。。。)

そして1つ答えを出すとそれで満足してしまいやすい、というのも学びかもしれません。

補足の二つ目。
今回の問題はいわゆるIQテストによく出てくる問題の簡易版です。
パターン認識を鍛えいけば、IQテストもできるようなるってことです。

つまり、パターン認識を鍛えればIQも上がるし、メモ魔力も上がる!
ということで、一石二鳥なので、是非普段から取り組んでみてください。


タイトルの回収もできたので(笑)、今回はここまで!
またお会いしましょう~

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