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〖アジアのお寺 ~日本〗子供のころから好きな美しい観音様のお寺
サワディーカー。
@yayoiです。
私はタイのお寺が大好きで、特にタイの寺院建築やタイの仏教、
タイ人の信仰に興味があり、よくお寺巡りをしています。
お寺巡礼をまとめたブログは別にあって、「タイのお寺に魅せられて」
というブログで、そのブログは作った当初は、アジア百寺巡礼ログと
いうサブタイトルで始めたのですが、今はタイのお寺に特化したブログに
しています。
それで、以前書いたタイ以外の国のお寺の記事を少しずつ、こちらの
ブログに移行して投稿しています。
今回の記事は、大船観音寺です。
電車の窓から見える観音様
私の地元は神奈川県の茅ヶ崎市。
子供のころから家族でのお出かけは東海道線。
子供のころは湘南電車とも呼ばれていたこの電車は
ボックス席がありました。
私には妹、弟がいて、湘南電車の4人がけボックスシートの
窓側は2つ。その2つを兄弟3人で取り合い。
その理由はもちろん子供は窓側が大好き。
そして、私の理由は大船を通るときに見える大船観音。
電車の中から見える白い観音像は美しく、子供心にも、ぱっとした
明るい気持ちをもたらす存在でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1695277522706-h8LOto1Cjt.jpg?width=1200)
茅ヶ崎から東京の方に向かう電車が、大船駅に入る手前に車窓から
左側を見ていると上の写真の様に上の方に少しずつ観音様が見えてきます。
車内の他の子供たちのきれいだねという声も聞こえてきます。
今のようにスマートフォンがなかったから、電車に乗るとみな、
ゆっくりと外の風景を見ながら出かけていたのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1695277705483-0WzNTZ7Clh.jpg?width=1200)
幼いころからキリスト教の学校に通っていた私の目には、
何の宗教の像なのかはわからなくても、安堵感をもたらしてくれる
存在でした。
その気持ちは子供のころから大人になった今でも全く変わらない。
そして、大船駅を通る電車に乗るときはいつも進行方向左側を見ながら行く
私の習慣も変わらないのです。
大船駅から観音寺へ
初めて訪れた大船観音ですが、駅から歩いて数分の立地です。
![](https://assets.st-note.com/img/1695277412261-ONHsIYZGoz.jpg?width=1200)
こんなに近いのになぜ、今まで電車の中から眺めているだけだったのかは
わかりませんが、遠目に見てるだけでも充分、美しかったからかも
しれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1695277271184-vCcUyVPdnu.jpg?width=1200)
さて観音様は高いところにいらっしゃるので、いよいよここからちょっと坂を上って行きます。通行止めのコーンにまでもかわいい仏様。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276311072-6ZqgN7i3Fo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1695276332555-mA8Nk2uZKK.jpg?width=1200)
坂を登るとたどり着く、こちらが大船観音寺の門です。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276430922-mMDcuLF1e6.jpg?width=1200)
門をくぐり、右手に進み、
この先は階段を上って観音様に近づいていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695277059903-LEp56yjtE8.jpg?width=1200)
一歩一歩、近づくたびに観音様のお顔がアップになっていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276602032-wmWV0QDxnr.jpg?width=1200)
いよいよご対面です。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276643239-RhzcHjdKdk.jpg?width=1200)
ここから観音さまの周りを一周していこうと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276669991-83OZWhzHS6.jpg?width=1200)
線路側からは見えない角度で観音様を眺めることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276774312-3fGjobpCf8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1695276790549-vwH6EDgyqh.jpg?width=1200)
さらに、後ろから観音様の胎内に入ることもできます。
中は夏なのに、ちょっとひんやり。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276884980-3twh9S7GVM.jpg?width=1200)
中にも観音様が祀られています。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276915458-MMM43NfCnJ.jpg?width=1200)
胎内から出て、正面にもどると柔和なお顔立ちに癒されます。
子供の頃からあこがれ続けた観音様をやっと参拝できた幸せな日でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1695276829712-D2bj1hzmvE.jpg?width=1200)
この観音像は、観音思想の普及と世相の浄化のために昭和2年より
建築が始まったものの、世界恐慌のあおりを受け、一旦は工事を中断
しましたが、再開され完成したようです。
大船観音協会によって運営されていると同時に観音像を参拝する信者から、信仰の場への移行という要望が強くなり原爆犠牲者慰霊碑が祀られたり、
信仰の場としての曹洞宗大船観音寺として現在に至っているそうです。
大船観音寺
![](https://assets.st-note.com/img/1695277861919-7z5EjorNxY.jpg?width=1200)
所在地 〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本1-5-3
電話番号 0467-43-1561
ウェブサイト http://www.oofuna-kannon.jp/
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi