〖アジアのお寺 ~韓国〗冬の寒さに負けることなく寝釈迦仏に会いに行ったお寺(前編)
サワディーカー。
Luna(流転那)です。
私はタイのお寺が大好きで、特にタイの寺院建築や
タイの仏教、タイ人の信仰に興味があります。
そのお寺巡礼をまとめたブログは別にあって
「タイのお寺に魅せられて」というブログですが、
今回の記事は、そのブログに以前1度投稿したものを
こちらのブログの方に移し、編集し更新した記事になります。
前に住んでいたソウルは、日本でいえば仙台くらいの緯度に位置するため
冬は年にもよりますが、12月に入るとすぐに雪が降り始めました。
寒い冬が速く過ぎるように、4か月が早く過ぎますように、と祈りながら
春を待っていたものでした。
そんな冬真っただ中のある日、ずっと行ってみたかった席石島(ソクモド)という島にあるお寺、普門寺(ポムンサ)を参拝した時のお話です。
バスやフェリーを乗り継ぐショートトリップ
まずはソウルの中心地、地下鉄2号線の新村駅で友人と待ち合わせです。
家から地下鉄2号線で行きますが、途中、ハンガンが凍っているのが
地下鉄の窓から見えました。
新村(シンチョン)駅からすぐの映画館の前のバス停から、
地図でわかるように江華島には橋がかかっているので、バスターミナルまでバスでのアクセスが可能です。
江華島のバスターミナルです。
ここから席石島に渡る船着場まで、またバスで行くのです。
この右端に縦に表示されている(보문사) がポムンサ(普門寺)。
路線は5番です。
バスを降りたら船着場では、いきなり車とともに人もここから乗船。
席石島に行くフェリーに乗り込み、上から江華島の方を撮りました。
雪の日の翌日でした。寒いながらもみんな外に出ているので、
船の中はがらんとしています。
船を降りると、お寺まではまた路線バスです。
お寺の近くまでバスで行って、降りるとお寺の門が見えました。
拝観料は当時、大人2人で4000ウォン。
三門です。ここから登りです。
登って、ふり返って三門の方を撮りました。
雪はきれいによけられていました。
新羅時代の観音信仰の聖地
このお寺はネットでの情報によると、
新羅時代の635年に懐正(フェジョン)大師によって創建されたと伝わる
観音信仰の聖地だそうです。
普門寺のある山の形が、インドの南にある観世音菩薩が住むという
フダラクサンに似ていることから洛伽山(ナッカサン)と呼ばれ、
寺は普門寺と名づけたとされます。普門とはこの世の生きとし生けるもの
すべてを救済するために観音菩薩がいろいろな形になって表れることを
意味しているそうです。
入って左側には33形体の観音菩薩が刻まれた仏舎利塔と、それを囲んで白玉でできた五百羅漢像が配置されています。
白い仏舎利塔です。
行った日は晴れていたのですが、前日は雪だったせいか、塔には積もって
いた雪がつらら状になっています。
仏塔の後ろには五百羅漢像。
羅漢像はみな様々な表情をしています。
仏像も祀られていますが、日光が当たって寒そうには見えない??
ところが本当に気温が低くて、写真を撮る間に何度も電源が落ちました。
お寺の朝ごはんをいただいてから御本堂へ
あまりの寒さで一度暖かいところに行こうと、ここでお寺のお食事をいただきました。
先ほどの仏舎利塔と羅漢像は三門を入って左手側ですが、
このお食事をいただいた建物と御本堂は右手側になります。
お食事をいただく部屋の入り口です。
中にはたくさん人が。
お味噌汁と身体温まるトック(餅)のスープ、
ジョン(ピカタの様な料理)、そしてキムチは必ず!
朝から冷え切った体に染み渡ります。
寒くて写真が少ないですが、朝ごはんをいただいた場所は
御本堂に近かったのでここで御本堂を参拝しました。
御本堂です。空の色が冬の空の色。
御本堂にちょっと近づいて撮りました。
屋根の下には龍がいます。
御本堂の前にも龍がいました。
御本堂の中は撮影禁止ですが、祀られているのは阿弥陀様です。
龍の形に見えた木を撮りました。
後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。
Luna(流転那)
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