快適なオンヌットでの暮らし
今月からバンコクのオンヌットで暮らしている。
私はこれまでにタイと言えば、プラカノンから始まり、アユタヤ、ホイクワン、エカチャイ、チャチュンサオ、アヌサワリなどなど、現地企業で働いた際の会社の所在地にあわせて住処も変えている。それぞれの場所に思い出があった。
今回オンヌットを選んだのはその予想されるエリアの利便性と、街から感じ取れる明るさからであった。
駅前にはロータスがある。そして、少し歩くとオンヌットロードの方にはビッグCもあった。安い買い物をするにはビッグCの方が良いのかもしれない。
それからまた、ノマド作業にぴったりな快適なカフェもあった。
私はオンヌット駅から遠いところにあるアパートに暮らしているが、ソンテウを使えば問題なく移動できる。片道は9バーツであった。
今は2月であるからタイは乾季であり、雨もほとんど降らなくてとても良い季節である。アパートの部屋に籠って、日がな一日、ぼんやりと過ごすこともあった。
部屋の床のタイルはコンクリートであったが、ヒンヤリとして気持ちがよかった。
昼飯を食って、ちょっとベッドに横たわり、読書などをしていると眠くなっていることに気がつく。そのまま、微睡みながら午睡に突入することはしないでおいた。そうやって昼寝を貪っていると、すぐさま、自堕落な生活に突入してしまいそうな危惧が自分の中に存在した。
だが、そうした堕落や怠惰でさえも受け入れてしまうような優しさを、タイは失っていないのかもしれない。