バンコクのエアコンバスはたまに疲れる

バンコクのエアコンバスに乗って郊外まで行った時の話である。

バンコクのバスにはエアコンありとエアコン無しがあり、その違いというのはバスの車掌に対して、「行き先を告げるかどうか」だけである。

すなわち、エアコンバスの方は行き先によって料金が変わり、遠くになればなるほど料金が高くなる仕組みになっている。

モーチットからエアコンバスに乗った。どこか途中の停車場で乗り換えて、またエアコンバスに乗ったのだが、そこの女性の車掌が面倒臭かった。

私は行き先であった、「サナームゴップアングル」という地名を、バスアプリや、グーグルマップで見せながら車掌に説明したのだが、車掌は地名を知らないらしい。

おまけに車掌は老眼であったらしく、アプリに記載されている文字を見えにくそうにしていた。

もういいから、一番高いバス料金を払うよ!という気分であったが、車掌は納得しない。

ようやく、グーグルマップについていた目的地の写真を見て、得心したように見えたが、うーむ、中々、頑固な車掌であった。バスアプリやグーグルマップがまず間違えようがないというものだ。

それに、一番遠くの目的地までエアコンバスで行ったとしてもそんなに高い料金を請求されるわけでもない。

職務に忠実なのは結構なことであるが、融通がきかない人がたまにタイにはいる。

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