時々、海外ノマド生活

前回の投稿からかなりの時間が経ってしまった。頻繁にノートへの投稿をしていた時期を思うと、あれから半年以上の月日が経過している。私は日本に帰り、フリーランスとしての活動を開始した。

家で仕事をする日々というのは、会社勤めの時のような人間関係でのストレスは皆無であるし、面倒くさい会議に出席しなければならないようなこともないが、如何せん、刺激には欠けると思う。

世俗と言うとあまりにも気恥ずかしい表現のような気もしないではないが、会社勤めをしていて、同僚や上司、あるいは取引先の顧客の人たちとの何気ない会話を通して、世間を知るということは確実にある。俗世間を心底嫌いつつも、その俗世間にこそ常識があって、常識を知らない限りは、常識を乗り越えることはできないとずっと考えてきた。

放っておけば、俗世間から隠れて、ひっそりと暮らすのを好む、私のような人間にとっては会社のような空間はある種の荒行のような場であったが、まあ、もうそろそろ、その修行のような場所から離れてもよかろうと勝手に考えた。

世間との折り合いをつけることだけが、人生の究極の目的になってしまっては本末転倒である。社会不適応を自覚して、そこからの脱皮を図ることはロマンチックな企てであり、それはそれで大層な冒険なのだろうが、やはり、組織への適応にだけ終始する人生というのは、虚しくは無いだろうか。

私のフリーランスとしての営みも、少しばかり落ち着いてきたこともあり、こうして再びノートでの投稿を再開することにした。

それで、もうすぐタイを出発点として東南アジアで海外ノマド生活をしばらくするつもりである。不定期更新にはなるはずだが、ノマド生活での話をここに書いていく。

(現地採用をしていた時の話も、今までに別のブログやキンドル本にて書いてはいるのだが、あちらの方は少しばかり企業社会に批判的な事柄を書いているので、こちらのノートの方はどちらかと言えば、もっと純粋に、「旅」であるとか、「海外ノマド」といったテーマに沿った話を書いていくつもりである。)

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