中国国際航空10万円でミラノに行って地獄だった失敗談
はじめに
まずタイトルの10万円というのは概算で正確には100,742円です。
また航空券は日本からではなく、私の居住地であるバンコクから中国経由ミラノ行。
恐らく、タイ中国間の距離より日本中国間の距離のほうが近いため、日本からのほうが安いのでは?と思います。
よって、もしも同様のことを検討したりしている方がいたら、声を大にして、
やめておいた方がいいよ!
と言いたく、経験を記事に残すことにしました。
少しでも同様の経験をして嫌な気持ちになる人が減ることを、切に祈ります。
お時間がある人は、こんなめちゃくちゃな失敗することあるんだなワラくらいで読み進めてください。
前提 筆者スペック
40前の男、現住所はバンコク
国際便搭乗は一般比較をしても多い方
出入国スタンプは134、訪問国は東南アジアが専ら多い
10年もののパスポートが残り3年の期限を残して余白ページがほぼない状況なほどに過去飛行機に乗っている
英語はネイティブではないが、日常から業務でネイティブの人とも会議等は有るため英語での意思疎通に支障はなし、と自分では思ってるレベル
結論
2度目の事件から5日後 7月5日現在 一刻も早く帰りたい。
イタリアに行くというか、今回10万円に飛びついた6月7日の私は、明らかに失敗しました。
せっかくだからとフランスやアイルランドにも、足を伸ばせた。
それでも、それでも。
今は、一刻も早く帰りたい。
部屋でゆっくり寝たい。
ネットフリックス見てゴロゴロしている週末がどれほど愛おしいものであったか。
ミラノではサンシーロスタジアムツアーも行ったし、ドゥオモも見た。
ローカルの路面電車も地下鉄も乗った。
SIMカードを買うときにタトゥーだらけの強面のお兄さんとも、仲良くなった。
きれいな女性やそれこそモデルのような出で立ちのパリッとしたスーツの男性やら、日ごろ味わえないような数々の経験ができた。
しかし、それでも、”おぉ10万円で欧州いけるのかー”、と食いついた私は、失敗であったと断言できます。
もしもご自身が同様の状況であったら私よりもうまく立ち回れたかどうか、ぜひ考えてみてほしいです。
私も私なりに精一杯対応してみたつもりだが、色々と後悔しているし、もっとうまい方法があったに違いないと思うから。
時系列
事件22日前 6月7日 バンコク発ミラノ行確定
日頃のストレスから、有給を取ってやると決意しチケットを勢いで探し出す。
バンコクから上海経由のミラノ便が、合計で100,742円で販売されていた。
あまり多くを気にせず、とりあえず購入。
以降のスケジュールはその都度決めれば良いかぁくらいの軽い気持ちで以下を予約。
中国国際航空 Air China CA806便 バンコク - 上海 6月29日 03:15発 同日08:30着 4時間15分フライト
経由地上海にて17時間00分
中国国際航空 Air China CA967便 上海 - ミラノ 6月30日 01:30発 同日08:05着 12時間35分フライト
中国国際航空 Air China CA968便 ミラノ - 上海 7月4日 12:30発 翌日05:50着 11時間20分フライト
経由地上海にて17時間25分
中国国際航空 Air China CA805便 上海 - バンコク 7月5日 23:15発 翌日02:15着 4時間00分フライト
事件21日前 6月8日 ミラノ初フランス・ダブリン周遊確定
欧州の田舎風景や、のんびりしたところであまり有名でもない、かつ競馬もあるということでアイルランドはダブリン行を思いつく。
その上で、フライトを見ているとフランス経由がなかなか安かった。
あまり深く考えず、このフライトも確定させてしまう。
この時点で、ミラノからパリ、ダブリンと欧州を3カ国周遊し帰国するプランに脳内では確定。
エールフランス Air France AF1731便 ミラノ - パリ 6月30日 18:25発 同日19:55着
経由地パリにて2時間00分
エールフランス Air France AF1016便 パリ - ダブリン 6月30日 21:55発 同日22:40着
エールフランス Air France AF1017便 ダブリン - パリ 7月3日 06:00発 同日08:40着
経由地パリにて09時間15分
エールフランス Air France AF1130便 パリ - ミラノ 7月3日 17:55発 同日19:30着
旅程をまとめると、以下の感じで概ねの日程を決める。
赤が上海、オレンジがミラノ、緑がダブリン、青がパリ。
全工程で約1−2日づつ程度、経由地で観光をできるように組んでみた。
この予約を済ませ、概要を決めた時点ではかなり綿密に計画できているな!と自画自賛するほど馬鹿であった。
先に申し上げておく。
このような予定を組もうとしている方がいたらぜひ参考までに聞いてほしい。
絶対にこのような予定組はしてはいけない。
なぜなら、ほぼ満足に観光もできない。
ほとんど時計をチラチラ見て過ごすことになり非常に生きた心地がしない。
例えると、フランスでは行ったものの空港から出ていない。
ルーヴルに行こうか、ディズニーランドに行こうか、PSGのスタジアムツアーに行こうか、ロンシャン競馬場を見に行こうか、色々悩んだが、結局どれも時間的都合であまりにも不確定要素が多く大人しく空港で過ごした。
下調べと、現地での実際のスケジュール感は、天と地ほど違うことを、まずは理解しておくべきだった。
事件20日前 6月9日−6月10日 ホテル予約
機内宿泊の日程を除き、全工程でホテルを予約していく。
ダブリン、ミラノと安く抑えるためキャンセル返金不可の予約ですべてを埋めた。
ここまで、見た目上はもう万全。
じぶん完璧だな。と思うほどだった。
事件18日前 6月11日以降 旅程作り
ダブリンやミラノでのやること、移動方法などを詰めていく。
特にダブリンはネットの記事も少なかったが、”まぁ大丈夫だろう”という程度で特に深く考えずに日程を埋めていく。
趣味であるサッカー、競馬を主として、スタジアムツアーや競馬場観戦などを主の目的として決定。
この予定を組んだり予約を実施している最中は机上の空論での観光であったし非常に楽しかった記憶がある。
ここが、おそらく楽しかった最高潮である。
旅が始まる前が、一番楽しかったという悲しいお話。
事件発生
事件8日前 6月21日 バンコク発上海行 フライトキャンセル
航空券予約実施した6月7日から2週間後、フライト当日よりちょうど1週間前、バンコク発上海行きのフライトがキャンセルとなったとメールで連絡が入る。
そして自動的にキャンセルされた翌日の日付同刻のフライトへ新しいフライトが割り当てられた連絡が入る。
おわかりだろうか。
中国国際航空を利用して全工程を予約したにも関わらず、だ。
出発地バンコクから経由地上海まで行くフライトがキャンセル
になったものの、
経由地上海から目的地ミラノまでのフライトに変更はない。
ということは、だ。
経由地上海から目的地ミラノまでのフライトに、そもそもスケジュール的に乗れない。
だって、搭乗時刻に経由地にまだ上海に到着できていないのだから。
ここで取るべき選択肢は、2つに1つしかない。
中国国際航空を全工程キャンセル、返金してもらう
中国国際航空のキャンセル便を再度日程調整
そう、この時点で、いずれの方法を選ぼうが、中国国際航空のコールセンターへの連絡が 必須 になっている。
Webから中国国際航空のアカウントへログインしようとしても、スマホのアプリを開いても、
”予約番号はキャンセルされており見つからない”
”コールセンターへ連絡ください”
のメッセージで自力でなんとかできない。
そして、残念なことに、私は中国国際航空でミラノに着くことを 前 提 に 旅程を作ってしまっているため、全工程をキャンセルし返金してもらっても別の航空会社でミラノに行くしかない。
または、ミラノ以降のフライトをドブに捨てたと思って諦めて旅行自体をキャンセルする。
この時点で、そこまでの決断はできず、嫌々ながらコールセンターに連絡を取ることを決意。
なお、間違っても、旅程のどれか1つでも無視してはいけない。
例えば、今回のように、
1,バンコク 上海
2,上海 ミラノ
3,ミラノ 上海
4,上海 バンコク
の順にフライトがあったとして、
1,のバンコクー上海がキャンセルになったし変更連絡が面倒だから自分でLCCとかお金もったいないけど再度取って自分で上海に入ろう、その後上海からミラノ行きだけ乗ろう。
という考えは、絶対にしてはだめ。
ここで言う、1,のフライトを無視した瞬間に、1,2,3,4の全工程の旅券が ”No Show (*搭乗に現れなかった)” として基本的に全工程がキャンセルされ返金対象でもなくなる。
これはほとんどのキャリアに言えることであり、経験したことある人もいるかも知れない。
上記のように1,2,3,4の予約をして、1,2,3を乗り、4だけ乗らない。
これの決断は、次回の予約時に小言を言われたりキャンセルされたりがあるかは航空会社次第だが、基本可能。
でも、1,2,3,4の予約をして、1,と4,だけ乗る、とかは基本できない。
2,を無視した段階で3以降も自動的にキャンセルされると思った方がいい。
なので、
”必ず”
予約便が事前キャンセルになってしまったら航空会社が全責任を負うので、必ず連絡して、返金か、変更を申し出ないとならない。
これは間違えてはダメなので、要注意。
事件7日前 6月22日朝 コールセンター電話開始 繋がらない
私は居住がタイであり、上記の案内に東南アジアからの番号が無かった。
欧州窓口、韓国日本窓口、ロシア以外の欧州窓口、北アメリカ窓口と全てダイヤルするが、ことごとく呼び出しも鳴らず不通。
たまらずキャンセルメールの送信元へメールで返信、このメールで予約変更を対応するように、と指示。
返事は同日なかった。
事件7日前 同6月22日夜
中国国際航空のタイチームより、メールが入る。
タイ国内の連絡先と、キャンセルの内容が記載されていたのでこちらの電話に即電話。
メールでは個人情報やセキュリティの問題から変更処理はできません、のような定型文。
指示された番号へ、嫌々電話を改めて掛ける。
しかし営業時間外か、結果は同様にコールもならずに切れてしまうため翌日仕切り直し。
事件6日前 6月23日朝
再度電話。
9時に電話するも昨夜同様駄目。
10時に電話するも同様駄目。
定期的に電話して昼過ぎ12時頃に繋がる。
自動ガイダンス。
カスタマサービスは1を、グループ予約は2を、のような感じ。
1を押して待つ。
タイ語と中国語で挨拶を捲し立てられ、会話が開始。
英語で話しかけると、何も言わず保留音がなり英語話者へ切り替わる。
英語のレベルは、会話は可能も流暢ではない。
日本人の平均以上、ビジネス会話とは言えないレベル、のような感じ。
言っていることを理解するのに2−3回確認しないと危ないものの、意図は理解できているし最低限のレベルは対応してくれていた。
こちらから伝えたこととして、
キャンセルの振替便では経由地発目的地行の便に乗れないので認めない。
経由地発の便よりも必ず前に到着できる出発便を手配し確定してほしい。
ということだけ。
これにより、経由地上海行の便が変更となった。
ただし、このオペレータとのやり取りと確認、キャンセルポリシーの読み上げのためのポリシー確認などなど、保留待ち時間を含めて通話時間合計はなんと、90分を超えた。
これが国際電話になると、と思うとゾッとするが、諦めるしか仕方ない。
確認メールの通り、費用は発生せず一部が変更されている。
変更実施日付は6月23日。
ステータスは、”Confirmed”ということで、確定、確認済み。
バンコク発上海経由、ミラノ行 だったものが、
バンコク発北京経由、ミラノ行 となり、予約クラスもぐちゃぐちゃになり運行会社もTG614便からわかるように、タイ国際航空で北京に入ることに。
まぁ、細かいことを除けば交渉は完了し一旦ミラノまで入れることに変わりないため、以降のダブリン行きに支障はなく一安心。
事件当日 6月29日朝7時 バンコク 空港にて
チェックインカウンターにフライト3時間前の7時に到着。
恐れていた事件が発生する。
チェックインカウンターで冷たく言われた言葉は、
”あなたの名前もID番号も登場者リストにない”
だった。
中国国際航空のタイカスタマーセンターからタイ国際航空へのキャンセル便再割当て処理が完了していないのか何なのか不明だが、間違いなくこのままだと自分はこの便に乗れない。
中国国際航空の確定のメールと旅程表があるのにも関わらず。
たまらず即座中国国際のカスタマーセンターへ早朝だがその場で電話。
出るはずがない。
そりゃ朝だから。
でも鳴らし続け。
しかし出ない。
やはり、なにかの間違いでは?とよぎり、もう一度チェックインカウンターへ言って再度探してもらう。
やはり自分の名前はない。
そしてフライト予約のシステム上で自分の名前はあるが、中国国際側の”確定”ボタンのような処理がされていないため、未確定、であるということを教えてもらえる。
画面を見せれるが写真は撮るな、と言われたのでこのエビデンスだけが私は持ってない。
まぁ、エビデンスがあってもなくても、料金に影響するだけで事態は何も好転しない。
タイ国際航空は、正直何も悪くない。
改めて電話をかけ続ける。
それでもやっぱり出ない。
預け入れ荷物はないため、チェックインカウンターもギリギリまで待てると言ってくれた。
が、電話に相手が出ない。
カウンタークローズは、フライト時刻の40分前、9:20。
9時過ぎ、ようやく電話がつながる。
クレームもそこそこに状況を確認させるが中国国際側は処理完了している、の1点張り。
タイ国際もシステム画面を見せてくれているし、譲らない。
電話を渡し、直接会話をしてもらう。
そして無情に9:20が過ぎる。
タイ国際航空側では何もできない自体に。
電話が戻ってくる。
”予約のステータスの問題よりもまず、チェックインに行った時刻が9時では遅すぎです。お客様の問題です。”
と言われる。
この時点で、もう既に怒る気力もなくなっている。
クレームや責任所在は一旦飲み込み、最短で改めて再度振り替えるよう再度指示。
目的遂行だけに注力して怒鳴りたい気持ちを押し留める。
到着が6月30日の6:30予定であったものが08:05ということでまぁそこまで大差ないかな、と思えるものが出てきた。
ただ北京での時間が大幅にバンコクでの空港待機に変わってしまったのでもうこの時点で旅行計画を後悔しているところ。
そして結局上海経由に舞い戻る始末。
中国国際航空で取った予約はタイ国際航空に振替予定も失敗し、結局中国東方航空。
スターアライアンスでもなければ予約クラスも予約したものより下、となった。
どう保証をするつもりか。
と聞いても、振替便に納得しているしこちらも精一杯やったので。
というような”いまさ何?”みたいな言い方。
まぁ英語の解釈の問題はあると思うが、言ってもどうしようもない問題だったためもはやこの時点で諦め。
もうこの時点で、中国国際航空を一切信じてないため万が一の準備を始める。
電話番号のメモ、各国の支店場所、営業時間、営業時刻のタイムゾーン、などなど。
悪い予感が当たらなければ、という思い。
後述するが、帰りの便でも予感は的中しキャンセルが発生する。
タイ国内通話ができた往路より更に状況が難しく、国際電話を要求されるしかもチケットがなんともできなければ不法滞在になりかねない復路で。
事件から1日後 6月30日朝 ミラノ着SIMを調達して観光開始
EU圏全国でアクティベートから30日間利用可能なSIMを購入。
50GBのデータ通信、200分の通話可能。
イタリア観光を一旦切り上げ、空港へ向かいパリを経由してダブリンに入るための持ち物検査を完了させる。
18:25パリ発。
乗り継ぎ時間も約2時間、買い物をすることはもちろん観光する時間もないため即座ゲート前に行きそこで待つ。
もうあとちょっとでフライトに乗ります、というタイミングで、メールを見つけてしまった。
新たなフライトキャンセル遭遇。
ガックリしてこのときばかりは力が抜けた。
2度めの事件発生
事件から1日後 6月30日夕方
まさかと思って二度見した。
帰りの便、上海からバンコク便がキャンセルになった。
つまるところ、予約した当初から比較すると、
上海 ー バンコク
という航路の便がすべてキャンセルに遭っている。
そもそもこの航路の運行がないのではないか?とすら勘ぐりたくなる。
ただし今回は帰りのため、予定への影響は戻ってからの仕事のスケジュールだけであり、自腹を切った予定やホテルの影響はないためそこまでバタバタすることもなかった。
ただし、必ず7月6日日中には帰国していないとならない事情があったためそこだけ守るよう伝える必要があった。
もう乗り継ぎのためのセキュリティチェックも終わり、ゲート前でくつろいでいるところでこのメールを発見する。
しかしあまりに酷い。
呆れてボーっとしていたところで、ボーディングが始まる。
即時電話すべきであったが、このとき電話することを怠った。
一般的なビジネスの鉄則同様、Bad News Fastじゃないけど直ぐ様電話すべきであった。
2度目の事件から1日後 7月1日朝 コールセンターへ電話
アイルランドに到着後、ダブリン市内へ移動。
EU圏内から利用可能なカスタマーセンターの番号に電話を試みるも、呼び鈴も鳴らず。
結論から言うと、私が買ったSIMが、”EU圏内で使える”
と聞いていたが、
”データ通信はEU圏の全世界で利用可能”
”通話は購入国であるイタリア国内での国内からの通話200分相当”
”国際電話の利用は不可”
であった。
完全に私の失態、詳細の確認を怠った。
ということで、EU圏内の中国国際カスタマーセンターへ電話するには、
イタリアに戻ってから電話
所在地であるアイルランドで電話できるSIMを再度買う
の選択が必要だった。
過去の実績から、中国国際のカスタマーセンターは掛けても出ないことが多く、また営業時間をほぼ守っていないのでSIMを購入しても繋がらない、という自体は避けたかったために、もう戻ってからやろう。。。。というような気持ちだった。
2度目の事件から2日後 7月2日昼 コールセンター宛にメール
しかしながら、あらためてメールでキャンセル便の振替を実施するよう依頼してみようと思いたち、理由を添えて連絡してみた。
が、当然定型文の返答が返ってくる。
このメールも、同様。内容はほぼ一緒。
何を連絡しても、
”メールでは変更実施できません”
”Webから変更していただいてもOKです”
”それ以外はお電話にて”
のようになっている。
Webで変更を許可されておらず、電話しても繋がらず。
あら手の詐欺だ、とさえ勘ぐりたくなる。
ということで、イタリアに戻る最終旅程まではもう一旦無視することにした。
2度目の事件から4日後 7月4日23時頃 コールセンターへ電話
イタリアミラノへ戻り次第、コールセンターに電話。
しかし予想外の自体発生。
EUからつながる、というだけで、イタリアからは国際電話扱いで課金される電話番号。
200分の通話可能のサービス内容も、あっという間に使用期限を超過して通話できなくなる。
保留中に切れるため、SIMをもう一枚買うか国際電話可能な場所を探すか考えるしかない。
ということで、私は空港の入国管理の人たちへ話をしに行き、このままだと帰りのフライトがなく空港で立ち往生になる、と説明。
ようは、自腹をこれ以上使うのをケチって国際電話を探し、事情を説明、長時間使わせてもらうことにした。
中国国際のEUチームからは、
”このフライトチケットはそもそも公式サイトから予約されていないからEUチームからは変更できない”
”予約を依頼発注した旅行代理店に連絡してくれ”
”1回目の変更内容によっては今回の変更は有償になる”
のような説明を受けた。
ただ、英語対応がだいぶマシであるためやり取りが思ったよりし易い。
ただしタイチームが変更をかけたこの旅程がEUチームからは修正できないため社内的に複雑だー、のような説明を何度もされる。
中国国際のカスタマーセンターのシステムですら、タイチームが使っているものやタイチームの履歴が見れていないのか、状況が分かってない。
事情をイチからまた説明し、どういう状況で、どう対応してほしいかを伝え。
何時までにどこにいないとならない、という情報だけ最低限伝え、チケットを変更したら確認の証拠としてメールで旅程表を最後送って欲しい、と伝える。
これが大体現地時間の23時頃、GMTの19時頃。
約1時間電話で会話、1時間待機、更に1時間後の0時頃に翌日の旅程表変更の知らせが到着。
最終的には、EUチームからは旅程変更ができないのでタイチームへ連絡し操作してもらい、中国のマネージャーが承認する、というような面倒な手続きへ。
キャンセルポリシーを再度更新したので読み上げるためこのまま待機しててほしい、とも言われたが、
そもそもキャンセルこちらはしてないしする気もないから不要、これ以上は電話代が無駄なので切って欲しいと伝え電話終了。
そして現在、上海便から変更された北京経由の帰りの便を降りて、バンコク行の便を待っている、という状況。
総評
今回の一連の騒動で学んだことは、
旅行代理店に依頼して全工程を手配してもらっていたら、メールで指示が完了していたはず
日系以外の企業に、時間通り、想定通り、の業務遂行能力を求めてはだめ
そもそも、安くチケットを売って勝手に変更を掛け、泣き寝入りを狙っているのでは?と思うほどにずさんな工程管理
多くを望まない。基本的に日本人が世界で一番優秀、というくらい熱心に働く。この労働レベルを”普通”として見てはいけない
という感じでしょうか。
中国国際航空がどうとか抜きにして、海外のサービスってこういうずさんなことが往々にしてあります。
やっぱり、安かれ悪かれ、っていう言葉はよくできた言葉だよな、と思い返しました。
最後に
そもそも、中国国際航空を利用された経験の方はわかると思うんですけど、機内も凄まじい物がありますよね。
歩き回るわ、ゴミは散らかすわ。
そこで今回も気づいたのですが、私はですが、そもそも、長距離フライトで中国人と一緒のフライトになるときついものがある。と気づきました。
ストレス発散に海外旅行にいったつもりが、結局大金使ってストレス抱えて返ってくることになってしまった。
加えて、安かれ悪かれのオペレーション会社にあたり、もう散々。
でも、中国国際航空だってきっと、中国人のニーズはこれで満たしているんだろうなと思います。
安く、サービスなんぞ不要やで。
という。
でも、私は正直、年間そうそう多くない海外旅行のチャンスに結局ストレスを貯めることになるよりも、お金が少し高くついてもストレスを軽減できるような旅路を用意されたほうがいいな、と思いなおしました。
長距離になればなるほど、コストは高くなりますけど、人生に何度もない経験としても、ぜひ高いお金で良いサービスを受ける、ということも経験されていいと思います。
中国国際航空にもう疲れ果て、実はミラノからパリ経由ダブリン行は全工程ビジネスにアップグレードしました。
それはもうストレスは軽減できました、やっぱりこうあるべきだよなぁと思いましたし。
なので、安いレガシーキャリアはせいぜいLCCと同等かそれ以下!という理解が必要ですよね。
そう思って、万が一の自体でもご自身でなんとかできるほどのサバイバル能力がある方のみ、ぜひ怖いもの見たさでチャレンジするようにしてほしい。
同じような経験をされる方が、少しでも減ることを祈っています。
なにか海外旅行で困ったりわからないことがある方がいたら、お気軽にご相談くださいませ。
分かる範囲で回答させていただきます。
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