見出し画像

2024年12月 いまどきタイでコロナを発症したらどうなる

 11月25日からの約2週間の滞在日数も残り少なくなた12月8日、昨晩からおかしかった体調が一層悪くなったので夕方になってから海外旅行保険を使ってスクムビットのサミティヴェート病院の内科を受診した。
 問診前に体温を測ると38度。発熱の自覚がなかったのでちょと驚いた。その後の医師による問診と検査の結果Covid陽性が判明した。 インフルエンザやらなんやら同時にいくつも検査したのにCovidだけ陽性。くっそ、なんでやねん。

Covid以下検査した項目はインフルエンザA型及びB型、RSウィルス、聴き慣れないhMPVとはヒトメタニューモウィルスというもので咳、鼻水の症状が出る風邪ウィルスの一種。アデノウィルスも一般的な風邪のウィルス。パラインフルエンザウィルスもまた一般的な風邪症状を起こすウィルス。

 帰国便は2日後の10日。まいった。まず、明日9日に予定していた友人との食事を中止にしなければならない。で、それから俺はどうなる? 隔離されるのか? 医師にそのあたりを尋ねると現在タイではCovid陽性でも特に行動規制はない、という答えが帰ってきてひと安心。また10日に帰国する旨を伝えると、飛行機の中ではマスクを外さないようにと言われただけだった。しかし、薬を処方する段になるとまた面倒が現れた。医師は症状を抑える薬とCovid治療薬を処方すると言う。Covid治療薬、嫌な予感しかしない。ワクチンや治療薬で何人死んどるねん。俺がCovid治療薬に難色を示すと、医師はCovid治療薬は処方するが、服用するかしないかはあなた次第と言った。それなら、と処方だけしてもらうことにした。

 以下処方された薬の数々。

 パラセタモール(アセトアミノフェン)。解熱鎮痛剤。
セレブレックスカプセル。抗炎症及び鎮痛剤。
レフトーゼ。痰の切れを良くする薬。
ジルテック。アレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン剤。
ロペクトカプセル。咳止め。
イリアディン鼻スプレー。鼻水鼻詰まり用。
カミロサンM。喉の炎症と痛みを抑えるスプレー。
ナクロン。去痰薬。

 
で、これがCovid治療薬。"Molnupiravir" モルヌピラビル。またの名をラゲブリオ。

 最新の治療薬だから安心してください。と言われて出てきたのがコレ。飲むわけないっつーの。短期旅行だからとイベルメクチンを持って来なかったのが悔やまれる(この時は頭が回らず、また体がしんどくて売っている薬局を知っているんだから買いに行けばいいじゃんとはならなかった)。

これはCovidを発症したので仕事(学校)休みます。という内容の健康診断書。

 8日夜から9日中は発熱、頭痛、喉の痛みで体がしんどい状態が続いた。食事はタイ人の友人が買ってホステルまで届けてくれた。処方された薬の解熱剤、抗炎症剤、抗ヒスタミン剤、咳止め、喉スプレーだけを服用した。そうしたところ10日朝にはほぼ回復。夜ホステルをチェックアウトし、深夜便でドンムアンから帰国の途についた。
 11日朝に中部国際に到着し、正午前に帰宅した。ほぼ回復したと思っていたが、ずっとマスクをしていた為か何なのか、鼻腔にあおっぱなが大量に溜まっていた。あおと言っても実際は緑色で粘着剤みたいに粘っこいやつ。それに大量の痰も出るようになっていた。12日になりやっとイベルメクチンを1錠服用した。その効果か晩に溜まっていたうんこがずどどどどと全部出て多少体が楽になった。今は13日の夜。咳とあおっぱながやや残っている。体も動きまわると若干ふらつく。

 まとめると現在タイでCovid陽性となっても隔離も行動規制もない。薬は保険があれば処方してもらえる。なければ解熱剤や咳止めなどはコンビニや薬局で買うこともできる。Covid治療薬を服用するか否かは自分次第。航空機の搭乗も可。搭乗の際あんまりゼーゼーふらふらしていたら搭乗拒否されるかもしれないが。ついでにタイでは処方箋などなくともイベルメクチンが薬局で買える。

 Covid陽性の検査結果が出たのは今回が人生で2回目。一度目は2年前に日本で。この時は症状が激しく、高熱、嘔吐、頭痛で何日も寝込んで苦しんだ。さらに症状が治った後は嗅覚に異常が出た。存在しない臭気がした。治るまで半年くらいかかった。それに比べたら今回の症状は軽い。この症状の程度に関係があるかないか不明だが、渡航2週間ほど前にイベルメクチンを1錠服用していたのを思い出した。

 はーあ、来週からまた仕事だ。

いいなと思ったら応援しよう!