環境が育てる子どもたち
教育環境の重要性とは?
タイのインター校環境についてお話しする前に、少し考えていただきたい問題がある。
誰よりも我が子を見ている我々親だからこそ
させたい事・身につけて欲しい力の為【何をさせるか】に注目してしまい
させる内容に重きをおいて、学びの環境にまで中々目を向けられていないのではないだろうかと感じる。
学びの環境とは
少人数制・優秀な教師・整った施設などのコンテンツのみを指すのではなく、子どもが自ら学びとる余白も含めたものだと筆者は考えている。
それをふまえた上で
最近よく聞こえてくるアクティブラーニングの概要をご存知だろうか?
「主体的・対話的な深い学び」という文言でアクティブラーニングは
日本の幼稚園教育要領や学習指導要領にも重要事項として明記されている。
では何故、アクティブラーニングが推奨されているのか?
主体的・対話的な深い学び=自分事として人の意見や知識と向き合いより学びを追求出来ると、置き換えられるのではないだろうか?
詳細はまたいつか書かせて頂くこととして
どんな世の中になっても生き抜く力のある子どもを育てるべく、アクティブラーニングは世界の教育現場で積極的に取り入れられている。
生き抜く力を育てることをイメージしていただければ、環境は与えるばかりの足し算ではないことも想像してもらえるのではないだろうか。
子どもの自発性や探究心を引き出し、アクティブラーニングを成功させる為には
いかに環境を整えるかにかかっていると言っても過言ではない。
つまり
赤ちゃんが周りからの働きかけだけでなく、見えたもの触れたものからも
色んな能力や感性を育むように
いかに子どもたちが環境から学んでいるかに注目し
教育移住の候補地選びに活かして貰いたい。
多文化・多様性という環境
我々大人も、自らの経験を通して興味を持ったことは楽しめるし、知識の定着も良いのではないだろうか?ダイバーシティを学ぶにしても、経験や興味を伴うことは重要だと考える。
欧米や日本は基本的には、モノカルチャーの国だといえよう。
だからこそSGDsなども含めてダイバーシティの大切さを学校で学ぶのだが
バンコクの都市部にいると欧米・中華系を含むアジア・アフリカ・中東勿論タイと、肌や目の色・言語・文化・宗教などの多様性を感じない日はない。
またタイはニューハーフの世界大会があったりと
性的マイノリティが生きやすい国なのはご存知のこととおもわれる。
これはタイが同性愛を禁忌としない仏教国であることや
【サバイ=自分の快適】をよしとするが故の相互受容の精神
そのままのその人らしさに対して寛容さ
これらの国民性は
性的マイノリティに限らず、外国人やまだ社会性の未熟な子どもたちにも向けられるのである。
ありのまま…を受け入れられる経験
子ども時代に得たかった
我が子に与えたいと考える考える人は少なくないのではないだろうか?
そんな経験が日常にあるのもタイ教育移住の魅力と言える。
タイのインター校という環境
筆者の息子が通うインター校を例にあげると
約60カ国から生徒が集まっており、それぞれの国を代表して文化や食に触れられるインターナショナルデーなどのイベントも毎年行われている。
色んな人がいると知る。
みんなどこか違うのが当たり前と感じる。
違うからこそコミュニケーションが生まれる。
コミュニケーションを通して違いを楽しみ認められる。
人を受け入れることが自分の居場所へと繋がる。
というのがダイバーシティへの階段だと仮定して
子どもたちが違いを感じやすいのは、まずは見た目であろう。
そう考えれば、学校で学ぶまえの幼少期から多文化多様性を肌で感じられる環境から
子どもたちが得るものは大きい。
そのうえで
英語という共通言語を通して、考えや個性の違いを認識し易いのも
インター育ちのメリットと言える。
また
タイのインター校のいくつかでは、発達障害や学習障害のある子どもへの手厚いサポートが受けられる。
環境が育てる子ども
という観点からも、教育移住の場としてのタイの優位性は高いのである。
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