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タイ配車アプリ7選徹底比較

このnoteではタイでよく使われるタクシー配車アプリの説明とそれぞれのサービスの比較をしていこうと思います。今回は有名どころのタクシー配車アプリ6つとGrab, Bolt, LINE MAN, inDrive, maxim, TADAとバンコク中心部で使えるトゥクトゥク配車アプリであるMuvMiの合計7つのアプリについて説明していきます。

タクシー配車アプリとは?

普通のタクシーやバイクタクシーなどをアプリから、指定した場所に呼ぶことができます。日本ではGOのようなアプリが有名です。タクシーは日本とは異なりタクシーがとても安く、地域によっては公共交通機関が発達していないのでタイ生活を送る上では必須アプリかなと思います。また街中で客待ちしているタクシーはぼったくられることが多いのでアプリで配車した方が安全です。

基本的な使い方

ここではGrabを例にとって説明します。どのアプリも基本的には同じです。アプリの言語設定は英語になっていますが、日本語に変更可能です。

1. 乗降場所を選びます。地名や住所を入力する他に地図から場所を選ぶことができます。

行き先を選ぶ

2. 乗車地点を確定させます。

逆車線を選ばないように

3. 配車するタクシーのタイプを選びます。割引クーポンがある場合はOffersから選択できます。また支払い方法を現金やTrue Money、 クレカなどから選択できます。個人的には現金(Thai Prompt Pay)をおすすめします。Boltでクレカを登録していたら表示されていた額とは異なる額を引き落とされたので、そのようなトラブルを防ぐためにもタクシー降車時に払える現金かPrompt Payがおすすめです。またカレンダーからは配車予約をすることができます。

各サービスについて

1. Grab

シンガポール発の配車アプリ。タイの大部分をカバーしています。配車の他に荷物の宅配や各種デリバリーサービス、レストランの予約サービスも行っています。配車では普通のタクシーやバイクの他にバンなども配車できます。運賃は高めですが、登録している運転手の質が高く、安全な印象があります。Grab Bikeはちゃんとヘルメットを貸してくれます。またGrab Unlimitedというサブスクがあるのですが、1年間99バーツと安い上、毎月割引クーポンが手に入るので絶対入るべきです。それと配車予約できるので、旅行時に帰りのタクシーなどを予約しておくと便利です。

2. Bolt

エストニア発の配車アプリです。バンコク、チェンマイ、チェンライ、プーケットで利用できます。他の配車アプリと比べて安いイメージがあり、6人乗りのタクシーや女性ドライバーなどを選べるのも良いポイントです。同じく配車予約できます。ただ運転手の登録システムが杜撰らしく、犯罪者も多く登録しているらしいので使用するのを控えているタイ人の友達も多いです。また最近はあまり安くなくなってきたので他のアプリを使った方がいいと思います。

3. LINE MAN

LINEが運営している配車アプリです。バンコクとその近郊で利用できます。Grabと同じようにフードデリバリーや配送も行っています。Grabなどのサービスと比べると安いです。LINEと連携でき、通知や領収書などをLINEに転送できます。

4. inDrive

アメリカ発の配車アプリです。タイの主要地域で利用できます。値段帯はLINE MANと同じイメージ

5. maxim

ペルー発の配車アプリで、タイの主要地域で利用できます。他の配車アプリと比べても明らかに安いです。とりあえずこれを使って配車することをお勧めします。ただ他のアプリに比べると若干運転手が捕まりにくいかなと思います。地域によってはmaximが覇権を握っているそうです。

6. TADA

シンガポール発の配車アプリで、バンコクとその周辺地域で利用できます。ドライバーから手数料を徴収しないことをうりにしている。値段はGrabと同じくらい高いイメージ。ただバイクは結構安めです。

7. MuvMi

Chula Smart Cityプロジェクトの一環で開発されたEVトゥクトゥク配車アプリです。チュラロンコン大学周辺を含むバンコクの主要地域でしか使えませんが、とても安いです。利用可能なエリアが設定されていて、現時点では12個のエリアに分かれています。エリアごとに乗降場所が設定されていて、そこから選ぶ形式になります。ただし異なるエリアに行く場合は乗り継ぐ必要があります。バイタクと同じくらいの値段で、バイクよりも安全なのでエリア内なら便利です。人数によって価格が変動し、相乗りになる場合もあります。

比較

基本的にタクシーの価格は
(MuvMi) << maxim < Bolt < LINE MAN ≦ inDrive < Grab ≦TADAというイメージです。ただしこの順番は時間帯や距離、割引クーポンの有無によって大きく変動する可能性があります。どの場合もMuvMiのエリア内ならMuvMi、エリア外ならmaximが一番安いので、まずはそれらのアプリを使って配車することをおすすめします。クーポンなしでのEconomyタクシー(かそれに準ずるもの)の価格例を二つの時間帯でまとめた表を以下に掲示するので参考にしてください。GrabやBoltなどは登録している運転手が多いためすぐタクシーが捕まるイメージですが、その他のアプリはすぐにタクシーが捕まらない可能性があります。

需要の多い午後4時の価格
比較的需要の少ない午後10時の価格

バイクに関しては
maxim < TADA < LINE MAN < inDrive < Bolt < Grabの順に安いのかなと思います。同じく下に表形式で各値段をまとめました。Grabのバイクタクシーはヘルメットを貸してくれますが、Boltのバイタクは基本的に貸してくれない(本当は違法)のでBoltは使わない方がいいと思います。ただ全般的にバイクタクシーは危ないので利用するのは最小限にとどめたほうがよいと思います。

まとめ

基本的にはMuvMiかmaxim、安全面が不安なら少し高くてもGrabをおすすめします。タクシーがなかなか捕まらない場合は別のアプリに切り替えて呼ぶのもありです。Boltに関してはタイ人の友達から良い話を聞かないですし、私自身も一回ぼったくられたのであまりおすすめできません。


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