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T1第1節 ラヨーンFC対ポートFC観戦記【タイリーグ2024-2025】


まえがき


どうも、きーきあっです。

ついにタイリーグの2024-2025シーズンが開幕しました!
皆さん準備はできていますか?
まだの方は「タイリーグガイド」という、すごく詳しいガイドがあるみたいなので、そちらを読んでおきましょう。←白々しい紹介

さて、我らがタールアことポートFCの開幕戦の相手はラヨーンFC。
昨シーズンにT1昇格プレーオフを勝ち上がり、今シーズンからT1で戦うことになったクラブです。
ちなみにその昇格プレーオフを観戦しておりましたので、詳しくはこちらをご覧ください。

タールアはそんなラヨーンと戦うのですが、実は2022シーズンから3年続けて開幕戦の相手が昇格組なんです。

と書くと毎シーズン開幕戦の相手に恵まれているなって思うかもしれませんが、これが2シーズン続けて引き分け。しかもその前のシーズンも引き分けで、何と3シーズン連続で開幕戦が引き分けという成績なんです。

なんか開幕戦っていいイメージがないなって思っていたら、それもそのはず。
ずっと勝てない状態が続いていたんですね。ちなみに過去のスコアはこんな感じです。

2020シーズン タールア4-1コラート(H)
2021シーズン タールア3-3ポリス・テロ(H)
2022シーズン タールア0-0ランプーン(H)
2023シーズン タールア2-2(A)

昨シーズン以外は全部ホームにもかかわらず勝てないし、こうやって見ると本当開幕戦に弱いんだなと。

そんなタールアですが、果たして4シーズンぶりの開幕戦勝利となるのか。
というわけで今回は、

T1第1節 ラヨーンFC対ポートFC

の観戦記をお届けします!

スタジアムへGO!

バンコクからラヨーンまでは車で3時間弱。前回ラヨーンFCのT1昇格プレーオフを観に行った時は、エカマイからバスに乗って行ったのですが今回は同じタールアサポの観戦仲間の車でラヨーンへと向かいました。

この日からタイは3連休だったため、道路が混んでいるのではないかって思ったのですが、それほどでもなく。

途中チョンブリーのシーフードレストランでお昼ご飯を食べたりしつつ、ラヨーンへと向かいました。
こちらがチョンブリーで食べたご飯。

オースワン、シーフードチャーハンなど、どれも美味しかったです。

また、この日はいい天気というよりも暑いなってくらいだったので、エアコンの効いた部屋で食べられるのも嬉しかったです。


お店の名前は
【Khun Mam's house】
です。

観戦仲間が事前に調べてくれたお店でしたが、人気店らしくタイ人のお客さんがたくさん訪れてました。

ランチの後は和風のスイーツカフェで別腹タイムを過ごした後に、ホテルに到着。

今回僕達が泊まったのは、【イーストン 15 ホテル】。
ラヨーンスタジアムから歩いて18分くらいのところにあるホテルでした。

ホテルの周りには遅くまでやっているレストランやパブがたくさんあり、また部屋もきれいでした。

ちなみに1泊800バーツほど。

チェックインを済ませ1時間ほど休憩したところで、いよいよスタジアムへと向かいます。

もちろんタールアのユニフォームに着替えて出発です。
こちらが今シーズンのタールアのユニ。

最初に見た時はデザインが昔っぽくなったなあって思ったのですが、いざ手にするとやっぱり愛着が沸きますし、かっこいいなって思います。

これで今シーズン強かったら余計にそう思うことでしょう。

ラヨーン・スタジアムまで車で行くか悩んだのですが、やっぱりスタジアムでビールも飲みたいですし、歩いて行けない距離ではないということで、徒歩で向かいました。

歩きながら、やっぱり暑いねなんて話していたところに1台の車が僕達の前に停まりました。

ラヨーンサポーターのタイ人夫婦だったのですが、最初は何で声をかけてきたのか疑問に思っていました。
でもよく聞いてみると、どうやらスタジアムまで行くから乗せてあげるということでした。

なんと!同じタールアサポならまだしも、敵サポをスタジアムまで乗せてくれるなんて!

まだスタジアムまで半分くらいの距離でしたし、ありがたくお言葉に甘えることにしました。

エアコンの効いた車に乗り込み、あっという間にスタジアムに到着。
降り際に一緒に写真を撮ろうとの申し出があり、もちろんOKし写真を撮りました。
ラヨーンサポ夫婦にお礼を告げ、車を降りました。
今シーズン、タールアとの試合以外はラヨーンも応援しよう、そう思ってしまうくらいありがたかったです。

本当に親切なラヨーンサポ。というか、タイ人はこんな感じで親切な人が多いんですよね。特に地方に行くと尚更に。
ますますタイのこと、タイ人のことが好きになります。

そうそう、ラヨーン・スタジアムの地図も載せておきますね。
スタジアムは大通りに面しており、駐車場も完備です。
ラヨーンバスターミナルからタクシーやバイタクでだいたい10分ちょっとの距離のところにあります。

また、スタジアムの周りにホテルもたくさんありますよ。

スタジアムに着いてまずやることと言えば、もちろんチケット購入です。
アウェイ側のチケットはゴール裏の入口で売ってました。

こちらがチケットです。値段は200バーツでした。
タイではどこのスタジアムもアウェイ席が一番高いのはもう常識です。
そうです。アウェイの洗礼はここから始まっているのです。

無事チケットを手に入れたところで、次はビールを買わないと。
バックスタンド側には屋台がたくさん並んでいました。

前回訪れた時にも思いましたが、ラヨーン・スタジアムはスタグルが結構充実しています。

そしてビールを購入。値段は80バーツでした。
いい天気でしたし、昼はビールを控えここまできたので、ビールの美味しかったこと。

タールアサポといえば、どのスタジアムにも大勢駆けつけることで有名ですが、この日も例外ではなく。

僕達のように個人でやってくるサポもいれば、バスツアーでやってくるサポもいます。

こちらがバスツアーのバスです。消防車のようなサイレンを鳴らしてスタジアムの敷地内に入ってくることでもお馴染み。

知らない敵サポはだいたいビックリするかドン引きします。
味方の僕でも若干引きます。

でもいいんです。タールアサポってそういうもんです。
タイリーグでトップクラスに品がないですから。

いざ、観戦!

ビールを飲み終え、開門時間もきたところでスタジアムの中に入ります。

今回はもちろんアウェイ側のスタンドに陣取りますので、ゴール裏の席となります。
専用スタジアムではないので陸上トラックがあり、特にゴール裏はピッチとの距離がありますが、スタジアムの収容人員は7,000人ほどと小さなスタジアムなので、観にくいとまではいきません。

こちらはメインスタンド側。唯一屋根があります。

バックスタンド。

僕達が座った席からは若干大型ビジョンは観づらい角度でした。
それよりもこの日は本当に天気が良く、夕焼けもとても綺麗でした。

ゴール裏のタールアサポ。
本当にどこのスタジアムでも大勢やってきます。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

ゴール裏のサポーターに挨拶にくるタールアの選手。

ここでこの日のスタメンを紹介します。
フォーメーションは4-4-2でした。

GKは36番ウォラウット。
センターバックは5番プトロスと新加入のシンガポール代表、17番イルファン・ファンディ。
右サイドバックは4番スパナン、左サイドバックは新加入の62番チャイワット・ブラン。

ボランチは33番志村選手に44番ウォラチット。
右サイドハーフは18番パトンポン、左サイドハーフは10番ボーディン。

2トップはともに新加入。
ブリーラムから加入の193cmのギニア人FW26番ドゥンブーヤと、昨シーズンのリーグ最優秀外国人選手、バンコク・ユナイテッドから加入したブラジル人ウィレン・モタ。

特に新加入のFW2人がどう機能するのかが楽しみです。

さあ、キックオフです。

前半はタールアがラヨーンのディフェンス陣をなかなか崩せず、反対に前半の38分にラヨーンに先制点を許してしまいます。

先制され目が覚めたのか、その後はパスも繋がり出しますが、ゴールは奪えずそのまま0-1でハーフタイムを迎えました。

後半に入ると、ラヨーンが1点を守りにきているなって分かるくらい引き始め、それによりタールアがボールを持つ時間が増えます。

それでも中央をしっかりと固められタールアはその外側でボールを回すだけ。

これはちょっと嫌な予感がするなと思いつつ時間だけが過ぎていきます。
そんな中で85分についに同点に追いつきます。

途中交代で入った7番パコーンのクロスを、ラヨーンのDFがクリアミス。
それがそのままゴールに吸い込まれオウンゴール。

思わぬ形の同点ゴールに大喜びのタールアサポ。

後半はひたすら1点を守ろうとしていたラヨーンですが、追いつかれたことで完全にパニック状態になっていました。
それでもこのまま引き分けに持ち込むのか、それとも勝ちに行くのか、すごく中途半端な状態になっていたところをタールアがカウンターから逆転ゴール。

決めたのは途中出場の14番ティーラサック。

更にアディショナルタイムにもティーラサックがゴールを決め3-1。

立て続けのゴールに大喜びのタールアサポ。

結局3-1と、見事な逆転劇でタールアが開幕戦を勝利で飾りました。
そして4シーズンぶりの開幕戦勝利でした。

試合後ゴール裏のサポーターのところに挨拶にやってくるタールアの選手。

そして選手を讃え歌うタールアサポ。それを聞くタールアの選手。
PATスタジアムでは試合が終わったら席を立ち帰りますが、この日は僕達も参加しました。

試合の感想なぞ・・・

3-1で快勝!昇格組のラヨーン相手にT1の厳しさを教える試合でした!

なんてことは全然なく、正直言いまして、80分を過ぎたあたりから、最悪の結果を覚悟していました。
そして同点に追いついた時には、引き分けでも良しとするかと思っていました。

それが逆転、しかもダメ押しゴールまで決めての勝利ですから、もう最高の開幕戦、そして最高のアウェイ観戦旅となりました。

試合内容に関しては正直そこまで良くはなかったですし、特に前半は噛み合ってないなって思いながら観てましたが、この日に関しては勝ったことで全てOKです。

新加入の2トップが機能していないのがちょっと心配ですが、まあまだ開幕戦ですし、これから徐々にフィットしていくでしょう。

一方のラヨーンですが、80分過ぎまでしっかりと守っていましたし、このまま守り切るのかなと思っていたところでオウンゴール。
これはダメージが大きいですよね。

途中でも書きましたが、同点に追いつかれたことでこのまま引き分けで良いのか、それとも点を取りに行くのかがチームの中で意思統一されていなかった感がありました。

そこをタールアがうまく突いたような勝利でしたので、もったいないといえばもったいない試合だったかなと。

それでもまだ1試合終わっただけですし、気持ちを切り替え次の試合に臨んでほしいです。
ただ、次はアウェイでBGパトゥムとの試合ということで、これまた厳しい相手となるので、ラヨーンにとっては試練が続きますね。

そうそう、ラヨーンの片野選手ですが、この日は中盤の底のアンカーとして出場していました。
僕が知る限り、本職はセンターバックですし、昨シーズンもラヨーンではセンターバックとして起用されていたはずですが、今シーズンは中盤でプレーするのか、それともたまたまなのでしょうか。

次節のBGパトゥム戦もスタジアムで観戦する予定ですので、その辺りを次の試合でもチェックしておかないと。

ということでタールアは4シーズンぶりの開幕戦勝利と、久しぶりに気分よく開幕戦を迎えられ最高の気分ですが、まだ1試合が終わっただけ。しかも相手は昇格組で終盤までリードされ苦戦していたわけですから、浮かれていられません。

次節はホーム開幕戦で、チェンライが相手です。
なぜか月曜開催ですが、当然行きます。行かないわけにはいきません。

今シーズンはACL出場は当然、優勝を狙っていきましょう!
ということで頑張れタールア!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!



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