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チャーンFA杯ラウンド32 バンコクFC対スパンブリーFC観戦記【タイリーグ2024-2025】


まえがき


どうも、きーきあっです。

日本でいうところの天皇杯にあたる大会、タイFAカップ。

昨年の11月に行われた1回戦では、我らがタールアことポートFCがいきなり同じT1の強豪クラブ、BGパトゥム・ユナイテッドと対戦し敗れてしまうという、もういきなり大会の興味を失くしてしまう結果となりました。

しかし!僕には2番目の推しクラブであるバンコクFCがあります。

そのバンコクFCは1回戦を無事に勝ち上がり2回戦へと進出しました。
そしてこの日迎えた2回戦。

バンコクFCのホームゲームで行われるとあって、バイクを飛ばして観に行ってきました。
というわけで今回は、

チャーンFA杯ラウンド32 バンコクFC対スパンブリーFC

の観戦記をお届けします。

スタジアムへGO!

というわけでバイクを飛ばしてバンモッドスタジアムへ向かいます。
この日は水曜日、しかも中国正月ですが、そんなことは関係ありません。

スタジアムに着いてバイクを停め、まず向かったのはもちろんチケット売り場。

はい、無事ゲットです。メインスタンド側で100バーツと、いつものリーグ戦と同じです。

夕飯を食べてくる時間的な余裕はなく、とりあえずスタグルで済まそうと思うのですが、残念ながらバンモッドスタジアムはあまりスタグルがじゅうじつしていないんです。

それでも今シーズンから新しく営業しているこちらの屋台が気になっていたたんですよね。

それは唐揚げ屋台。「BKK TORI」という名前が微妙に気になっていました。

味はオリジナルと辛口の2種類とのことでしたが、今回はオリジナルを選びました。

こちらです。5個入りで値段は69バーツでした。

いざ、観戦!

フライドチキンを持ってスタジアムの中へ。
いつものようにメインスタンドに座ります。

メインスタンドの上部にはドリンク売り場があるので、こちらでドリンクを買いました。

タイリーグのスタジアムではスタジアム内に売店があるところはほとんどありません。
非常に珍しいです。

気になる値段はというと、水が10バーツ、コーラなどの炭酸系が20バーツ、そしてビールが60バーツとかなり良心的。

しかもビールはキリン一番搾り。
タイのスタジアムで一番搾りが飲めるのは恐らくここだけでしょう。
しかも60バーツという超良心的なお値段。

スーパーで買うよりも安く飲めるのは、キリンがスポンサーになっているからなのでしょうか。

安さに釣られて思わずビールを買いそうになりますが、実際に買ったのはコーラです。

そしてコーラを飲みつつ、先ほど買ったフライドチキンを食べます。
ちょっと日本の唐揚げっぽい味がしないでもないですが、普通のフライドチキンです。

まあ、一度買ったら満足かな。
ビールを飲みながらだったら、また違う感想になったかもしれませんが。

そんなこんなで、両チームの選手が入場してきました。

こちらは本日の対戦相手、スパンブリーFCです。
現在はバンコクFCと同じT2に所属していますが、2013シーズンから2021-2022シーズンまではT1で戦っていたクラブです。

それが2022-2023シーズンにT2へ降格してからも年々順位を落とし、で今シーズンは1月29日の時点で18チーム中17位。
しかも18位のサムットプラカーンシティはリーグ戦途中で棄権となったため、実質最下位のようなもの。

かつての強豪クラブが、このままではT3へ降格してしまいます。
いったいどうしたんだ、スパンブリー。

チームの状態を表すように、サポーターの数も寂しいなあ。
まあ、平日18時キックオフだから仕方ない部分はあるけれども。

こちらはバンコクFCの選手。
元タイ代表の7番チャプイーと、8番の小島聖矢選手がともにボランチにてスタメン出場。これは楽しみです。

こちらはバックスタンド側のバンコクFCのサポーター。

さあ、キックオフです。

現在T2で4位のバンコクFCと、17位のスパンブリーという順位が物語るように、試合はバンコクFCのペース。

そしてバンコクFCが先制します。
17番のパッタラポーンが左サイドから強引でドリブルでペナルティエリアに入りこんでそのままシュート。
これが相手選手に当たりながらゴール!

記録上はオウンゴールですが、パッタラポーンのゴールでいいんじゃないかってくらい、素晴らしい突破とシュートでした。

更に前半アディショナルタイムにもバンコクFCが追加点。
決めたのは19番ワッチラウット。
ゴール前の混戦から冷静にゴールに蹴り込みました。

そしてそのまま2-0とバンコクFCがリードしハーフタイムを迎えました。

さあ、後半キックオフです!

後半も引き続きバンコクFCのペースで試合は進み、あと1点取ればもう決まりだろって思いながらその1点が奪えません。

そんな中、62分に8番小島聖矢選手を含めた3人を一気に下げます。
これが3人とも動きが良かった選手。

週末のリーグ戦に備えたのかもしれませんが、まだ試合は30分以上残っていたこともあり、正直早いんじゃないのって思いました。

そんな嫌な予感は的中。さっそく1点返されてしまいます。

この1点でスタジアムのサポーターも、そして選手も同様が隠せず、そんな中で5分後に今度は追いつかれてしまいました。

同点に追いつかれ慌てたバンコクFCのベンチはエースの10番ウィッチャヤを投入します。

本当は温存しておきたかった選手を出さなければいけなくなったバンコクFCの焦りが、嫌というほど伝わってきます。

追いつかれてからはバンコクFCも必死に攻め、惜しいシーンがありながらも決定力に欠け、アディショナルタイムに突入します。

これは延長戦かと思った終了間際、何とスパンブリーが逆転ゴールを決めます。

そして試合終了の笛。バンコクFCはホームで2点リードしながらの逆転負け。
3回戦進出とはなりませんでした。

反対にスパンブリーは劇的な逆転勝利で3回戦進出です。

試合の感想なぞ・・・

いやー、もったいない。これは勝てる試合を落としましたね。

サッカーってベンチの采配ミス的な試合って少ないと思うのですが、この試合に関しては、完全に選手交代のタイミングを間違えました。
いや、結果論とかではなく。

2点リードしているとはいえ前半にも危ないシーンはありましたし、そもそもの話で言えば、現時点でのリーグの順位は別としてクラブの格的なものはスパンブリーの方が上です。

それを残り30分以上ある中で攻撃の起点になっていた3人を一気に代えるというのはどうなんだろうかと。

もちろんリーグ戦も大事ですし、週末にも試合があるので少しでも体力を残しておきたい気持ちは分かります。

でも結果として追いつかれ、そこで10番のウィッチャヤを投入したのはどうなんでしょう。
ウィッチャヤこそ、この前の試合で若干足を痛めた感じで交代したわけですから本当は使いたくなかったはず。
そんなウィッチャヤを出したってことはこの試合勝ちたかったわけですよね。
だったら、あの3人はあのタイミングで代えるべきではなかったのでは。

とはいえ、もう終わってしまったことですので仕方ないです。
気持ちを切り替え、週末の試合に臨んで欲しいです。

ポジティブに考えるなら、これでリーグ戦に集中できますし、T1昇格に向け本腰を入れられるのは良いことかも。

それにこの日スタメンだった7番チャプイーと8番小島聖矢選手のダブルボランチは非常に魅力的でした。
彼らが完全に中盤を制圧していましたし、このコンビだったら昇格圏内、いや自動昇格まで目指せるチームになると思います。

あともう1つ、この日の入場者数は1,250人でした。

水曜日の18時にカップ戦の2回戦ということを考えると、思ったよりも入ったなあとびっくりしました。
昨シーズン、T3のリーグ戦でも1,000人超えというのは優勝を決めた試合やT2昇格プレーオフでしか出せなかった数字です。

それが平日のカップ戦でも1,000人を超えるサポーターが集まったというのは、いよいよクラブの人気も本物になってきたのかもしれません。

そんなサポーターの期待に応え、今シーズンはぜひT1昇格を目指して頑張ってほしいです。
この試合の悔しさを糧に。

しかしこれでタールアに続きバンコクFCも敗退してしまい、今シーズンのFA杯は興味が失せてしまったよ。

あとはブリーラムかバンコク・ユナイテッドに優勝してもらって、タールアがリーグ戦3位を死守して棚ぼたでACL2に出られることを願うだけですな。

他力本願で情けないけど、もうそれしかない!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


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きーきあっ
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