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T2第11節 カセサートFC対チョンブリーFC観戦記【タイリーグ2024-2025】



まえがき


どうも、きーきあっです。

このまえがきを書いているのは日曜日の朝なんですけど、正直とてもテンションが低いです。

理由は前夜タールアがバンコク・ユナイテッドに負けたこと・・・ではなく、その試合で志村選手が怪我をしてしまったことと、ランサン監督が辞任を発表したことです。

そのあたりの嘆きはこちらの記事をどうぞ。

で、日曜日の今日。予定としては夕方からサッカー観戦をするつもりだったのですが、ダメージが大きく何もしたくないという気分に。

それでもサッカーの傷はサッカーでなければ癒せない(そんな格言はない)と、気合を入れ予定通り観に行くことを決めました。

というわけで今回は、

T2第11節 カセサートFC対チョンブリーFC

の観戦記をお届けします。

果たして心の傷を癒してくれるような面白い試合になったのか、乞うご期待。

スタジアムへGO!

カセサートのホームスタジアム、「インシー・チャンタラサティットスタジアム」はカセサートエリア、カセサート大学の敷地内にあります。

行き方としてはBTSカセサート大学駅から徒歩19分ほど。
ということで、ちょっと歩きますがBTSで行ける範囲にあります。
歩くのはちょっとという方はBTS駅からバイタクで行くか、最初からタクシーで行くかですね。

地図も載せておきますね。

こちらがスタジアムのメインスタンド側です。

チケット売り場はそのメインスタンド側にあります。
その奥にはクラブショップもありました。

無事チケットをゲット。メインスタンド側の席を選んだのですが、値段は120バーツでした。
チケットには150バーツと書いてありますが、割引価格だそうです。

続いてスタグル情報。
串焼き系とあとは100バーツ弱の激安ハンバーガーを売っていました。
それとドリンク屋台が出ていました。

この日、お昼ご飯でガッツリ食べてしまったので水だけ買いました。
水は10バーツでした。

いざ、観戦!

さっそくスタジアムの中に入ります。
ホーム側のメインスタンドは正面左側に入口があります。

こちらメインスタンドからの眺めです。
サッカー専用ではないのでピッチの周りに陸上トラックがありますが、そこまで観にくいわけではないです。

椅子席もありましたが、その上にある石段のような席に座りました。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

このようにメインスタンドはほぼ満員。
このスタジアムに何度か来たことがありますが、こんなにスタンドが埋まったのを見たのは初めてでした。

こちらアウェイスタンド。
さすがビッグクラブだけあって、多くのサポーターが訪れていました。

こちらアウェイのチョンブリーの選手です。

昔のタイリーグを知っている人からすると、
「え?チョンブリーがT2にいるの?」
と驚いた人もいるのではないでしょうか。

そうなんです。チョンブリーといえば2006年のクラブ創設以来、常にT1に在籍していて、2007年にはリーグ優勝するなど2000年代後半から2010年代中盤にかけては常に上位に位置していた名門クラブです。

しかし、2010年代中盤から優勝争いに加わることはなく、中位が定位置となり、そして昨シーズンは14位に終わりクラブ創設以来初のT2降格となりました。

そして今シーズン。名門復活を目指し、チョンブリーは若手中心のクラブへと舵を切ります。
といっても、元々ユースが強かったりと選手育成には定評のあるクラブです。
その象徴が10番のMFチャナロン。
U-17から各年代の代表に選ばれ、そして2022年にフル代表にも選出。

そんなクラブの至宝は、23歳となる今シーズンから10番を付けそしてキャプテンとなりました。
もちろんこの日もスタメン出場です。

そのチョンブリーは今シーズンここまで6勝2敗2分けで2位。
何なら首位を独走するのではと思っていたので、2位とは意外でしたがそれでもしっかり自動昇格圏内に付けているのはさすがです。

一方こちらがホームのカセサート。

昨シーズンは18チーム中16位とギリギリ降格を免れましたが、リーグ戦終了後資金不足を理由にクラブライセンスを更新せずクラブ消滅するのではという報道が流れました。

結局はクラブが存続するのですが、その後がすごい。
なんと元タイ代表のストライカーであり大スター、33歳のアディサックの獲得を発表。
その後もタイリーグのレジェンド的存在、37歳のジャッカパンやタイリーグで長年プレーし、昨シーズンはT1のクラブに在籍していた37歳のブラジル人DFブリナーなど、続々と大ベテランの加入を発表。

気が付けば大ベテランが揃った、選手の名前だけ見るとT1クラブかというメンバーになりました。

果たしてこのチーム編成はどうなるんだろうという期待と不安が入り混じった中で、ここまで3勝1敗6分けの6位と大健闘。

そんなロートル軍団、ではなくベテラン軍団はチョンブリー相手にどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。

さあ、キックオフです。

戦前の予想通りチョンブリーが優勢に試合を進めるも、カセサートも負けていません。

それでも前半はお互い無得点で終わるのかと思いきや、前半のアディショナルタイムになんとカセサートが先制します。

右サイドの角度のないところから、9番アディサックが右足を振り抜きシュート。
これが豪快に相手ゴールネットに突き刺さりゴール!

ゴラッソとも言うべき見事なゴールに、スタンドのお客さんは大喜び。

そしてそのまま前半終了。カセサートが1-0とリードしてハーフタイムを迎えます。
この時の拍手と歓声も凄かった。

ハーフタイム中に始まった謎のダンスタイム。

さあ、後半キックオフです。

後半もカセサートはチョンブリー相手に互角に渡り合います。
そして69分、カセサートに絶好の追加点のチャンス。
9番アディサックが相手GKに倒されPKをゲット。

そのPKを9番アディサックがしっかりと決めました。

もうスタンドはお祭り騒ぎでした。

後半アディショナルタイムにチョンブリーに1点は返されるも、2-1でカセサートが勝利。
カセサートにとっては大金星となりました。

試合の感想なぞ・・・

いやー、面白い試合でした。

この日の入場者数は1,802人とほぼ満員で、なんといってもスタジアムの雰囲気が素晴らしかったです。

もちろん選手の頑張りがあってこその勝利ですが、この大勢のサポーターの声援が後押しになったのは間違いないでしょう。

ここには何度か観に来たことがありますが、こんな雰囲気のスタジアムは初めてでした。

相手が強豪クラブのチョンブリーということもあるでしょうが、アディサックやジャッカパンなど、有名な選手が今シーズン加入したことも影響しているのだと思います。

ただ面白いのは、例えばタールアとかムアントンとか、そういったT1のクラブのスタジアムの雰囲気とはまた違うところです。

何と言うか、観に来ているお客さんは普段あんまりサッカーを観ない層というか、それほど観戦経験が多くない人達が多い気がするんです。

それはプレーに対して沸くタイミングだったり、スタジアムの空気だったりが違うんですよね。

この日に関しては対戦相手がチョンブリーということもあって、なんかおらが町のクラブのスタジアムにビッグクラブが来たので観に行ってみようか。
そんな理由で来ているお客さんが多いように感じました。

それでも盛り上がりというか熱気というか、とにかくいい雰囲気だったんですよね。
これだけ後押ししてくれたら選手も張り切るだろうなと思いましたし、それがこの試合の結果に繋がったのではないかと。

実際僕もこの日の試合を観て、また観に来たいと思いましたし、今日初めてスタジアムに来た人の中にも同じような感想を持った人が少なくないのではないでしょうか。

そしてこうやってサポーターが増えていくんだろうなあ。

さて、そんなカセサートですが、やはり9番アディサックの存在感の大きさを痛感しました。
この日も2ゴールと健在でしたし、まだまだやれるなあと。
得点力不足に泣くタールアに戻ってきてくれないかなあ。そう思うくらいの活躍でした。

そんなアディサックをはじめベテラン選手が多いカセサートなので、長居シーズン最後までこの戦いができるかが楽しみでもあり不安でもありますが、今日みたいにサポーターが後押しすれば頑張ってくれるのではないかと。

一方チョンブリーですが、敗れたといえ強さは十分に感じました。
アディショナルタイムに1点返すという意地も見せましたし、それ以外に少なくとも同点にはできるくらいのチャンスはいくらでもありました。

正直T2にいてはいけない戦力だと思いますし、サポーターの応援もカセサートとはまた違う熱気で、さすがビッグクラブという感じでした。

ということで、内容もスタジアムの雰囲気も素晴らしく、本当に見に来てよかったなあと思った試合でした。

前日のタールアの敗戦、そして監督辞任報道などで下がっていたテンションもおかげで上がりまくり。

やっぱりサッカーの傷はサッカーでしか癒せないんですね。←意味不明

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!



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きーきあっ
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