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T1第15節 ポートFC対ノンブア・ピッチャヤーFC観戦記【タイリーグ2024-2025】


まえがき


どうも、きーきあっです。

早いものでもう12月。今年もあと1か月を切ったわけですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
僕はというと、3日前にもサッカー観戦したばかりなのに今日もスタジアムに足を運んでいます。ずっとこんな感じで1年を過ごしてきました。

結婚前も結婚後も変わらずに、こうやってサッカーを観に行き週末を過ごす生活ができることに感謝しなくてはいけませんんよね。

最初の頃は

「え?今日もサッカー観に行くの?」

と聞いてきた妻も、今では

「はいはい、いってらっしゃい」

という反応に変わりました。

何事も継続が大事ってことですね。←絶対意味が違う

という訳で今回は、

T1第15節 ポートFC対ノンブア・ピッチャヤーFC

の観戦記をお届けします。

T1(タイの1部リーグ)の試合は全30節で行われるため、今節がちょうど折り返し地点となります。

大雨だ、ACLだで我らがタールアを含め数クラブは延期となった試合があり、中断期間中にその分の試合が行われるところもありますが、今節をもって一旦リーグ戦は中断となります。

ということで、何としてもこの試合は勝って気持ちよく中断期間に入りたいところ。

タールアの試合は年内最後ということもあり、気合十分でスタジアムへと向かうのでした。

スタジアムへGO!

ということで2024年最後のPATスタジアム到着。

この日はいつも一緒に観戦する仲間が日本に一時帰国中のため、1人観戦。
そのため、いつもよりも遅い時間にスタジアムに到着しました。

スタジアムに着いたらなんか小腹が空いてしまったので、少し前から出店していて気になっていたハンバーガー屋台へ。

メニューを見ると、ビーフバーガーが40バーツと激安価格。
嬉しい反面、そうなると味はあまり期待できないのではないかという、一抹の不安が。

それでも勇気を出して買ってみましたビーフバーガー。
更に目玉焼き10バーツにチーズ25バーツのトッピングまでして、結局値段は70バーツ。それでも安いんですけどね。

実際食べてみた感想は・・・
買うのは今回限りかな。

胃袋も気分も消化不良なので、更にこの屋台でムーピンとカオニャオを買いました。

ムーピンは1本10バーツ、カオニャオは1個10バーツでした。
ムーピンの味は悪くなかったけど、もう少しタレがあった方が良かったかな。

こちらは食べ物ではないのですが、ステッカー屋台も紹介します。

以前、ふとしたきっかけでこの屋台のおっちゃんと仲良くなったんです。
それ以来スタジアムで会う度に挨拶するのですが、ステッカーは最初に1回買ったきり。

それは不義理だろってことで、久しぶりに買う事にしました。

タールアだけでなく、プレミアリーグなど他のクラブのステッカーもあります。

どれを買おうかと選んでいたら結構楽しくなってきて、結局100バーツ分のステッカーを購入しました。

今回買った中で一番のお気に入りは、33番志村選手のステッカー。

いざ、観戦!

買い物も済んだところでスタジアムの中へと入ります。
こちらがスタンドからの眺め。

あれ?何かいつもと違う!
そう思った人はこの観戦記の愛読者ですね。いつもありがとうございます。

そうなんです。いつもはメインスタンドに座るのですが、この日はバックスタンドで観戦することにしたんです。

1人だったのと、あとは最近タールアが勝ちきれてないのもあって、気分転換にバックスタンドに座ることにしました。
それに乾季に入ったので雨の心配もないですしね。

バックスタンドに座るのは何年ぶりだろう。
なんだかとても新鮮です。

そんな新鮮な気持ちで、きーきあっ式タールアのスタメン紹介です。

まずはGK。31番スメティ。
先週のリーグ戦で正GKウォラウットが痛恨のトンネルで失点したせいなのか、先日のACL2の試合からスタメンを任されるようになり、続いて今日の試合で今シーズンのリーグ戦初出場です。

期待したいところなのですが、先日のACL2の試合でもボールをキャッチできずそれが結果的に同点ゴールに繋がってしまうという、ちょっと怪しさを感じます。

今日はしっかりと守ってちょうだい。

右サイドバックは4番スパナン。タイ代表。

怪我から復帰した直後の数試合はいったいどうしたの?ってくらい気の抜けたプレーをしていましたが、ここに来て徐々によいパフォーマンスを見せるようになってきました。

この後に紹介するアスナウィにレギュラーを奪われつつありますが、この日は右サイドバックとしてスタメン出場。
しっかりアピールしてほしいです。

左サイドバックは62番チャイヤワット。タイ代表。

レギュラーの23番ケヴィンは恐らく木曜日に行われるACL2最終節にスタメン出場するためベンチスタート。
本来であれば15番ジャトゥラパットがスタメンで起用されるのですが、何とムアントン・ユナイテッドに電撃移籍。

そのためチャイヤワットにチャンスが回ってきたというわけです。
チャイヤワットはタイ南部のナコンシータマラート出身の28歳。
昨シーズンまでランプーン・ウォーリアーズでプレーしていましたが、今シーズンよりタールアに加入しました。

この日が今シーズン初出場ですが、それでも一応元タイ代表。
ケヴィンがいなくても俺がいるだろっていうプレーを見せてほしいです。

センターバックは17番イルファン。シンガポール代表。

BGでプレーする次男のFWイクサンとFWイルハンとともに、3人兄弟でシンガポール代表というサッカーエリート家族の長男。

そんなイルファンにシーズン開幕前は大きな期待を寄せていたのですが、正直言うとその期待を裏切られつつあります。

なにせ足元がおぼつかない。トラップが雑というか危なっかしいというか。
スタジアムでも中継でもいいので、とにかく彼のトラップを見てください。
もうちょっとピタッと止められないものですかね。

それでも189cmと恵まれた体格は見栄えもしますし、相手の攻撃をしっかりと防いでくれるのではないかという期待はしちゃうんですけどね。

もう1人のセンターバックは35番ホニー。元U-23ガーナ代表。

あくまで消去法ではありますが、現在のタールアで一番信頼できるセンターバック。
現在は4バックの左センターバックを務めていますが、左足でのキックに自信がなさそうなので、右センターバックの方が向いている気がするんですよね。

ボランチは5番プトロス。イラク代表。

本職はセンターバックなのですが、やたら前に出たがったり攻撃の組み立てをしたがるので、ボランチの方が好きなんだろうなあ。
結構チャレンジ気味のロングパスを蹴りたがるのはいいんだけど、もう少し精度が高いとなお良いかな。

でもたまに、おお!そこに出すかってパスを出すので、結構評価してます。
ただ、チーム事情からすると、彼にはセンターバックをやってほしいなあ。

ボランチのもう1人は37番チャヌクン。タイ代表。

現在タールアはボランチが壊滅状態。
33番志村選手に続いて、先日の試合で89番ピーラドンが負傷。

そこでやってきたのが彼。
昨シーズンからタールアに加入したのですが、ごめんなさい、どんなプレーをするのか印象が全くなく・・・。

経歴を見ると、その前にポリス・テロ、更にその前にノースバンコク・ユニバーシティでプレーしていて、だったらプレーを観た事が何度かあるはずなんですが、ごめんなさい、どんなプレーをするのか印象が全くなく・・・。

今日の試合でちゃんとプレーを目に焼き付けますので、頑張って!

右サイドハーフは3番アスナウィ。インドネシア代表。

今シーズンのタールアで個人的に一番推しているのが彼。
いや、開幕当初は彼に
『何やってんだよ!早くパス出せよ!』
なんて言葉を発したことが幾度とありましたが、今はそんな強引なプレーすら愛おしく感じております。

何よりキックオフから試合終了まで、常に気持ちが入ったプレーをしているのが推すポイントです。
時にその気持ちが空回りすることがあっても、軽いプレーをしてボールを獲られる選手より100倍マシです。

今日も彼の全力プレーを楽しみにしています。

左サイドハーフは10番ボーディン。タイ代表。

彼がプレーするタールアと、彼のいないタールアは全く別のチーム。
改めてそう思えるほど、彼が負傷欠場していた数試合のタールアは不甲斐なく、反対に彼が戻ってきたここ数試合は攻撃力が段違いです。

やっぱり今のタールアにボーディンが欠かせません。

トップ下は44番ウォラチット。タイ代表。

どうした!しっかり!

1トップは26番ドゥンブーヤ。元ギニア代表。

先日のACL2では同点そして一時は逆転のゴールと、2ゴールを挙げ、ようやく覚醒した感が。
193cmと長身だからヘディングが得意かと思いきや、実は足元でのプレーが好きなのではと改めてその2ゴールを観て思いました。

超絶期待した29番のブラジル人FWモッタが、びっくりするくらいの絶不調ということもあり、ドゥンブーヤが1トップとしてゴールを量産してくれるのを期待しちゃいます。

ということで、今夜も4-2-3-1のフォーメーションで臨むタールアの、きーきあっ式スタメン紹介でした。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

こちらアウェイのノンブアのサポーター。
ノンブアはタイ東北部にある町です。
僕も一度だけサッカー観戦で訪れましたが遠いです。

こちらアウェイのノンブアの選手。
この試合が始まる前の時点で11位。
地方の小クラブとしては健闘している部類に入るのでは。

一方ホームのタールアの選手。
首位のバンコク・ユナイテッド、2位のブリーラムにジリジリと離されつつありますが、それでもまだ3位。それにまだ追いつける差。

だからこそ前半戦の最後であるこの試合は絶対に勝たないと。

さあ、キックオフです。

はい、ハーフタイムです。
YouTubeで無料で観られるTrue Visonのハイライトでも70分以降のシーンが大半でした。それくらい前半に関しては特にコメントも見どころもないです。
敢えて言うなら、攻めあぐねてましたね。

気持ちを切り替え後半戦キックオフ。

ここ数試合お決まりのように後半になってエンジンがかかるタールアなので、後半に先制してくれるだろと思っていたら、先制したのはまさかのノンブア。

なんだそりゃ。

先制点を取られたことで目が覚めたのか、すぐさま追いつきます。
コーナーキックから26番ドゥンブーヤがヘディングシュートを決めます。

先日のACL2に続いてのゴール。頼りになりますドゥンブーヤ。

こうなると選手もスタジアムの雰囲気もイケイケ状態。
その勢いに乗ってタールアが逆転。

左サイドから22番フェリペがクロスを上げ、それを14番ティーラサックが豪快にヘディングシュート。

ちなみに2人とも途中出場。ついでに1点目のコーナーキックを蹴ったのも途中出場の7番パコーン。

終盤で試合をひっくり返したタールアがそのまま2-1で勝利。
前半戦最終戦を見事勝利で飾りました。

試合の感想なぞ・・・

今日のノンブアの調子だったら、少なくとも2-0、何なら3点差4点差と大勝しなきゃいけない試合でしたよ。
前半はイマイチ、主力選手を続々投入した後半で逆転。
ということで、選手層が厚いようで薄い今のタールアを象徴する試合でした。

相手は下位のノンブアだし、木曜日にACL2の試合があったばかりだし、そしてまた木曜日にACL2の最終節があるし、なんてことで今までスタメンで起用しなかった選手を使ったのに、どの選手も爪痕すら残せませんでしたよ。

反対に途中から出場した7番パコーン、14番ティーラサック、22番フェリペ、23番ケヴィンはさすがでした。
木曜日のACL2の試合も期待してますよ。首位突破しましょうね。

何はともあれ、1試合未消化分があるものの、これで一応前半戦が終了。
タールアは14試合で7勝2敗5分けの3位。

今のタールアの戦力や戦い方からしたら、まあ妥当かな。
上にいるのがバンコク・ユナイテッドとブリーラムということもあって余計にそう思います。
だって、強いもんこの2チーム。

ただ、まだ優勝を諦めるような差じゃありません。
この後の中断期間でしっかり調整してほしいです。

あと選手補強も。とりあえず足りないのはセンターバックとボランチ。
それから左サイドバックの控え。それとGKも。
って、守備系のポジション全部じゃん。

こうやって補強したいポジションがあるということは、そのポジションに不満があるわけで。
いや、今いる選手も応援したいのですが、上を目指すためには足りないですよ。
特に今日みたいな試合は、レギュラーの座を奪いたい選手にとってはチャンスだったのに、あれじゃあなあ。

さて、そんな中断期間は約1か月。
この間に東南アジア最強国を決める、AFF三菱電機カップが行われます。

日本に住んでいる方には馴染みのない大会ですが、東南アジアではW杯予選よりも盛り上がる大会なんですよ。
ちなみに2020年まではスズキカップという名前でした。

そんなAFF三菱電機カップですが、2020年、2022年とタイが2連覇中。
当然3連覇を狙うのですが、今年はそう簡単にはいかないはず。

ライバルのベトナムはもちろん、W杯3次予選でも台風の目になっているインドネシアがいます。
それにマレーシアやシンガポールも1発の怖さがあります。

タールアからもDFスパナン、アッキー、MFウォラチット、ピーラドン、FWティーラサックが選ばれています。

その他にもスパチョークやエカニット・パンヤなど、日本のサッカーファンにもお馴染みの選手が選ばれていますので、日本から応援しましょう!

ということでT1が中断中でもAFF三菱電機カップがありますし、T2はその間もやりますし、欧州サッカーリーグもあるし、結局忙しいサッカーライフになりそう。
いやー、楽しみ。仕事なんてしている場合じゃない。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!



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