T3チャンピオンズリーグ南部地区第4節 バンコクFC対ソンクラーFC観戦記【タイリーグ2023-2024】
まえがき
どうも、きーきあっです。
先週から今週にかけ、ワールドカップアジア2次予選の試合も2試合消化し、タイリーグも今週末から再開しました。
タイ代表は韓国相手に2試合行い1敗1分けでした。韓国相手に勝ち点1をゲットしたのはまあよかったかなと思いましたが、中国に抜かれ3位となりました。
6月に行われる中国とのアウェイ戦が最大の山場となります。ここで勝てれば3次予選進出が見えてきます。
と、今回はそんな話をしたかったのではありません。
T2(タイの2部リーグ)昇格を決める戦い、「T3チャンピオンズリーグ」ですよ。
先週行われた第3節では、バンコクFCがアウェイでパッタルンFCに勝利し開幕から3連勝で首位をキープ。
そして第4節で勝てばT2昇格、引き分けでも他会場の試合結果次第ではT2昇格を決めることができることになりました。
ということで今回は、
T3チャンピオンズリーグ南部地区第4節 バンコクFC対ソンクラーFC
をお届けします。
これは大一番だ!ということで、同じような時間帯で行われるアウェイのタールア(ポートFCの愛称)の試合は放っておき、スタジアムへと向かいました。
スタジアムへGO!
ということで、バンコクFCのホームスタジアム、バンモッドスタジアムへと向かいました。
今シーズン、ここまで何度このスタジアムへ足を運んだことか。
最も愛するクラブはタールアことポートFCですが、今シーズンからバンコクFCを2番目の推しクラブと決めてから、タールアに負けないくらいの熱量で応援してきました。
もう目をつぶっても自宅からスタジアムまでバイクで行けるんじゃないかってくらい道も覚えましたが、このスタジアムに行くのも今日で最後。
そんな感慨深い気持ちでスタジアムに着きました。
よく考えたら、この後チャンピオンズリーグ決勝の試合があるので、その日程次第ではもしかしたらもう1試合くらい観に来れるかもしれないんですけどね。
スタジアムに着いてまずやることはチケットを手に入れること。
メインスタンドとバックスタンドの間にあるこちらのチケット売り場兼グッズ売り場でチケットを購入します。
こちらがチケット。値段はメインスタンドで100バーツです。
バックスタンドは50バーツと更に安くなるのですが、バックスタンド側は屋根がなく暑いので、メインスタンド側が断然おすすめです。
ただ、暑くてもいい、サポーターと一緒にチャントを歌いたい!って人はバックスタンドに行くよろし。
いざ、観戦!
ということでこちらメインスタンドからの眺め。
キックオフが18時でこの時は17時過ぎ。まだまだ暑いです。ただメインスタンドは屋根があるのが救い。
試合前にアップをするバンコクFCの選手たち。
注目は何といっても8番小島聖矢選手。
このチャンピオンズリーグでは絶好調!前節でも貴重同点ゴールを挙げ、3試合で3ゴール3アシスト。そして3試合ともベストイレブンにも選ばれているので、間違いなくここまでMVP候補の筆頭です。
この日もスタメン出場です。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
メインスタンドも結構埋まってます。
こちらバックスタンド。まだ日が落ちてないので暑いはずなのに本当に頭が下がります。
アウェイのソンクラーFCのサポーター。
ソンクラーはタイ南部の町です。遠いところからバンコクまで応援に駆けつけるのは本当に凄い。
ちなみに僕も昨年ソンクラーFCの試合を観に行ってきました。
その時の様子はこちらからどうぞ。
こちらソンクラーFCの選手。
タイ南部地区を無敗のまま圧倒的な強さで優勝し、このチャンピオンズリーグに臨みましたが、ここまで3試合で1勝1敗1分けの勝ち点4で2位。
前節、アウェイのアントーン戦に1-2で敗れたのが非常に痛いです。
首位のバンコクFCとは勝ち点差が5もあるので、勝利が絶対条件。それ以外ではT2自動昇格の望みが完全に断たれてしまうので、最初から攻めてくることが予想されます。
一方こちらはホームのバンコクFCの選手。
ここまで3戦3勝と絶好調。前節もアウェイでのパッタルンFCとの試合でも、先制されながらも見事な逆転勝利。
次節の最終節はアウェイでの試合なので、ホームで勝ってT2昇格を決めたいところ。
6番、7番のユニフォームを手に持っているのは、6番のシワはこのチャンピオンズリーグで負傷した選手。7番はシーズン中に負傷した模様。
どちらの選手のユニフォームを持って写真撮影をしているあたりに、チームのまとまりを感じます。
さあ、キックオフです。
先制したのはアウェイのソンクラー。
左サイドからのクロスにドンピシャのタイミングでヘディングシュートを決めました。
あまりにバッチリなタイミングだったので、これはしょうがないと逆に諦めがつく見事なゴールでした。
それに試合開始4分でのゴールでしたし、時間はまだ十分あると思いそれほどショックは大きくありませんでした。
先制されたバンコクFCですが、しっかりと同点に追いつきます。
17番のMFカムスックがミドルシュートを決めました。
え、この距離で?と一瞬思いましたが、相手GKをよく見ていたことがよく分かる素晴らしいシュートでした。
結局前半はこのまま1-1で終了。
前半のうちに追いついたのは非常に大きく、流れとしては悪くないです。
そして迎えた後半。バンコクFCが逆転に成功。
コーナーキックから14番のDFサクダがヘディングシュートを決めます。
こちらもドンピシャのタイミングでした。
しかしソンクラーも粘ります。81分に同点ゴール。
これは仕方ないなって思ってしまう素晴らしいシュートでした。
この日の観客数は1,237人でした。
スタジアムの熱気やメインスタンドの埋まり具合からすると、もっといたんじゃないかって思いました。
それでもリーグ戦よりは多いわけですし、スタジアムも盛り上がっていました。
あと、プレーに対するサポーターの反応が凄く良いなあと。いいプレーにはうわーって沸きますし、スタジアムの雰囲気は間違いなく良いです。
その後は両チームとも決め手に欠き、そのまま2-2の引き分けで終わりました。
この試合、引き分けだと他のチームの試合結果でT2自動昇格かどうかが決まるのですが、スマホでチェックしたところ、試合前の時点でソンクラーと勝ち点4で並んでいたパトゥムターニーユニバーシティがアウェイでパッタルンに1-3で敗れました。
その結果、バンコクFCのT2自動昇格が決定!
スタジアムでもその事がアナウンスされ、サポーター、選手、スタッフともに喜びを爆発させました。
試合の感想なぞ・・・
勝ってT2昇格を決めたら最高だったのですが、相手のソンクラーFCは元々T2昇格を争う最大のライバルだと思っていたので、しっかり引き分けで終えられたのは悪くない結果ですし、引き分けによってT2昇格も決まったので満足です。
ただ、内容としては正直今までの3試合と比べると良くなかったかなあと。
特にFWの56番リマそして25番エジソンは精彩を欠いていました。
バンコクFCはこの2人と10番のウィチャヤーの3トップとそれを操るトップ下の8番小島聖矢選手の暴力的な攻撃力が武器なのですが、この日に関してはそれがうまく機能しなかったかなと。
まあ、このチャンピオンズリーグで絶好調の小島聖矢選手のマークも厳しかったというのもありますし、逆に言えばソンクラーがしっかり研究し守っていたという考え方もあります。
ただその中で2点取ったのはチームとしての力を感じますし、T2昇格にふさわしいチームだと思います。
そして現状の戦力でもT2ではそこそこ戦えるのではないかとも思います。
一方、ソンクラーFCもそんなバンコクFC相手にしっかり戦えていたので、南部地区王者は伊達じゃなかったなと。
この試合で引き分けたことで、まだ2位突破の可能性も残していますし最終節が楽しみです。
さて、そんな最終節ですが、第3節を終え首位はバンコクFCで確定。
2位はノースバンコク・ユニバーシティ、3位は第4節を快勝したパッタルン、4位はソンクラーFCとなります。
ただ、この2位から4位までは全て勝ち点5で並んでおり、更に5位のパトゥムターニーは勝ち点4、最下位のアントーンも勝ち点3なので、理論上では全てのチームに2位突破の可能性が残っています。
これは熱い!
その中で注目は4位ソンクラーと2位のノースバンコクの試合です。
3位のパッタルンの結果次第ですが、この直接対決で勝った方が2位に滑り込む可能性が高いため、熱い試合になりそうです。
そして首位で南部地区のGLを突破し、T2昇格を決めたバンコクFCですが、その最終節を終えた後に、北部地区のGLを1位で勝ち上がったクラブとチャンピオンズリーグ決勝戦を行います。
この決勝戦もホームアンドアウェイで行われるのですが、ここで勝てばチャンピオンズリーグ優勝という手土産を持ってT2へ殴り込みができるわけです。
まだ詳しい日程をチェックしてませんが、スケジュールが合えばホームでの試合を観に行きたいなあ。
ということで改めてバンコクFCの選手、スタッフ、サポーターの皆さん、T2昇格おめでとうございます!
T3のバンコク地区優勝から始まりT2昇格、あとはこのチャンピオンズリーグ優勝のタイトルを獲って最高のシーズンにしたいですね。
あ、まだFA杯も残っているか。FA杯もブリーラムに奇跡的な勝利を収め、まだ上に行ける可能性は十分あるので頑張ってほしいです。
まだ気が早いですが、来シーズンもバンコクFCの応援をしていきます。
タールアの試合と被らず観戦できる試合が多ければ、シーズンチケットまで買っちゃおうかという勢いでいますので、来シーズンもよろしくどうぞ。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!