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T1第7節 ポートFC対BGパトゥム・ユナイテッド観戦記【タイリーグ2024-2025】


まえがき


どうも、きーきあっです。

今シーズン、我らのタールアことポートFCは、ここまでリーグ戦で4勝2分けと負けがなく、また先日開幕したACL2でも、初戦でインドネシアのペルシブにアウェイで1-0と勝利。

つまり今シーズンはここまで負ける悔しさを味わっていないわけです。
サポーターとしては最高のシーズンを過ごしているわけです。

そんなタールアにとって、前節のブリーラム戦に続くビッグマッチとなるのが今節の試合。

ブリーラム戦は平日での開催にもかかわらず、早々にチケットは完売。そしてスタジアムの雰囲気も最高でした。

そしてこの日の試合は日曜日に行われます。これはブリーラム戦以上の盛り上がりとなること間違いなし。
というわけで今回は、

T1第7節 ポートFC対BGパトゥム・ユナイテッド

の観戦記をお届けします。

首位のブリーラムとは勝ち点2差の2位につけているタールアにとって、BG相手とはいえしっかり勝ち点3を取って追いかけたいところ。

僕も気合十分でスタジアムへと向かいました!

スタジアムへGO!

というわけで聖地PATスタジアムへ。

思えば今シーズン初めての土日に行われるホームゲーム。
今シーズンは何故かここまで全て平日開催だったんですよね。

そんなこともあって、今日のスタジアム前の屋台通りは活気が凄かった!

日曜日開催、しかも相手は人気チームのBGということもあり、チケットは完売。
こういう時はシーズンチケットを購入しておいてよかったと、いつも思います。

今シーズンはシーズンチケットの販売が終了しましたが、タイ在住のタールアファンの皆さんも来シーズン以降、シーズンチケットの購入を強くおすすめしますよ。

いざ、観戦!

開門時間がいつもより早いこともあり、さっそくスタジアムの中へと入ります。
そしていつものようにメインスタンドに陣取ります。

そして恒例のきーきあっ指揮タールアのスタメン紹介。

まずはGK。36番ウォラウット。

前節は今シーズン初めてのクリーンシートを達成。
ここまでよくやっている方じゃないでしょうか。それでも絶対的な安心感は得られないのはなんでなんだろう。

右サイドバックは4番スパナン。タイ代表。

怪我から復帰し、右サイドバックの定位置も奪い返しました。
先日のACL2、ペルシブ戦ではMOMに輝く活躍。
リーグ戦でも活躍を期待したいです。

左サイドバックは23番ケヴィン。タイ代表。

ボーディンとのコンビで相手の右サイドを崩すシーンはもうお馴染みの光景。
そして左足からのクロスはタールアの得点パターン。

センターバックは6番アッキー。タイ代表。
開幕前にはタールアが提携しているアビスパ福岡の練習に参加。

そんな1回練習参加したくらいであの危なっかしい守備は直らないだろと思ったら、ここまでは割と安定していて、もしかしたら練習参加の効果があったのかも。

彼が安定したプレーを見せてくれれば、現時点で一番選手層が薄いセンターバックも安泰。

※今まで選手名を「オーキー」としていましたが、「アッキー」が正解みたいなので今後は「アッキー」と表記します。

もう1人のセンターバックは35番ホニー。元U-23ガーナ代表。

開幕前は3番手という序列だったのに、5番プトロスの負傷、17番イルファンの不調により今ではタールアの守備の要に。

実際彼がセンターバックのポジションに入ってからはタールアの守備も安定している感が。

ボランチは44番ウォラチット。タイ代表。

もっとやれるはずと思うタールアの選手第1位。
チョンブリーやBGパトゥム時代はもっと輝いていましたし、それに代表ではもっと違うプレーを見せてくれているのに何故タールアだと無難なプレーばかりなのか。

なんか周りに遠慮しているというか自分を殺している感があるので、いい意味でもっとわがままにプレーしていいと思うんだけどなあ。

もう1人のボランチは89番ピーラドン。タイ代表。

まさにいぶし銀という言葉がピッタリの、気の利いたプレーをする選手。
タールアに最も足りなかったのがこのタイプの選手なので、ピーラドンが今シーズン加入したのは非常に大きい。

そして実際期待通りの活躍をしてくれています。
32歳という年齢もありあまり無理はさせられないのですが、同じボランチの33番志村選手が前節負傷し、全治8週間という話もあるので、何とか頑張ってほしいです。

右サイドハーフは6番アスナウィ。インドネシア代表。

先日のACL2、ペルシブ戦で後半足を負傷しながら交代枠を使い切ってしまった関係で足を引きずりながら最後までプレーしていたので心配していたのですが、今日も普通にスタメンで出場していてびっくり。

174cmとそれほど体格に恵まれているわけでもないですが、体幹が強いのか相手に当たり負けしません。
そしてスピード、スタミナもあります。

と書くと、めちゃくちゃいい選手じゃないかって思いますが、状況判断が遅いのが難点。
あとは強引にドリブル突破をしすぎてボールを奪われ、サポーターから溜息が上がることも。

それでも、たまに見せる素晴らしいプレーでそんな不満をチャラにしちゃうのも彼の魅力。
腹が立つこともあるんだけど、でも何か期待しちゃう。そんな不思議な選手です。

左サイドは10番ボーディン。タイ代表。

言うまでもなく我らがタールアのエース。
ドリブル、パス、シュートとどれをとっても一流。以前のようなプレーのムラも少なくなり、最も頼りになる選手です。

個人的には逆サイドからのロングパスが来た際に、ピタッとボールを止めるトラップがたまらなく好きです。

トップ下は18番パトンポン。タイ代表。

「おりゃー!」って言葉が聞こえてきそうな気合の入ったドリブルが武器。
その気持ちが空回りしてボールを奪われることも少なくなく、その一歩手前で他の選手にパスを出せよって思うこともありますが、でも気持ちは伝わるので許せちゃいます。

いや、許せない時もあります。でも期待しちゃう選手です。

1トップは29番モタ。元U-17ブラジル代表。

先日のACL2ペルシブ戦で、試合終了間際に決勝ゴールを決めるなど、調子も上向きになってきた、昨シーズンのタイリーグ最優秀外国人選手。

彼がゴールを量産してくれないことにはタールアの優勝はないので、本当にお願いします。

ただ、個人的には彼のプレースタイルからすると2トップの方が彼の良さを活かせる気がするんだけども。

以上、きーきあっ式タールアのスタメン紹介でした。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

前節のブリーラム戦に続いてこの日もスタジアムは満員。
ゴール裏のサポーターも非常に気合が入っていました。

その証拠に普段は出さないゲーフラまで出していました。
で、このゲーフラですがいったい何だろうと思ったのですが、中央の大きなゲーフラの真ん中に描かれている照準の中の黒いものが気になりました。

何だろうと思ったら、どうやらウサギっぽい。
ウサギといえばBGパトゥムのエンブレムにも描かれている動物。
そうです、完全に煽ってます。

タイリーグではこういう相手チームを煽るようなことってほとんどやらないのですが、個人的には大歓迎。
誹謗中傷とかそういうものでなければ、こうやって相手を煽ったり挑発したりするのはどんどんやっちゃってほしいです。

ウルトラスのいるゴール裏だけでなく、バックスタンド、反対のゴール裏、そして僕達のいるメインスタンドとどれも満員。
試合前から本当にいい雰囲気でした。

こちらは本日の対戦相手。BGパトゥムの選手。
今シーズンはここまで3勝2敗1分けの6位。
シーズン前の大型補強を考えると不本意な順位のはず。

今日はエースの18番チャナティップ、新加入の17番野津田選手はスタメン。
タイサッカー界のレジェンド、10番ティーラシンや24番ジャルンサックと77番シワコーンという、シーズン前にライバルチームから強奪(言い方)したエース級の選手はベンチスタートです。

なお、BGの監督は手倉森さんです。

一方こちらはタールアの選手。
ここまで4勝2分けの2位。よくやってます。

さあ、キックオフです!

サポーターの大声援をバックに攻めるタールアでしたが、先制したのはBG。
カウンターから左サイドのチャナティップにボールが渡り、そこから14番アルバレスにパス。
トラップしてから左足を振り抜くと、ボールはタールアのゴールに吸い込まれました。

前半はそのまま1-0でBGがリードしハーフタイムを迎えます。

後半に入り、タールアが意地を見せ同点ゴール!
かと思いましたが、VARの結果ノーゴール。
これにはスタジアム全体からブーイング。

反対にコーナーキックからチャナティップがうまく体を反転させながらシュート。
これが決まりBGに貴重な追加点が入りました。

意地を見せたいタールアでしたが、終了間際に29番モタがゴールを決め1点差。
アディショナルタイムにも猛攻を仕掛けますが、追いつくことはできず1-2で試合終了。

タールアは今シーズン初黒星を喫してしまいました。

試合の感想なぞ・・・

負けたことについてはもちろん悔しいですが、選手はよく頑張りました。
それは内容もそうですし、2日前にインドネシアで試合をし帰ってきたばかりというコンディションの中でよく戦ったと思います。

そりゃあサポーターとしてはどの試合も勝ってほしいですし、負ける試合は観たくないですが、現実問題としてシーズンを無敗で終えるということはほぼあり得ないわけで、そうなると大事なのは負け方というか内容。

そういう意味ではこの日の敗戦については選手を責めることはなく、よくやったと讃えたいです。

実際内容からしても、BGに力負けしたわけではなく、むしろタールアの方が圧倒していましたし。いや、負け惜しみではなく。

逆にこの日の試合を観て、改めて今シーズンは優勝争いに加わる資格があるチームだなと実感しました。

まだ7試合ですし、まだ1敗しただけです。悲観的になる必要はありません。
そう思えるのは、ACL2の初戦をアウェイで勝ったからかもしれませんが、そうなんです。リーグ戦だけでなくACL2もあるので、これはもう楽しみしかありません。

それと、この試合の負けがそれほどショックではない理由としては、この日の主審のジャッジがあまりに・・・ということもあります。

基本的に審判への不満は言いたくないし、特に負けた時にそれを言うのはかっこ悪いと思っているので、言わないようにしてますが、今日はちょっとだけ納得がいかないなと言いたいです。

まあ、それも含めてサッカーなのでこれ以上はやめておきますけどね。

一方のBGですが、負けておいて言うのは何なんですけど、正直そこまで強さは感じなかったんですよね。
いや、2点とも見事なゴールではあったんですけど、スタメンそしてベンチにいる選手を見ているとそんなものじゃないでしょって。

タールアサポなのでこんなことは言いたくないんですけど、今シーズンの優勝の本命はブリーラムじゃなくBGだと思っていたんですよ。
あれだけの選手がいたら強くならないわけないだろと。
だって今シーズン加入したジャルンサックはムアントンのエースですし、シワコーンはチェンライのエースですよ。

でもBGの開幕2戦目、ホーム開幕戦を観に行った時にあれ?って思いまして。
その後も勝ったりはするものの、ダイジェストを見る限りあまりよい内容とは思えず。

まあ、タールアサポ的にはそのまま調子が上がらない方が助かるのですが、ひとつ言えるのは、

『タールアに勝ったんだから、ブリーラムとかバンコク・ユナイテッドにもちゃんと勝てよ』

ですかね。

というわけで、残念ながら今シーズン初黒星を喫してしまったタールアですが、全くもって心配ありません。

むしろ負けてなお強しといったところです。←ひいき目半端ない

次週はアウェイでのプラチュアップ戦。ここでしっかりと勝って立て直しましょう。
頑張れタールア!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


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