T2第11節 ポリス・テロFC対ランパーンFC観戦記【タイリーグ2024-2025】
まえがき
今シーズン、ここまでACLも含めると20試合ほど観戦しているんですけど、T2(タイの2部リーグ)の試合はまだ観ていないんですよね。
そのくせT3(タイの3部リーグ)の試合はもう既に4試合くらい観てたりするので、決してT1だけ観ているわけじゃないんです。
でもこれは今シーズンたまたまというわけではなく、毎年T2の観戦数は他のカテゴリに比べ少ないんですよね。
タールアの応援をしているのでT1の試合数が多いのは当然として、何故T2の観戦数が少ないのか。
正直に言うと、3つのカテゴリーの中で一番思い入れが少ないと言うか、なんとなくT3の方が好きかなあと。
いや、T2が面白くないとかではなく、何か優先順位が僕の中でT3の方が上だったりするんですよ。
さて、そんなネガティブな書き出しで始まったのですが、今回は
T2第11節 ポリス・テロFC対ランパーンFC
の観戦記をお届けします。
ここまで言っておいて、T2かよって思った方。本当すみません。
それはそうと、この日は金曜日。明日はタールアの試合、そして日曜日には他の試合と、実は今日から3日間サッカー観戦が続くんです。
また妻に呆れられそうですが、僕にとっては最高の週末がスタートです!
スタジアムへGO!
というわけで仕事を終え、ポリス・テロのホームスタジアム、ブンヤジンダー・スタジアムへと向かいました。
ブンヤジンダー・スタジアムはバンコク北部、ドンムアン空港の近くにあります。
場所はこちらです。
で、途中軽く腹ごしらえをすませ、行こうかという途中、物凄い雨が。
出発前の時点でこの雨だったら間違いなく行くのをやめるなってほどの大雨でした。
レインコートを着てもずぶ濡れになるくらいの雨と風、そしてスタジアム付近の細道は川になっている状態。
ポリス・テロサポーターでもないのに、それでもバイクを飛ばしてスタジアムへ向かう僕って、いったい何なんだって思わず笑ってしまいます。
答えはサッカーバカなのは分かっているんですけどね。
それでもスタジアムに着いた頃には雨も止んだのでよかった。
こちらがブンヤジンダー・スタジアムです。
メインスタンド正面なんですが、なんかエンブレムが薄い。どうした?
なんか見覚えのある顔が。
そうです。現タールアの監督、ランサンです。
2022シーズンまでポリス・テロの監督を務めていたのですが、もう他クラブの監督なんですから、写真は外してあげてくださいよ。
スタジアムに着いたらまずチケットを手に入れないといけないのですが、いつもはメイン側にあるチケット売り場が見当たりません。
仕方ないのでバックスタンド側に回ってみることにします。
メイン側にはドリンク屋台すらないのですが、バックスタンド側はこの通り屋台が出ています。
クラブストアもいつの間に立派になってました。
そのクラブストアの隣にチケット売り場を発見。
しかしバックスタンドとアウェイとしか表記がありません。
恐る恐る窓口でメインスタンドも買えますかと聞いてみたところ、買えるとの答えが。良かった。
そんなわけで無事チケット購入。
メインスタンドは120バーツ、バックスタンドは100バーツ、アウェイが200バーツでした。
ところでメインスタンドのチケットは本当にここでしか買えないのだろうか?
いざ、観戦!
こちらメインスタンドからの眺め。
バックスタンドでもよかったのですが、屋根が付いているのがメイン側のみなので、雨上がりということもありメイン側を選びました。
専用スタジアムではなくトラックがあるのですが、スタジアム自体が小さいのでそれほど観づらくはないです。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
バックスタンドのポリス・テロサポーター。
金曜日、それも大雨の後だけあってちょっと寂しい入りです。
一方アウェイのランパーンのサポーター。
ランパーンはタイ北部、チェンマイから車で1時間半ほどのところにある古都です。
僕も何度か訪れたことがありますが、趣きのある街並みでいいところですよ。
僕の座っているメインスタンドはこんな感じ。
やっぱりちょっと寂しい入りでした。
こちらランパーンの選手。
2022-2023シーズンに1度だけT1に在籍したものの、そのシーズンは最下位でT2に降格。そして降格後の昨シーズンは8位でした。
ちなみに、今シーズンはここまで3勝3敗4分けで10位。
一方ホームのポリス・テロの選手。
ポリス・ユナイテッドとテロサーサナが合併したクラブで、テロサーサナ時代には元鹿島の岩政大樹や、あのチャナティップがプレーした事もあり、2度のリーグ優勝、リーグカップ1度の優勝がある強豪クラブでもありました。
しかし、昨シーズンは15位と低迷し、2度目のT2降格となってしまいました。
1シーズンでT1に返り咲きたいところですが、なんとここまで3勝5敗2分けの12位と低迷。
正直言うと、今シーズンはポリス・テロとチョンブリーのT1降格組がT2優勝争い&自動昇格すると予想していたのですが、ものの見事に外しております。
今日は何故ポリス・テロがこの順位なのかを確認するためにやってきました。
さあ、キックオフです。
先制したのはアウェイのランパーン。
コーナーキックから5番のDFアレックス・フラビオがヘディングシュートを決めました。
ゴールから少し離れた位置だったのですが、ノーマークだったため狙いすまして撃つことができ、力強いヘディングシュートを放てました。
なかなか攻めきれないポリス・テロでしたが、前半終了間際にPKをゲット。
これを9番のブラジル人FWヴィアナが決め、ポリス・テロが同点に追いつきました。
そしてそのままハーフタイムを迎えます。
後半キックオフ。
何とか逆転したいポリス・テロでしたが、反対にカウンターからランパーンが勝ち越しゴールを奪いました。
これは見事なカウンターでした。
またもリードを奪われたポリス・テロでしたが、86分に再び追いつきました。
右サイドからのマイナス気味のグラウンダーを19番シラワットが上手く合わせた素晴らしいシュートを決めました。
グラウンダーがちょっとずれたかなあと思ったのですが、よく決めました。
これはゴラッソ。
結局試合は2-2のドローに終わりました。
試合の感想なぞ・・・
2-2という結果でしたが、見どころが多く第三者としては非常に面白い試合でした。
ポリス・テロですが、個々の選手のスキルは思っていたよりも高く、T1級とまでは言いませんが少なくともT2下位に低迷するレベルではないと思いました。
特に攻撃陣は迫力がありました。ただ連携はもう少し改善の余地があると思います。
なんか各選手のスキルが高い分、自分の力を過信し周りを活かすようなプレーが少ない感がありました。
そんな攻撃力があるチームが何故この順位なのか。それはやっぱりディフェンス陣の脆さにあると見ました。
1点目の失点シーンもそうなのですが、フリーキックやコーナーキックなどのセットプレーのマークがうまく出来ていないのと、あとは最終ラインが危なっかしいなあと。
後で調べたところ、ポリス・テロは11試合で19失点と、これは最下位のスパンブリーの25失点に次ぐワースト2位。
やっぱり原因は守備にあるようです。
ここを整備しないと上位に食い込むのは難しいのではないかと。
一方、ランパーンですが、ポリス・テロとは対照的に突出した選手はいないものの、チームとしての連携はしっかりとしていました。
カウンターは鋭かったですし、攻撃の意図はよく分かるなあと。
T1昇格まではどうかなと思いますが、少なくとも下位に低迷するようなことはない気がします。
ということで、今シーズン初めてのT2観戦でしたが、やっぱり生観戦は面白い!
まったりと観るつもりでいたものの、いざ試合が始まるとポリス・テロを応援しちゃいますし、声も出ちゃいます。
で、今夜はタールアの試合があります。アウェイでのバンコク・ユナイテッドとの試合ということで、絶対に負けられない戦いです。←どこかで聞いたフレーズだな
気合を入れて観に行ってきますので、この試合の観戦記はここまで。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!