T1昇格プレーオフファイナル 1stレグ カスタムズ・ユナイテッド対ウタイターニーFC【タイリーグ観戦記2022-2023】
T1昇格プレーオフとは?
どうも、きーきあっです。
タイリーグもT1(タイの1部リーグ)は全日程を終了し、ブリーラム・ユナイテッドがリーグ2連覇を達成しました。
そして5月20日にはリーグカップの決勝戦が行われ、こちらもブリーラム・ユナイテッドが2年連続優勝を果たしました。
これで5月28日に行われるFAカップ決勝戦でブリーラムが優勝すれば、2年連続3冠達成という、リーグ史上初の快挙となるわけです。
ということでT1はブリーラムが圧倒的な強さを誇っているわけですが、今回はT2(タイの2部リーグ)の話です。
こちらも先日リーグの全日程を終え、ナコンパトム・ユナイテッドが優勝、トラートFCが2位に入り、どちらも2023-2024シーズンはT1昇格となりました。
そしてT2からT1への昇格枠は残り1つ。
こちらを3位~6位のクラブがプレーオフで争うわけです。
観戦記の前に、まずはこの昇格プレーオフについて説明します。
プレーオフはまず3位と6位のクラブ、4位と5位のクラブがそれぞれホーム&アウェーで試合を行い、勝ったチームがファイナルへと進みます。
そしてファイナルもホーム&アウェーで戦い、勝ったクラブが見事T1昇格への切符を手にすることができます。
ちなみに昇格プレーオフに進んだのはこちらの4クラブ。
ウタイターニーFC(リーグ3位)
カスタムズ・ユナイテッド(同4位)
チェンマイ・ユナイテッド(同5位)
スパンブリーFC(同6位)
このセミファイナルでウタイターニーFCとカスタムズ・ユナイテッドが勝利し、ファイナルへと勝ち進みました。
そして今回は、ファイナルの1stレグ、カスタムズのホームスタジアム、【ラット・クラバン54スタジアム】で行われた試合を観戦してきました。
さっそくその様子をご覧ください!
いざ、観戦!
というわけで【ラット・クラバン54スタジアム】へと向かいました。
【ラット・クラバン54スタジアム】はスワンナプーム空港の近くにあります。
こちらのスタジアムへの行き方ですが、エアポートリンクのLad Krabang駅からタクシーで100バーツほどで行けます。
ちなみにLad Krabang駅はスワンナプーム空港駅の1つ手前です。
そのため空港からタクシーに乗っても同じくらいの時間で行けると思います。
こちらがラット・クラバン54スタジアムです。
収容人員は2,000人ほどと、非常にコンパクトなスタジアムです。
チケット売り場兼入場口はメインスタンド側にあります。
地図も載せておきますね。
スタジアムに着いてびっくりしたのは、アウェーのウタイターニーFCのサポーターが大勢いたこと。
ユニフォームなどのグッズを売る屋台まで出していて、どちらがホームか分からないくらいでした。
無事チケットをゲット。値段は100バーツでした。
この日はカスタムズの応援をするために来たので、メインスタンド側に座ります。
メインスタンドはこんな感じ。開門してすぐだったので座っている人は少ないですが、キックオフ前にはほぼ埋まっていました。
こちらがメインスタンドからの眺めです。
専用なのでとっても観やすいです。
この日カスタムズで注目していたのは2人の選手でした。
まずは手前側、31番のヌルンです。
ヌルンは僕が応援しているタールアことポートFCの選手です。
昨シーズンまではラーチャブリーFCへレンタル移籍していたのですが、今シーズンはカスタムズにレンタル移籍中です。
小柄ですが、非常にスピードのある選手です。
そしてもう1人。8番の坂井大将(さかいだいすけ)選手です。
坂井選手はU-20代表でキャプテンを務めたり、Jリーグでも複数のクラブでプレーしていましたが、2021シーズンからタイリーグでプレーしています。
2022シーズンからカスタムズに加入しており、今シーズンも活躍しました。
そんなヌルンと坂井選手が談笑する光景も。
さて、話は変わり、こちらはアウェーのウタイターニーのサポーター。
バックスタンドを埋め尽くすほど、たくさんのサポーターがやってきました。
ちなみにウタイターニーはバンコクから250kmほど北に位置する県です。
実はこのウタイターニーFC、前身はエアフォース・ユナイテッドFCというクラブなんです。
エアフォース・ユナイテッドがウタイターニーに移転しその際にクラブ名をウタイターニーFCに変更しました。
エアフォース・ユナイテッド時代はドンムアン空港近くのトゥーパテミー・スタジアムをホームスタジアムにしていて、過去にT1でもリーグ優勝の経験もある歴史あるクラブなんです。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
こちらはアウェーのウタイターニーFCの選手たち。
7番長崎健人選手はスタメン出場、またフィリピン代表の嶺岸光選手はベンチスタートです。
一方、こちらはホームのカスタムズの選手たち。
このプレーオフに勝てば、2008シーズン以来15年ぶりのトップリーグ昇格です。
さあ、キックオフです!
T1昇格がかかっている試合だけに、お互いバチバチで激しいプレーを見せてくれました。
そんな中で先制したのはホームのカスタムズ。
そしてそのままカスタムズが1-0とリードしハーフタイムを迎えます。
前半終了後も熱くなった両チームの選手が小競り合いをし、スタンドは騒然となりました。
このまま勝ってアウェーでの2ndレグへ進みたいカスタムズでしたが、後半の60分に追いつかれると、72分にはカウンターから逆転ゴールを奪われてしまいます。
結局そのまま1-2でホームのカスタムズは敗れてしまいました。
試合の感想なぞ・・・
T1への昇格がかかっている試合だけあって、非常に熱く面白い試合でした。
カスタムズも惜しいシーンは何度かありましたが、決めきれなかったのは残念でした。
特に1-1の同点で、8番坂井大将選手が絶好のチャンスを決めきれなかった直後にウタイターニーに勝ち越し点を奪われたのが非常に痛かったです。
それでもまだ1点差。5月27日にウタイターニーで行われる2ndレグで、カスタムズは2点差以上で勝てば昇格できるのですから、まだ諦めずに戦ってほしいです。
一方、ウタイターニーはというと、カスタムズよりも攻撃の厚みや迫力がありましたし、リーグ3位だけあって確かに強かったです。
そんなウタイターニーFCですが、この日はアウェーでこれだけのサポーターの声援があったわけですから、ホームではもっと圧倒的な大声援をバックに戦えると思うんですよね。
そういう意味ではカスタムズは非常に厳しい試合になるのではないかと思います。
本当ならウタイターニーまで観に行きたいところですが、微妙に遠いし、かといって泊りがけで行くほどでもない距離なので、2ndレグはテレビ観戦で見守りたいと思います。
というわけで、ウタイターニーもカスタムズも頑張れ!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!