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2023-2024ブンデスリーガ2第31節 SVヴェーエン・ヴィースバーデン対グロイター・フュルト観戦記
まえがき
どうも、きーきあっです。
先日妻と妻の友人とドイツへ行ってきまして。
昨年も同じメンツでスイス旅行をしたのですが、今年はドイツでした。
昨年も今年も行き先や旅程、泊まるホテルなど全て僕以外の3人で企画し、僕はそれについて行くだけという旅行なのですが、唯一お願いしているのが、1日だけサッカー観戦をさせてもらうこと。
僕以外の3人はサッカーへの興味ゼロなので、1人サッカー観戦となるのですが、昨年はスイスでヤングボーイズが優勝する瞬間を目の当たりにすることができました。
その様子はこちら。
で、今年のドイツも同じくサッカー観戦させてもらうことになったのですが、旅程とブンデスリーガの日程をチェックすると、その日僕が滞在するフランクフルト周辺ではこれという試合がありません。
その中で候補は2つ。1つはブンデスリーガ1部のマインツの試合。そしてもう1つはブンデスリーガ2部のSVヴィーエン・ヴィースバーデンの試合。
普通に考えたら1部のマインツなんでしょうけど、ドイツの2部の試合ってどんな感じなのかというのに興味が沸いてしまいまして。
しかもヴィースバーデンという街はフランクフルトからも電車で1時間ほどの距離で、スタジアムまで駅から歩いて行けるのも魅力。
ヴィースバーデンは温泉が有名だそうなので、だったら温泉も入れるじゃんってことで、俄然魅力的に思えてきました。
まあ、温泉に関しては後で調べたら、男女混浴で全裸で入ることがわかったのでやめたんですけどね。
いや、別に全裸混浴はいいんですけど、後で妻たちに
「サッカー観に行くといって、本当は女性の裸が見たいからヴィースバーデンに行ったんでしょ」
って思われるのも何かイヤだったので。
それはさておきまして、今回は
2023-2024ブンデスリーガ2第31節 SVヴェーエン・ヴィースバーデン対グロイター・フュルト
の観戦記をお届けします!
スタジアムへGO!
ということでスタジアムへと向かうのですが、その日僕が滞在していたフランクフルトからヴィースバーデンには電車1本で行くことができました。
僕達の宿泊していたホテルから最寄りのFrankfurt Niederrad駅までは歩いて12分ほどでした。
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さて、切符はどこで買うんだろうと思ったら、駅のホームに券売機がありました。
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英語表記もあり、何とかヴィースバーデンまでの切符を買う事ができました。
片道と1日券があり、1日券を購入し値段は20.60ユーロでした。
ちなみにこの記事を書いている時点で1ユーロが約169円でしたので、3,481円ということになります。
こちらが切符です。駅のホームで切符を買うということは改札がないわけで、ということは無賃乗車できるんじゃないかって思うかもしれませんが、車内で検札がある時があり、その際に切符を買っていないと多額の罰金を払わなくてはならないので、ちゃんと切符を買いましょうね。
実際行きの電車では検札がありました。帰りはなかったですけど。
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目的地のヴィースバーデンは終点となります。これなら乗り過ごすこともないので安心。
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電車がやってきました。実はプチ乗り鉄だったりするので、初めての電車に乗るのはテンションが上がります。
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車内はこんな感じです。
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田園風景を楽しみながら目的地へ向かいます。
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途中マインツ駅にも停まりました。その時にマインツの方が近かったことが判明。
だったらマインツでも良かったのではと一瞬思いましたが、やっぱり気付かなかったことにしました。
もう少しキックオフ時間の間隔が空いていたらハシゴ観戦もできたのですが、残念。
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何はともあれ、乗車から1時間弱で目的地ヴィースバーデン駅に到着しました。
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温泉がある観光地の側面もあるため、駅は立派。
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日本語はじめ複数の言語で歓迎の言葉が並んでいます。
「う」の上の部分が消えてしまったのか「よっこそ」になってますけどね。
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駅にはパンやコーヒーなどの売店が並んでいます。
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KFCやマクドナルドもありました。
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そういえば朝から何も食べていないなと思い、コーヒースタンドでコーヒーとパンを買って食べました。
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こういう何気ないものが美味しく感じるのが旅ってやつですね。
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お腹も満たされたので駅の外に出ます。
こちらが駅舎です。なんか立派というか歴史を感じる素敵な建物です。
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スタジアムは駅を降り右手に出てから、こちらの緩やかな坂道を12分ほど歩いたところにあります。
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実は一度スタジアムに着いたのですが、その時点でまだキックオフまで2時間以上あったので、一旦駅に戻り反対側の栄えた通りを散歩することにしました。
そして先ほど朝ご飯を食べたばかりですが、昼ご飯も済ませておこうと思い、こちらのトルコ料理店へ入りました。
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店の中に入ると、ショーケースの中には美味しそうな料理が並びます。
ただ、トルコ料理は全く詳しくないので、どんな料理なのかは不明。
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店内はこんな感じです。
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お昼ご飯といっても先ほどパンとコーヒーで朝食を済ませたばかりですし、試合が終わった後に改めてご飯を食べるつもりでいたので、ここは軽く食べようと思い注文したのがこちら。
しかし、実際やってきたのは巨大なケバブ。軽く済ませるという大きさではありません。しかもフレンチフライもたくさん。
味自体は美味しかったのですが、これはこの後しばらくお腹が空かなそうだなって思うくらいボリュームが凄かったです。
それでも何とか完食し店を後にしました。
値段はコーラが付いて12ユーロくらいかな。
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散歩のつもりが腹を満たしてしまい、改めてスタジアムへと向かいます。
先ほどの店から歩くこと20分ちょっと、ようやくブリタ・アレナに到着です。
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スタジアムの中に入る前に何かグッズを買いたいなとクラブショップを探したところ、見つけました。かなり小さなお店です。
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ユニフォームの他Tシャツやパーカーなども売ってました。
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そんな中で選んだのがマフラーです。値段は15ユーロ。
タイでマフラーなんてしないのに、ヨーロッパでサッカー観戦を度にマフラーを買ってしまいます。でもいいんです。
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グッズを手に入れたら次はスタグル。
ビールなどのドリンクを売るお店と、ホットドッグを売るお店があります。
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こちらドリンクの値段表。もちろんビールもあります。
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こちらはプレッツェルやホットドッグといったフードメニューの値段表です。
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ドイツと言えばビールということで、ビールを購入。
そして先ほど巨大ケバブを食べたばかりですが、ここは後悔したくないということでホットドッグも食べました。
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ビールは4.5ユーロ。しかしこのカップを売り場の人に返すと3ユーロ戻ってきます。
え?3ユーロも?って思ったのですが、多分3ユーロ。酔っていて見間違えていたらごめんなさい。
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そしてホットドッグ。これまた大きい!そしてひと口噛むと弾力が凄い!
もちろん味も文句なしです。お腹いっぱいと言いつつ、完食しました。
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ちなみに売り場の脇にはこのようなマスタード、ケチャップ、マヨネーズがかけ放題の機械があります。
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ちょっとケチャップをかけすぎましたが、僕もこうやって食べました。
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いざ、観戦!
グッズもスタグルもミッションクリアしたところでスタジアムの中に入ります。
いつも初めてのスタジアムではこのゲートを抜けてピッチを見る瞬間がとてもテンションが上がり大好きです。
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こちらがメインスタンドからの眺めです。
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今回はメインスタンドの最前列の席を購入したので、本当に目の前がピッチです。
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そうそう、チケットですが、クラブの公式サイトから事前に購入しました。
事前にメンバー登録が必要でしかもドイツ語の表記でしたが、何とかグーグル翻訳を駆使し購入できました。
今回購入したメインスタンドは40ユーロでした。
一応クラブ公式サイトのURLを貼っておきますね。
ブリタ・アレナの収容人員は12,000人ほどとコンパクトでしかも専用スタジアムということもあり、非常に観やすいです。
更に最前列なのでこんな近くで選手のアップを見ることができます。
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テンションが上がってビールもすぐになくなります。
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両チームの選手が入場してきました。
控え選手や監督、コーチは僕達のいるメインスタンド側から入って来て、ピッチを通り抜けバックスタンド側のベンチに座るという、ちょっと面白い造りになっています。
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この試合が始まる前の時点で、SVヴィーエンは18チーム中16位と、降格プレーオフ圏内と低迷しています。
それでもサポーターが大勢駆けつけ、そして大きな声援を送っていました。
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一方アウェイのグロイター・フュルトは10位と中位をキープしていました。
アウェイでサポーターの人数が少ないながらもアウェイ席を埋め尽くし、そして声援も大きかったです。さすが。
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さあ、キックオフです!
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何としても降格は避けたいSVヴィーエンがホームのサポーターの声援を受け、さっそく先制します。
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更に追加点も入れ、前半18分の時点で2-0とリード。
なんだよ、SVヴィーエン強いじゃん!
そしてスタジアムの盛り上がりも凄くて、これはもうお祭り騒ぎ。
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しかし、天気と同じく試合も雲行きが怪しくなります。
その前兆となったのがこちらのシーン。選手と審判がピッチを指さしていますが、なんとピッチに穴が開いているよう。
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そこで試合を中断し、スタジアムのスタッフがバケツ一杯に土を入れ運び、その土でピッチを埋めるという作業を行います。
え?そんなことある?モグラでもいるんだろうか?
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まず1点を返されると、その後も立て続けに失点し、
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あっという間に逆転され、呆然とするSVヴィーエンのサポーター。
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こんな時には飲むしかないでしょってことで2杯目のビール。
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すると後半71分に同点に追いつきます。この時の盛り上がりも凄かった。
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この日の入場者数は8,000人ほど。
ゴール裏の一部が閉鎖されていましたので、ほぼ満員でした。
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追いついたところで一気に逆転といきたいところでしたが、勝ち越し点はグロイター・フュルトに入ります。
更にダメ押しの5点目も入り勝負あり。
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結局そのまま3-5で敗れてしまいました。残念。
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試合の感想なぞ・・・
2-0とリードしながら、最終的には3-5というバカ試合でしたが、初めてこのスタジアムに訪れた身としては非常に面白い試合でした。
ブンデスリーガといえども2部の選手はそこまで上手さを感じなかったですが、スタジアムの雰囲気、サポーターの声援なんかは本当に素晴らしかったです。
そうなんです。今回敢えて2部の試合を観に行った理由は、ブンデスリーガ2部のスタジアムやサポーターの雰囲気ってどんなだろうというのを観たかったからなんです。
当然ブンデスリーガの試合はレベルも高いでしょうしスタジアムも立派で大勢のサポーターが観戦しているのは知っています。
そしてブンデスリーガ2も2部としては異例の観客動員数を誇るのだという記事を読んで、それ以来気になって仕方なかったんです。
で、実際観戦した感想としては、月並みな言い方にはなりますが本当にサッカーが文化になっているんだなあと。
今回観戦したSVヴィーエンは住宅街にスタジアムがあり、周辺に住む人たちが歩いて観に来るなんていう姿もたくさん見かけました。
試合後スタジアムを出て、すぐ近くのマンションや家に帰って行く人も結構多かったですし。
それに観に来ている人もシーズンチケットを買って毎試合観に来る家族連れとか老夫婦とか友人同士とか、そんな人たちばかりでした。
そのためスタジアムの雰囲気が家族的というか、本当にホームスタジアムなんだなって空気感が良かったです。
残念ながら試合は負けてしまい、このままだと3部への降格も見えてきていますが、ただ彼らはクラブが3部に落ちたとしても、普通に毎試合スタジアムに足を運び声援を送るんだろうなあと。
もちろん敗戦に怒り悲しむこともあると思いますが、それでもクラブを応援し続けるだろうなあと。
スタジアムも決して新しい訳ではないですし、規模も小さいですが、専用スタジアムなので観やすいですし、芝もすごくきれいでした。
そしてそのスタジアムに当たり前のように足を運び、愛するクラブを応援する。やっぱりこういうのが幸せだよなって改めて思いました。
そんな事を思いながら、SVヴィーエンのサポーターと一緒に駅までの道を1人歩きました。
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ということで、ドイツのブンデスリーガ2部の試合観戦はとても楽しく貴重な経験でした。
昨年のスイスに続いて今年はドイツと、欧州のサッカー観戦ができ本当に幸せだなあと思います。
そして来年はどこへ行くんだろう?どの国のリーグを観られるんだろう?
って、実はもう決まってます。それは来年のお楽しみです。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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