ACL2東地区第2節 ポートFC対ライオン・シティ・セーラーズ観戦記【ACL2 2024-2025】
まえがき
どうも、きーきあっです。
先月に開幕したアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)。
我らがタールアことポートFCは、ACL2に出場しております。
第1節はアウェイでインドネシアのペルシブに1-0と勝利し好スタートを切ったタールアが迎えた第2節。いよいよホーム開幕戦です。
と言いたいところですが、実はこの第2節、10月3日に行われたのですが、キックオフ直前に大雨の影響で中止になってしまったんです。
もちろん僕もスタジアムにいたのですが、1時間も待った挙句に中止ですよ。まったくもう!
で、その第2節が10月30日(水)に延期となり、先に第3節が行われるという変則的な日程となりました。
その第3節はホームで中国の浙江FCに1-0と勝利。
2戦2勝となり、なんとタールアはこの時点で首位に立ちました。
その試合の様子はこちらからどうぞ。
そんな最高の状態で迎えたのが、今回の延期分となった第2節の試合です。
というわけで今回は、
ACL2東地区第2節 ポートFC対ライオン・シティ・セーラーズ
の観戦記をお届けします。
さて、いったいどんな試合だったのでしょうか!?
スタジアムへGO!
ということで仕事を適当に切り上げ、BGスタジアムへと出発。
BGスタジアムはバンコク市街からバイクで1時間ほどの距離。
先週に続いて途中のカセサートでラーメンを食べてから向かったので、スタジアムに着いたのはキックオフ直前。
こちらがBGスタジアム。
いつもなら大通り側からの写真を撮るのですが、この日はギリギリだったのでそんな余裕はなく。
バックスタンドに向かう途中にサクっと撮ったのがこちら。
ちなみにACL期間中はBGスタジアムの名称は使えず(BGが会社の名前だからですね)、中継などではパトゥムターニースタジアムと呼ばれています。
いざ、観戦!
というわけでバックスタンドからの眺め。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
こちらライオンシティのサポーター。
先週の浙江のサポーターよりも数は少ないですが、それでもシンガポールからようこそお越しくださいました。
しかも10月3日に一度雨で中止になっているので、2度来ることになったサポーターも絶対いるはず。
本当ごめんなさい。って、僕が謝ることではないのだけれど。
こちらライオンシティの選手。
ライオンシティはシンガポールのクラブで、2023シーズンの国内リーグ2位になり、ACL2に出場しています。
ちなみに優勝チームはアルビレックス新潟シンガポールでした。
ACL2は2戦1勝1分けの勝ち点4で現在グループ2位につけております。。
一方こちらはタールアの選手。
ACL2は2戦2勝でグループ首位。しかも無失点。
本当にタールアなのか?という堅実な戦いぶりを見せています。
この日のスタメンは以下の通りです。
GKは36番ウォラウット、センターバックは5番プトロスと35番ホニー。
右サイドバックは4番スパナンに左サイドバックは23番ケヴィン。
ボランチは33番志村選手と89番ピーラドン。
左サイドハーフは22番フェリペに右サイドハーフは14番ティーラサック。
トップ下に44番ウォラチット。
そして1トップに26番ドゥンブーヤの、4-2-3-1のフォーメーションで臨みます。
と、ここまで書いたところで、前節の浙江FC戦と同じラインナップだということに気がつきました。
さあ、キックオフです!
2戦2勝で勢いに乗るタールア・・・と言いたいところですが、何かこの日はフワフワしていて、ボールが収まらずまたパスも繋がりません。
そんな中で先制したのはアウェイのライオンシティ。
左サイドへのロングパスが通り、そしてグラウンダーのパスを7番の選手が上手く合わせてゴール。
そのロングパスのシーンで4番スパナンが何とも軽いプレーで相手選手にボールが渡ったのが悔やまれます。
更にその3分後。またも4番スパナンのパスミスから反撃をくらい、またも7番の選手がゴール。
まさかの2失点に選手もサポーターも呆然とします。
その後もタールアは反撃するどころか、ボールを不用意に奪われてはカウンターを喰らうシーンが何度もあり、タールアのサポーターは溜息や怒号が起こります。
それでも何とか凌いで前半は0-2で折り返します。
ハーフタイムで修正しないとこりゃあシャレにならんと思いつつ、後半キックオフ。
さすがに事の重大さに気づいたのか、前半よりは動きが良くなったタールアの選手。
そんな中で55分、タールアが1点を返します。
コーナーキックから33番志村選手がヘディングシュート。
これが見事に決まり、1-2と追い上げます。
このゴールで明らかに流れが変わり、タールアが猛攻を仕掛けます。
前半では繋がらなかったパスが繋がるようになり、相手ゴールに何度も襲い掛かります。
惜しいシーンが何度もありながらも決めきれず、それでもこのまま攻め続ければ追いつき逆転できるだろうという雰囲気でした。
しかし、そんなタールアの選手とサポーターの希望を打ち砕くかのような出来事が起こりました。
そうです。ライオンシティのダメ押しゴールが決まってしまったのです。
ライオンシティの15番の放ったシュートが4番スパナンの足に当たり、そのままゴールへ吸い込まれました。
スパナンの足に当たったのはアンラッキーでしたが、その前にきちんとブロックできなかったのか。そんなゴールでした。
この日の入場者数は1,478人。
やっぱり寂しいよなあ。PATスタジアムでやりたいなあ。
ライオンシティの3点目が決まったことで、タールアの反撃ムードは完全に消えてしまいました。
結局1-3でタールアは敗れ、2位転落。
反対に勝ったライオンシティが勝ち点7で首位に立ちました。
試合の感想なぞ・・・
毎回観戦記を書く際に、必ずYouTubeなどで試合のハイライトを観返しているのですが、いやー辛かった。
1日経ってできたかさぶたをはがされるような思いで観ていました。
そう思ってしまうほど、この日の試合は今シーズン観てきた中で最悪の内容でした。もちろん結果もですけどね。
特に前半は酷かったです。びっくりするくらい、いや笑ってしまうくらい酷かったですよ。
反対に後半は良くなりましたけどね。特に後半始まってから1点返して3点目を取られるまでは本当に気合が入っていましたし、内容も良かったです。
もし後半みたいな試合の入り方を前半からしていれば、少なくとも負けることはなかったと思うんですよね。
負けておいてこういう事言うのは何ですし、ライオンシティの選手やサポーターに申し訳ないのですが、正直普通にやっていれば負ける相手じゃなかったと思うんですよ。
選手の力量や攻め込まれた際の迫力からいえば、先週の浙江の方が強かったし怖かったです。
1点目も2点目も、そして3点目もタールアのつまらないパスミスや寄せの甘さから生まれたゴールですから、タールアの自滅といっていいのではないかと。
まあ、そのミスに相手がしっかりつけこんだわけなので、それはライオンシティの選手が素晴らしかったともいえるんですけど。
そんな負け惜しみみたいなことを言ってしまうくらい、この敗戦は悔しいです。
試合終了直後は悔しさと怒りで頭が沸々していたので、ソフトクリームを食べて頭を冷やしましたよ。
このソフトクリーム、39バーツだったんですけど、美味しかったですよ。
BGスタジアムに毎回出店しているので、気になる人はぜひ。
話を元に戻します。
この日の敗戦は悔しかったですが、でもいい薬になった気がします。
正直僕もACL2が始まり、2戦2勝になったことで、
『ACL2、余裕じゃね?いけるんじゃね?』
って、イキっていました。
でもそんなにACL2は甘くありません。
それでもまだ3試合終わって2勝1敗のグループ2位ですから、成績としては上出来です。
残り3試合も同じく2勝1敗なら間違いなくグループリーグ突破ですし、1勝2分けでも恐らく突破できるはず。
つまり、いい位置につけているということです。
また気持ちを切り替え、リーグ戦と併せてACL2も戦ってほしいです。
リーグ戦にACL2、それにこれから2つのカップ戦の試合も控えていますし、選手は本当に大変だと思います。
それでもタールアが更に1段上のクラブになるためには、この試練を乗り越えなければいけません。
この日の結果そして内容は本当に辛いものでしたが、試合はまだ続きます。
今週の土曜日はアウェイでバンコク・ユナイテッドとのリーグ戦があります。
相手は首位、こちらは3位。勝てばタールアが首位に立つ可能性もある大事な試合です。
非常に分の悪い相手ではありますが、今シーズンのタールアなら決して負ける相手じゃありません。この試合みたいなプレーをしなければですけど。
ということで僕も気持ちを切り替え、土曜日の試合に臨みます。
そして本当はボロクソに言いたい選手もこの日の試合で何人かいましたが、それを全部飲み込んで土曜日は応援します。だから本当に頼むよ!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!