T1第1節 ナコンパトム・ユナイテッド対ポートFC観戦記【タイリーグ2023-2024】
どうも、きーきあっです。
タイリーグの2023-2024シーズンがいよいよ開幕しました!
我らがタールアことポートFCの開幕戦の相手はナコンパトム・ユナイテッド。
ナコンパトムは昨シーズンのT2(タイの2部リーグ)で優勝し、今シーズンからT1に昇格してきたクラブです。
そんなナコンパトムのホームで開幕戦を迎えるタールアを応援しようと、休みを取ってナコンパトムまで行ってきました。
といっても、ナコンパトムは車で1時間ちょっとの距離なので、そこまで遠くはないんですけどね。
そんな開幕戦の観戦記です。プチ旅行記も兼ねてますのでどうぞご覧ください。
スタジアムへ行く前に・・・
というわけでナコンパトムへと向かいます。
この日は朝8時から女子ワールドカップの準々決勝、スペイン対オランダ戦があったので、それを観てから出発する予定でしたが、試合が延長までもつれ込んだので結局予定よりも1時間遅れて家を出ました。
バンコクからナコンパトムまでは70km弱。僕はバイクで行きましたので1時間10分ほどで着く予定でした。
しかし持ち前の方向音痴ぶりを発揮し、道を間違えること数度。結局2時間ほどかけてナコンパトムへと到着しました。
さて、まず向かったのが
【プラ・パトム・チェディ】
でした。こちらは世界一大きな仏塔で、ナコンパトムの超有名観光スポットです。
僕は過去に3度ほど訪れたことがありますが、何故それでも足を運んだのか。
それはタールアの優勝を祈願するためでした。
こちらがそのプラ・パトム・チェディ。
ナコンパトム市街に入るとどこからでも見えるくらい大きいです。
まずはこちらで入場料いや拝観料?を払います。
値段は60バーツでした。
こちらがチケット。ただこのチケットを渡す場所というか機会はありませんでした。
この階段を上がっていきます。
ここでお供えグッズ的なものを購入します。
購入といっても、箱にお賽銭を入れるだけなので金額は決まってません。
こちらがそのお供えセット。
ロウソク、線香、金箔などなど。
こちらでお供えします。
お供えしつつ、タールアの優勝、そして僕や妻、そして我々の家族や友人の健康や幸せを願いました。
それにしても立派な仏塔です。これは見に来る価値がありますよ。
また、仏塔以外にもこのような涅槃像など色々見どころがあります。
ただこの日は暑かった・・・。
さて、お参りも終わったところでランチタイム。
朝から何も食べていなかった上に、予定よりも遅れ(これは方向音痴な自分のせい)たので完全に腹ペコ状態。
ただ、行くお店は事前に調べ決めていました。
ということで行ったのがこちら。
【マナ ラーメン】でした。
店内はL字型のカウンター席のみ。
注文はこちらの用紙に記入し渡すシステム。
1枚はタイ語の他に英語表記もありますが、もう1枚は完全にタイ語のみ。
とりあえずラーメンの名前は分かったので、あとは店員さんに聞きながら注文しました。
壁にはラーメンの写真が貼ってあります。こちらも参考にどうぞ。
というわけで食べたのがこちら。「フジサン マナ ラーメン」です。
値段は220バーツでした。
壁におすすめと書いてあったので頼んでみたのですが、炙りチャーシューが載った豚骨ラーメンでした。
豚骨スープは優しい味で食べやすく、また細麺もスープにマッチ。
そして麺を覆い尽くすかのような炙りチャーシューも美味しかったです。
お腹も空いていたので、あっという間に完食しました。
とにかく腹ペコ状態でしたので、当然1杯では満たされません。
ということでもう1杯。「マナ まぜそば」を注文しました。
こちらは160バーツでした。
注文時に辛さはどうしますかと聞かれたので、イキって普通で大丈夫と伝えたところ、これが思いのほか辛い!
でもめっちゃ美味しい!これ、好きです。
こちらも細麺だったのですが、これが太麺だったらもっと美味しいんじゃないかなって思いながら、しっかりと完食です。
腹も膨れたところで、ホテルにチェックインしました。
今回の宿泊先は【Trendy Hotel】でした。
トレンディって、なんか普通なら選ばない名前ですが、スタジアムまでバイクで5分というアクセスの良さと600バーツ台という安さに惹かれ選びました。
これが思っていた以上に良いホテルでした。
部屋もきれいでしたし、Wi-Fiのスピードも文句なし。それに周辺には飲食店もたくさんありセブンイレブンも歩いて5分くらいのところにあり、非常に便利でした。
もし次にナコンパトムに来るなら、またここでもいいかなと思うくらいでした。名前はダサいけど。
スタジアムへGO!
チェックイン後女子ワールドカップの準々決勝、日本対スウェーデン戦を観てましたが、残念ながらなでしこジャパンは1-2で敗戦。
悔しい気持ちのまま、スタジアムへと向かいました。
ホテルからバイクで5分ほど走ると、スタジアムが見えてきました。
こちらがそのナコンパトムスタジアムです。
クラブカラーの青を基調とした、なかなかオシャレな外観。
チケット売り場はメインスタンド正面右手にありました。
大きく「TICKET」と書かれているので、すぐに見つかります。
スタジアムマップと席割表。
こちらがチケットです。
アウェイ側ゴール裏で値段は200バーツでした。
どの席よりもアウェイ側の席が高いのはタイリーグあるあるです。
チケットを無事手に入れたので、続いてはクラブショップとスタグルチェックです。
こちらはクラブショップ。新シーズンのユニフォームをはじめ、グッズが数種類売られていました。
この時は僕しか客がおらず、スタッフが数人いたので何か写真を撮りづらく撮影はやめました。
ただ、タールアのユニフォームを着ていたにもかかわらず、皆さんとてもフレンドリーでした。
こちらはアウェイ側ゴール裏近くのスタグル屋台。
揚げ物やソーセージなどのスナック系から、ガパオライスといったご飯ものまで色々ありました。
ただ、ビールは売ってませんでした。これは意外。
ビールを売っていても売っていなくても、僕はバイクでしたのでこちらのファンタグレープ的なものを。値段は25バーツ。
こちらがアウェー側ゴール裏の入口。
そうそう、スタジアムの地図も載せておきます。
いざ、観戦!
開門時間が来たので、スタジアムの中に入ります。
こちらはゴール裏からの眺め。
スタジアムはコンパクトな造りで、チョンブリースタジアムを二回りくらい小さくした感じ。
陸上トラックはないのですが、陸上トラックくらいの幅の距離がピッチとスタンドにあり、特にメインスタンド側は遠く感じる気がします。
ホーム側で観るならバックスタンドの方が観やすいんじゃないかな。
その代わりバックスタンドには屋根がないですけど。
メインスタンドとバックスタンド。
サポーターはバックスタンド側に陣取るようです。
先ほどのプラ・パトム・チェディもスタンドから見えます。
まさに街のランドマーク的存在です。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
試合前の記念撮影。
タールアのスタメンは以下の通りでした。
GK 36番ウォラウット。センターバックは16番チナワットと28番クラウフ。
右サイドバックは4番スパナンに左サイドバックは8番タナブーン。
ボランチは5番プトロスと44番ウォラチット。
右サイドハーフは18番パトムポン、左サイドハーフは10番ボーディン。
シャドーに37番タルデリ、そして1トップに25番ハミルトンという布陣でした。
一方、ナコンパトムは10番の伊藤卓選手がスタメン出場でした。
今シーズンから新加入なのに10番でしかもスタメンとは。
キックオフ前にはメイン、バックスタンドともほぼ埋まってました。
9シーズンぶりのT1での開幕戦だけに、サポーターも期待しているのでしょう。
一方、タールアのサポーターも大挙スタジアムへ押しかけてました。
満席で座れないサポーターは最後列や階段、そして通路にまで溢れていました。
階段で立って応援するサポーターのおかげで見えなくなり、僕も立って観戦する羽目に。完全に席のチョイスを誤りました。
それにしても金曜夜のキックオフだというのに、よくここまで集まったものです。
試合はというと、前半21分にハミルトンが倒れながらシュートを決めタールアが先制。
しかし同じく前半38分に10番伊藤卓選手が素晴らしいシュートを決め同点に。
前半はこのまま1-1で折り返しますが、後半68分にはタールア守備陣の乱れから、ナコンパトムが勝ち越しゴールを挙げます。
更にタールアは自陣ペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを与えてしまいます。
これで終わりかと思った瞬間、ナコンパトムのキッカーのシュートは正面に行き、GKウォラウットががっちりキャッチ。
ここで流れが大きく変わり、84分にタールアのタルデリが相手ペナルティエリア近くから直接フリーキックを決めついに同点に!
その後もイケイケ状態のタールアは攻めまくりますが、勝ち越しゴールは奪えず。
結局2-2の引き分けに終わりました。
試合の感想なぞ・・・。
1-2からPKを取られダメかと思った瞬間を思うと、2-2のドローは悪くない結果でした。
欲を言えば、せっかく流れがこちらに来ていたのですからここで勝ち越したかったところですが、そんな強い勝ち方ができるなら、そもそも逆転を許さなかったわけで。
昨シーズンはホームの開幕戦で今年と同じように昇格組のランプーンにスコアレスドローだったので、それを思えば昨年よりはマシかと。いや、そんな変わらないか。
開幕戦を観て分かったことは、今年もタールアは1-0で逃げ切るような試合は出来ないんだなということと、昨シーズンよりもディフェンスラインが脆いんだなということでした。
ですので今シーズンは1-0での勝利なんて期待しません。それと戦術で勝つみたいなことも期待しません。
ボクシングで言うなら、ジャブを繰り出したり、巧みなステップで相手のパンチをかわしたりするのではなく、もう1ラウンドからブンブンとフックを振り回したり、ノーガードの打ち合いに持ち込むような試合をすればよいと思います。
もうタールアはそういう戦い方でいいんじゃないかと。判定勝ちは狙わずKO勝ちかKO負け。それでいいんです。
実際攻撃力はリーグ有数の破壊力だと思いますし、ハマった時の爆発力はとんでもないと思います。
ただその一方で最終ラインは本当にヤバい。昨シーズンに輪をかけてザルです。
昨シーズンセンターバックとしてプレーしていたエリアス、ティラバッシ、そしてロチェラが揃って退団。
代わりにコラートから加入したイギリス人クラウフも何か危なっかしいし、どこのポジションもできるけど、どのポジションでプレーしても不安しかないキャプテンのタナブーンも、この日も前半は左サイドバック、後半はセンターバックでプレーしましたが、相変わらずで。
後半なんて彼がパスを出す時に何度もタールアのサポーターからため息とかそっちじゃねーよみたいな声が上がってましたからね。
タールアのサポーターも飲んで騒いでいるだけじゃなく、ちゃんとサッカー観てるんだなって感心したくらい。
でもいいんです。さっきも書いたように守備は期待してませんから。2点取られたら3点取ればいいんです。
ということで、次節はホーム開幕戦。相手はポリス・テロFCです。
ちなみに昨シーズンはホーム、アウェイともに2-2の引き分けという、得意なのか苦手なのかよく分からない結果でしたが、ここはしっかりと勝たなければ。
ただ、開幕戦で優勝候補の1つであるBGパトゥム・ユナイテッド相手に2-2のドローでしたので、決して侮れません。ってかここも2-2だったのか。
そんなタールアのホーム開幕戦は8月18日(金)です。
金曜夜の試合ですが、20時キックオフなので仕事帰りでも十分間に合う時間です。
皆さんもタールアを応援しにPATスタジアムへ行きましょう!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!