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タイ バンコクでの出産と産院選び
私は多嚢胞性卵巣という症候群があったので、日本で不妊治療が保険適用になったのもあり、しばらく日本で不妊治療のクリニックに通っていたのですが(これはまた別の記事に書けたら)
今回無事に妊娠がわかり、産院を探すことに。
「里帰り出産するべき?」「バンコクで出産するならどこがいいのかな?」など色々考えながら調べたので、
何かの役に立てばと思います。
日本に里帰り出産 or 自宅のあるバンコクで出産
それぞれのメリットデメリットはこんなところでしょうか。
日本に里帰り出産
メリット
困ったときに日本語が通じるのはやっぱり安心
自治体の補助が受けられる
一部保険が適用になる可能性がある
両親や義両親に頼れる
生後まもなく親戚にも会わせられる
デメリット
夫と子供が一緒にいる時間が短くなる
(私の場合は)自宅がないので色々不便
車がないので産後の移動が大変
メイドさんもいない
自宅のあるバンコクで出産
メリット
自宅がある安心感
夫もいる
産院がだいたい個室
出産の予約も日本の産院より取りやすい
出生前診断や帝王切開などが日本より進んでいるらしい?
通訳の方もいるのでなんとかなりそう
デメリット
保険によっては全額自己負担or立替が発生するので経済的負担が大きい
病院によっては渋滞に巻き込まれるとアクセス困難
通訳の質は人によるらしい
家族や親戚になかなか会わせられない
経済的な面では里帰りしたほうがややメリットがあるものの、
自宅がない(実家もスペースがないので結局ホテルを押さえなければならない)、夫がいない、というデメリットが私には大きすぎたので、
バンコクで出産することに決めました。
バンコクでの産院選び
タイで日本人が出産できそうな病院をいくつか調べました。
(1) サミティヴェート病院
日本人向けの出産特設サイトがあり、日本人に慣れている病院でもあるので安心感があります。
BTSプロンポンからのシャトルバスもあるので、渋滞さえなければアクセスに困らないのも良いです。
2025年3月時点の出産パッケージはこちら(公式HPより)。東京都内の大きな産院くらいの費用感でしょうか。
パッケージによっては日本式の新生児スクリーニング検査を実施してくれるというのが魅力的です。
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(2) バムルンラード国際病院
世界各国から医療ツーリズムで訪れる人が多い通称バムルン。
ここで出産された方のブログやXを拝見すると、安心できる先生がいてよかった、といった感想が多かったです。産後にもらえるクマさんおくるみがかわいい!という声も。
2025年3月時点の出産パッケージはこちら(公式HPより)。調べた中では一番高額でした。
普通分娩・無痛分娩は2泊3日、帝王切開は3泊4日です。延泊もできますが、延泊費用は部屋や先生により変動するようです。
ここで出産された方の情報によれば、バムルンでも日本式の新生児スクリーニング検査は追加8,000Bでできるようです。
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2泊3日・72時間
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2泊3日・72時間
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3泊4日・96時間
(3) スクンビット病院
BTSエカマイ駅徒歩3分ほどにある、渋滞リスクを回避できる病院です。これは意外と大きいポイントかと思います。
スクンビット病院で出産された日本人の方があまりいないので様子がわからないのがネックではありますが、サミティべやバムルンよりリーズナブルなため、妊婦健診のみこちらで受けたという方はちらほらいらっしゃるようです。
2025年3月時点の出産パッケージはこちら(公式HPより)。帝王切開でも72時間ということで、長期入院はできないものの、費用はやさしめです。
延泊できるのか不明ですが、時間単価で考えたらサミティべとあまり変わらないのかも。
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(タップすると拡大できます)
(4) メドパーク病院
2020年にできたばかりの新しい病院。高水準の医療が受けられるほか、日本人ヘルプデスクもあります。
こちらも情報が少ないのがネックではありますが、クイーンシリキットのほうにあるので近くにお住まいの方には良いかもしれません。
2025年3月時点の出産パッケージはこちら(公式HPより)。サミティべと同じくらいですね。
延泊について問い合わせたところ、1泊あたり11,000Bになるそうです。
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(5) バンコク病院
タイ人の妊婦さんに人気らしいバンコク病院。
一応検討はしたものの、車がないとアクセスが厳しいなあ…と思い私はそれ以上調べるのを断念しました。
まとめ
日本式の新生児スクリーニング検査をしてくれるという点で、サミティヴェート病院かバムルンラード病院がいいかなあと思っています。
助産師さんに聞いたところ、この検査は日本では必ず実施するもの、かつ生後4〜6日でしか実施できないということで、マストで考えることにしました。
あとは実際に説明会に行ってみて決めようと思います。