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【モスクワ在住者】1週間のまとめ&Youtube動画紹介(2022年8月28日版)

その時点での記録を残すため、1週間のまとめを書きつつ、印象に残ったYoutube動画(基本的にロシア語)を紹介していきたいと思う。

生活レベルの話

  • コーラが完全に品薄。値上がりのフェーズから欠品と品揃え変化のフェーズに入ったか。

  • H&Mが営業再開していた。再オープン直後は行列ができていたようだが、私が行ったところではそのようなことはなかった。

  • スターバックスの後継店をトライ。店舗の場所が1つしかわからず、それなりの混雑。日本人らしき人も来てたような。

ノーヴィ・アルバート通りの店舗。行列あり。
モカフラッペ中。380ルーブル。

ロシア社会の話

  • リャザン州の大火事が継続中。確かにモスクワにもスモッグが来ていた気がする。

  • ロスコムナゾールがロシア書籍協会に「LGBTプロパガンダ」の書籍を販売しないように要請。「そのような異常な関係についてのプロパガンダはロシア社会の伝統的価値観と相いれない」と。何を言っているか理解不能。

  • ロイズマン元エカテリンブルク市長が逮捕される。この辺りはもはや時間の問題と化している。

  • ロシアの在外公館で生体認証付き10年パスポートが発行できなくなっているとのこと。ICチップ不足が原因とされている。

ロシア語動画紹介

Ностоящее Время
Разрыв связи | Фильм Андрея Лошака (繋がりの分断 アンドレイ・ロシャク)
2ヶ月前に公開された動画だが、ドーシチの開戦半年番組で観て、これを紹介しない選択肢はないと感じた。この半年で家族・友人などで人間関係が大きく変わってしまうケースは枚挙にいとまがない。それを非常によく表している、アンドレイ・ロシャク氏によるドキュメンタリー。

Скажи Гордеевой
Ольга Садовская: «До последнего шага нам ещё идти и идти» (オルガ・サドフスカヤ「最後の一歩までは、まだまだ進まなければならない」)
ロシアにおける拷問問題に取り組む弁護士、オルガ・サドフスカヤ氏のインタビュー。このあたりの問題が、今の状況をもたらしている病原だと思う。

また、このインタビューを撮ったカテリーナ・ゴルデーワ氏が故アンナ・ポリトコフスカヤ記者の名前を関した賞を受賞し、そのインタビューがあったため、併せて紹介する。

Дождь
«Мы проиграли войну за будущее России»: Сергей Гуриев о последствиях вторжения для экономики (「我々はロシアの未来をめぐる戦争に負けたのだ」セルゲイ・グリエフ、侵攻の経済への影響について)
ロシア有数のエコノミスト、セルゲイ・グリエフ氏へのドーシチによるインタビュー。経済面はもちろん、ロシアの知識人として素晴らしいコメントだと思う。

Дождь
Пацифисты вне закона. Как живут в России те, кто против (違法な平和主義者。反対する人々がロシアでどのように生きているか)
ロシア国内で反戦を訴える人々に関するルポルタージュ。

RTVI Новость
Низкая безработица, дефицит госбюджета и эффективные санкции на экспорт // Олег Ицхоки(「低い失業率、国家予算の不足、輸出に対する効果的な制裁」 オレグ・イツホキ)
アメリカ在住の経済学者オレグ・イツホキ氏へのインタビュー。輸入メインの制裁の遅効性やロシア国家予算の状況について語っている。

Осторожно: Собчак
АЛЕКСАНДР ЭТКИНД: «Эта спецоперация против современности»(アレクサンドル・エトキンド「これは現代に対する特別作戦だ」)
文化歴史学者アレクサンドル・エトキンド氏へのロングインタビュー。20世紀型経済に留まりたいロシアと現代との戦争だという考えは、面白い視点だと思う。

Осторожно: Собчак
АНТОН ПИНСКИЙ: Старбакс с Тимати и чем нас будут кормить в ресторанах и поить в кофейнях(アントン・ピンスキー チマチーとのスターバックス、何をレストランで食べ、何をコーヒーショップで飲むようになるのか)
少し前の動画だが、スターバックスの居抜き物件を買い取ったピンスキー氏へのインタビューを中心とした、外国ブランド撤退後の外食産業についての動画。
スターバックス後継店が名前もロゴも似ているとのことだったが、これは既存顧客を繋ぎとめるためのマーケティング戦略とのこと。
彼はマクドナルドの買収にも参画していたそうだが、そちらは買い戻しオプションがありコンセプトの維持が重視されるなど、撤退方法も大きく違うのだという印象を受けた。


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