black gold『volume2』のレビュー。
今日は若手のメタルバンドのアルバムのレビューを書く。
イギリスの覆面メタルバンド、black goldがニューアルバム『volume2』をリリースした。彼らのサウンドはニューメタルのサブジャンルに位置づけられ、kornやマシーンヘッド、デフストーンズといったバンドを彷彿させる要素が豊富に詰まっている。しかし、彼ら独自の個性も確かに存在し、時代の最先端を行く音楽性を持っている。
アルバムの中でも特筆すべきは、villanによるラップパートだ。
https://youtu.be/UpH2Du55AYk
彼のキレのあるラップはディスターブドを彷彿させるもので、リスナーを瞬時に引き込む魅力がある。その他にも、booge manという楽曲ではケンドリックラマーの「humble」を連想させるようなフロウで繰り広げられる彼らの音楽世界は、まさに独創的である。
https://youtu.be/gvo-VleYNt4
しかしながら、このアルバムは良い点だけではなく、改善の余地も感じさせる部分がある。一部の楽曲では構成がやや単調であり、リスナーに飽きさせないような展開が欠けていると感じられることもある。さらに、覆面というスタイルは個性的ではあるものの、音楽性としてのインパクトにやや劣る部分も否めない。
総じて、black goldの『volume2』は新鋭バンドとしてのポテンシャルを十分に感じさせる作品であるが、さらなる高みを目指すためには、より緻密な楽曲構成や音楽性の追求が求められるだろう。今回のアルバムに対する評価は10点中6点とし、今後のさらなる成長に期待したい。