定期ゼミ活動報告 22-02-15
皆さんこんにちは!学Gateの梨です!
今回から、毎週火曜日に行われている定期ゼミの活動報告を行っていきます!
学Gateでは2月中旬から、各回の担当者が、ゼミの企画進行を行う体制をとっています。
活動報告の初回として、2022年2月15日分(梨担当回)の内容をお伝えします。
内容は以下の通りです。
<一緒に短歌をやりましょう!>
①自己紹介と自作紹介(5分)
②はじめに(5分)
③歌評(10分)
④短歌とは何か(5分)
⑤短歌を作る上でのポイント(10分)
⑥歌会1「遊園地」(30分)
⑦短歌作成(20分)
⑧歌会2(30分)
⑨おわりに(5分)
①自己紹介と自作紹介
今この記事を見ていただいている方向けに自己紹介します。こんにちは、梨とうろうです。昨年の6月頃から短歌を作り始めました。所属は超大学短歌会ですが、ほとんど参加していません(同短歌会の皆様すみません)。過去の連作をご覧になりたい方は以下の記事からぜひ。感想等もお待ちしています。今年はもっと活動的にいきたいです。
「中央公園」
https://note.com/hukaikiri/n/n8fc96085ec9d
「シネマカリテ」
https://note.com/hukaikiri/n/ncae1ab95474b
②はじめに
「はじめに」では、どうしてこのゼミで短歌をやるのか、「とにかく楽しもう」ということを話しました。
学Gateは生涯学習コースの自主ゼミです。「学習」というと学校での勉強を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし!!!!!勉強はそれだけではありません!!!!!日常生活のあらゆる場面で学習は存在します。いや、日常生活自体が学習とも言えるでしょう。そんな訳で、短歌も学習。だからゼミでやってる感じです。
ちなみに当日は以下の説明をしました。
Q.どうしてゼミで短歌をやるの?
①やりたい (分かる~)
②勧められた(ありがとう~)
③時間がない(西松屋のCM~)
どれも正解。③の時間がないというのは、ゼミの準備期間が2週間弱で、かつ課題に追われていたという話です。
「とにかく楽しもう」というのはそのままです。短歌を楽しんでもらえたら最高~と思いながら企画してました。
③歌評
参加者には事前にネットで短歌を探してきてもらい、その歌についてコメントしてもらいました。
目的として、「短歌を身近に感じてもらうこと」がありました。実際に活動している人の存在を知ることで、短歌を身近に感じてもらえるのでは?と考えたのです。
④短歌とは何か
「短歌とは」と説明する際、以下の記事を参考にさせていただきました。知りたい方はぜひそちらをご確認ください。
〇ライター青松の現代短歌を「よむ」その1:短歌って何?
https://web.quizknock.com/aomatsu-tanka01(閲覧日:2022-02-13)
⑤短歌を作る上でのポイント
短歌における「意味の次元」と「音楽的な次元」の話を中心にしました。以下の動画・文献を参考にしています。
〇ベテランちサブ「短歌のプロは何を考えて短歌を書いているのか?」
https://www.youtube.com/watch?v=G6HtJ6SXECs
〇穗村弘『はじめての短歌』成美堂出版
『はじめての短歌』は大学図書館にあって借りました。今もまだ借りてます。
⑥歌会1「遊園地」
参加者には事前課題として「遊園地」をテーマに1首作ってもらいました。ここでは、全員(僕含め6人)が、全員の作品にコメントしていきました。
以下がその作品になります。作者名は基本イニシャルで、希望者のみ名前を書いています。
暗闇に光る案内ディスプレイ
スタッフ達の甲高い声
(I・T)
午前9時
fall in loveの
門開く
気持ちが揺れる
夢の入り口
(菊池耕)
人間は 2種いる
大人になっても
ディズニー行く人
行かなくなる人
(K・H)
頂上でどんな景色が見えるかな期待ふくらませ待つ観覧車
(S・H)
ASMR 歯だったやつを取りすぎてとりどりに「花」つぶされ、たべられ
(梨とうろう)
本物を夢見て乗ったゴーカート
車も時も はやいものかな
(Y・H)
⑦短歌作成「夢の国」
ここでは、「夢の国」をテーマに1首つくってもらいました。今回のゼミでは多く短歌に触れてほしかったので、できるだけたくさん読み、作ってもらいました。
以下、作品です!
コンセントWi-Fiすらもないなんて誰が夢見るこの「夢の国」
(I・T)
待機列頭の中で「詰将棋」
思い叶える最後の言葉
(菊池耕)
あと少し
超えたら夢の国なのに
立ちはだかる壁
シフトふやそう
(K・H)
誰でもが笑顔になれる夢の国
ほんとの魔法にかけられたのか
(S・H)
ん~あれは、80,000くらいのやつかなぁ~ はじけるひかりそばにいるこども
(梨とうろう)
「1度も行ったことないの」初(そ)めたあなたと夢を見る国
(Y・H)
⑧歌会2「夢の国」
「せっかく作った短歌をそのままにしておくのはもったいない!」ということで歌会2をやりました。歌会1と異なるのは、2グループに分かれて行った点、作者を明示しなかった点です。少人数で行うと、色んな視点で見るというより、同じ視点をこすっていく読みの「深さ」に繋がるのでは?と思ったからです。とは言いつつも、そんなことないかもと今思っています。そもそも「深い読み」って一体なんだ……?
また、作者を明示しないことで、作り手自身も積極的に歌会へ参加するようになります。
グループに分かれての歌会後は、全体で歌の共有と作者の発表を行いました。私が参加していない方のグループは、歌の感触から誰が作者か予想できてしまったようです(笑)。1グループにつき3人だったので仕方がないですね。
⑨おわりに
「おわりに」として、新人賞応募のススメ、日記としての創作、短歌の勧誘、アンケートのお願いについて話しました。
ゼミでは毎回参加者のアンケートの回答をしてもらっています。アンケート内容としては「今週のお題」「司会者の評価」「ゼミ全体の評価」などがあります。アンケートの作成と集計はその回の司会が行います。アンケート結果は共有し、お互いの良いところ改善点を活かして今後のゼミに繋げています。
以上が2月15日回の内容になります。
終わった後皆「楽しかった」と言ってくれたので大満足でした。筆者自身も歌会は初だったので非常に面白かったです。またいつかやれたらいいな~…
最後までご覧いただきありがとうございました!今後もTwitterやnoteにて、様々な情報を発信していく予定です!よろしくお願いします。(梨)