臨床心理士さんのアドバイスのおかげで接見や打ち合わせの幅が広がった件
はじめに
もう数ヶ月前のことですが,「臨床心理士さんのおかげで接見や打ち合わせの幅が広がった」趣旨のツイートをしたところ,「その話を詳しく聞きたい」と何人かから仰って頂きました。
そこで,この点についてもう少し詳しく書きたいと思います。
臨床心理士は情報収集のプロである(T-TAKA個人の感想)
臨床心理士については,かつての私は「カウンセリング」「言葉で心の傷を癒す」というイメージを持っていました。
しかし,知人の臨床心理士さんいわく「方針を立てるためには,クライアントの現在の環境,それに対するクライアントの思い,そしてクライアントのニーズを把握する必要がある。そのために,情報を集めることが大事。」とのことでした。
つまり,クライアントからどのように情報を引き出すかも,臨床心理士の専門領域なのだと,私は理解しました。
弁護士にとっても,依頼者からの情報収集は非常に重要です。
要件事実を意識して話を聞くこともしばしばあるとは思いますが、一方で本人の語りを聞くことで見えてくることもあるかと思います(例えば刑事事件の動機)。
でも,弁護士は,聞き取りの技術を習うことはあまりないように思います。
私は,その臨床心理士さんのアドバイスを色々と受け,情報収集の幅が広がったように思います。
その中でも,特に心に残っている2つについて,ここでは書いていきます。
それは,「相手の世界に入ること」と「対比」です。
この後,詳しく書いていきます。
(ちなみに、環境作りなど、他に大事なこともあるとのことですが、追々学んで書いていきたいと思います。)
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