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#刑事事件
新人弁護士向け刑事事件対処法(5)ー黙秘したときあるある
第1 本稿の目的
本稿の目的は,「こういうのあるあるだよねーww」とネタにするためではありません。
黙秘を指示するときは,指示した直後に依頼者とシミュレーションする必要があります。
「黙秘したら捜査機関がこう言ってくるよ」と予め言うことで,動揺して喋っちゃうことを防げるわけですね。
ということで,シミュレーションの一助になれば幸いです。
第3では,私がそれぞれに対して後でどう説明しているかも記しま
新人弁護士向け刑事事件対処法(4)ー1回で結審を求める事件の公判期日の進め方
前回の続きです。
今回は,公判期日の進め方について,自分なりのチェックポイントについても言及しつつ書きます。
0.裁判所に集合する時間
情状証人(在宅のときは,依頼者も)と裁判所に集合する時間は,私は原則として開廷20分前にしています。
早めに着いて,当日の進行について確認して心を落ち着かせます。
また,開廷10分前には裁判所の職員が来るので,出頭カードと宣誓書に署名押印してもらいます(なので,
新人弁護士向け刑事事件対処法(3)ー1回で結審を求める事件の起訴後~期日前日までの進め方
今回は,1回で結審を求める事件の起訴後~期日前日の自分の活動を大雑把に書いていこうと思います。
ビギナーズが今手元にないのですが,おそらくほぼビギナーズと重なっているように思います。
事案としては,被疑者段階から弁護人になっていて起訴されてしまった事件で,執行猶予がほぼ見込まれて,争点もなく1回で結審できそう,という事案を想定しています。
なお,私は大体以下のように進めていますが,現実にはもうちょ
新人弁護士向け刑事事件対処法(2)ー接見でどう聞くか
1.オススメ書籍
繰り返しになりますが,「刑事弁護ビギナーズver.2」(現代人文社),「取調べ対応・弁護実践マニュアル第3版」(日弁連),「刑事弁護の基礎知識」(有斐閣)はオススメです。
あと,私がとても勧めているのが,季刊刑事弁護の特集の「刑事弁護クリニック」です(特に,季刊刑事弁護87号と88号)。
実際の若手弁護士の活動に対するコメントという形をとっているので,非常に頭に入りやすいです。
新人弁護士向け刑事事件対処法(1)ー取調べ対応編
もうすぐ70期の方々も弁護士登録するとのことなので,今回は刑事事件での基本的なことに,プラスアルファすることを書いてみようかな,と思いました。
今後シリーズ化する予定……
1.オススメ書籍(※2019年12月に修正)
以前「新人~若手街弁向けオススメ書籍等」でも書きましたが,「刑事弁護ビギナーズver.2.1」(現代人文社)と,「取調べ対応・弁護実践マニュアル第3版」(日弁連)はオススメです。