一寸のモブキャラにも五分の行動原理 : 2022-08-08..14 のふりかえり
2022-08-08 Mon : SF創作講座、実作課題の文章を書き出していく。
2022-08-09 Tue : SF創作講座、文章の書き出し終わった。
2022-08-10 Wed : SF創作講座、文章を分かりやすくする作業。転結が終わり。起承は残っている。
2022-08-11 Thu : SF創作講座、実作課題を提出。
2022-08-12 Fri : 星々ワークショップ、前半原稿へのフィードバックに関連する修正箇所が、想像より多いことに気づく。
2022-08-13 Sat : 星々ワークショップ、文章を書き出しを終えた。
2022-08-14 Sun : 星々ワークショップ、実作原稿を提出。段落内の文章レベルでは推敲の余地がある。
SF創作講座の実作「スイングバイはミッションなのか」は、破天荒な実業家の意図を探っていくという構成。登場人物に大きな変化はなく、世界が変化して終わる。語り部の「僕」が、実業家や周辺の人々へのインタビューをしていく。
初稿を読んだ人から「なぜ語り部がそんなことをするのか必然性がない」というフィードバックをもらった。ああ、たしかに。
今回の作品では、宮内悠介の「盤上の夜」「百匹目の火神」「彼女がエスパーだったころ」の構成を真似ている。講師が宮内悠介先生だというのと、このインタビュー形式はやってみたかったというのが動機。フィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」もそうだし。
既存作品を読み返してみると、確かに語り部が、主人公をインタビューしたり関わるだけの、しっかりした理由がある。偶然の出会いがきっかけであったとしても、継続するだけの理由づけがある。
なるほどと思って、理由づけを付け足したんだけど、こんどは、語り部の思いみたいなのが、全面に出てきてしまって鬱陶しい。ああ、そういうことじゃないのに、と。解決策だと思ったのに、そこには別の課題があった。あーあ。
その他、トリビア
作中の「ミッションとバス」という考え方は、JAXA の技術者が講演で話していた内容だ。ウェブサイトにも載っている。NASAや海外で同じ考え方があるのかは知らない。
作中で「第一宇宙速を超える」と書いてある箇所は誤り。「第二宇宙速度を超える」が正しい。だが手遅れ。
公転速度が落ちたら、内側の軌道に入って安定する、は、ちょっと自信がない。だが手遅れ。
Microsoft Excel の WEEKDAY 関数が、1900年がうるう年であると誤認して動作する、というのは、Joel on Software の "My First Bill.G Review" から。いまでも、このバグは、後方互換性のために意図的に残されている。