水拭きがすごい
バイト先でもおうちでもそうですけど、拭き掃除が楽しくてけっこうやります。
バ先では当たり前だけど、実家ではあんまり「拭く」って習慣がなかったんですよね。例外は食卓くらい。
使い古したタオルとかウエスを水ですすいで、絞って、拭くだけ。
これでどこでもピカピカになるから面白い。
床も壁も天井も、居間も台所も玄関も、棚も、机も、窓も、トイレも、本当割とどこでも。
雑巾がけといえば小学校だけど、小学校に関しては毎日掃除してるからか「落ちてる!」感があんまりなかった。
大人になってから、おうちで汚れがふと気になって、対応できる洗剤もないとき、とりあえず水拭きしてみる。
けっこう落ちる。
私は綺麗な状態を保つのが好きなのではなく、ちょっと汚いのがスッキリ綺麗になるのが好きなのか…と気がつく。
水拭きで一通り頑張って、水拭きで落ちないときやっと洗剤を買ってきて、登場させる。
科学と企業さんすっご、となる。
宗教的な人間じゃないから哲学やってて、中でも宗教哲学に分類される領域なんかを専門にしてるわけですけど、
掃除や水拭きに関してはなんというか、儀式っぽさを感じる。掃除してると宗教的な人間になれている気がする。
宗教的な人間とは何ぞやという大問題がありますが、それは置いておいて。
どっちかというと拭かずに汚れて朽ちていくのが自然のあるがままなのに、
不自然に拭いて、手入れして、洗い、清め、生活するほうが人間らしいし神さまも喜びそう、とか思うのは一体なんなんでしょうね。
「清めないとダメ」にすぐ転じるから、「清めたから安心」なんて言うと危ないけど。
とりあえず水拭きしていれば私は大丈夫!と思えます。