子どもの身体能力の向上
ハイデルベルク大学スポーツ科学研究所によるバルシューレの効果に関する研究データを紹介します。バルシューレプログラムに参加している子どもは、運動不足の同年代の子どもとの比較で、運動能力と運動スキルにおいて明らかに高いレベルを示したというもの。
園児380人の継続的研究①バルシューレ参加者はパフォーマンス低下の人数が8.4%から3.9%に減少した。 バルシューレ参加者はパフォーマンス向上の人数が19.5%から34.4%に増加した。コントロール群の結果は2012年から2014年まで変化なし。
園児380人の継続的研②バルシューレ参加前にパフォーマンスが最も劣っている25%の子どもが最大の向上を示した。これらの子供たちは2012年に開始し、2014年にはMQ(運動指数)を平均より上回って終了した。
小学生の継続的研究においても、バルシューレ参加者(肥満児と障害児)のMQ(運動指数)は劇的に向上していると報告されている。
子どもたちにもっと身体活動を!
コロナ禍の影響で子どもたちのライフスタイル、教育現場が激変している。平常時で運動不足が問題視されてきたが、コロナの影響でさらに状況は悪化している。小学校の体育も無くなってしまうのではないかと学校関係者は危惧している。誰もが運動に参加できる環境と仕組みを考え、外部からサポートできる体制を準備しておこう。