学振申請書を書き終えて…
みなさんお久しぶりです…!!
約2ヵ月ぶりの投稿でしょうか。noteを開くのも2ヵ月ぶりで、変わったフォーマットに困惑しながら文章を書き連ねている次第です(笑)
何を隠そう、学振の申請書をずっっっと書いていたため、こんなに期間が空いてしまいました。
学振とは… (過去記事より)
なんてちゃっかり新機能を使ってみたりして、、、
書き終えて率直な感想としては、すごい疲れたし、すごいつまらない作業でした(笑)
なぜそう思ったかはおいおい説明するとして、忘れてしまわぬうちに申請書を始めて書いた感想と反省点を残しておこうと思います。
※先に言っておくと、本記事は決してアドバイス等をまとめたものではありません。僕がDC1に通れば半年後、書かせて頂こうと思います。つまりその確率20%…
反省点~作成前~
反省点を挙げるとキリがありませんが…、申請書を書き始める前の段階からもっとうまくやれたなと今となっては思います。
僕が実際に申請書を書き始めたのは4月頭で、ネットを見ている限り一般的かやや遅いくらいかと思います。
ですが準備自体はかなり前から行っていました。
まず前年の12月から1月にかけて先輩方の申請書を集める作業に入りました。申請書を書くうえで合格した申請書を参考にすることはとても便利なツールになります。
僕は生物・医療系の分野であったため、ネットにはあまり申請書は落ちていません。よって、自分や先生のツテで集めるしかないので早めに動き始めました。
僕は地方大なのでDC持ちの先輩なんてほとんど居ませんでしたが、ありがたいことに多方面の方々にご協力頂き、そこそこ多くの申請書を集めることが出来ました。
幸運なことに教育熱心な指導教員でありましたので、様々な学会や大学に出張に出向いたため学外の知り合いが多かったのです。頑張って学会に出た甲斐があったなと思いました(昨年度は12回学会発表をしています)。
また、学会関係に留まらず、本当に色んな人にお世話になりました、感謝申し上げます。
そうして申請書を集めた後、それらを分析する作業に移りました。簡単に言うと使えそうな文言を集めたりだとか、綺麗な論理展開を学んだりとか。
そして自分も自己アピール欄で書くことを紙に書きだしたりして、いつでも書き始める準備をし始めていました。
一方、研究計画についてはからきし考えていませんでした。申請書で一番悩んだのは研究計画の部分であり、手を付ける順序が逆であったと今ではすごい後悔しています。
定まらない研究計画
では、なぜ研究計画にてこずってしまったのか。
原因はいくつかありますが、一番大きいのは自分が何を解明したいか具体的に考えていなかったところにあります。
博士課程ではもちろんやりたい実験はたくさんあり、「こういう結果がでればいいな」となんとなく、ぼんやりとした考えはありました。しかし、それらはいずれも単発に終わってしまうものばかりで、点と点を結びつけるような実験系ではありませんでした。
申請書では解明したいものへの道しるべを書かなければいけなく、かつ昨年度からフォーマットが変わったこともあり、実験計画はある程度具体性を帯びたものである(自分はそう勝手に認識している)必要があります。
また、修士からのテーマを継続するわけではなかったため、新しく挑戦することに対する知識も浅はかで、具体的に書こうと思っていざPCを開いても全然文字が進まないわけです。
申請書にも有利不利がある
別に自分が落ちた時の言い訳にするつもりは毛頭ありませんが、ただ、研究計画を書くうえで理解しておかなければならない点がもう一つありました。
それは、申請者のバックグラウンドによる差です。
ビッグラボに属していれば、申請書を読む前の段階から、審査員も「あぁ、あの研究か」とわかり、理解が早いです。
もちろんそれが直接評価対象になることはないとは思いますが、知っている内容を読むのと知らない内容を読むのとでは、印象が大きく変わります。
僕は地方大でビッグラボとは口が裂けても言えませんので(笑)、先行研究の説明とうちの研究室でなければその研究はできないんだという説明をしなければいけませんでした(多分)。
また、僕はいわゆるメジャーな分野を研究しているわけでもありません。
申請書の審査員は、もちろん様々な分野の人が含まれています。マイナーな研究をしている分、その分野の重要性を丁寧に説明する必要があります。
つまり総合して何が言いたいのかというと、あの少ないページ数の中で、様々な審査員の方たちに理解してもらえるようかつ魅力的に書かなければならないというわけです。
研究計画すら定まっていなかった自分は、何度もページをオーバーしてしまうなどして、結局最後の最後まで一番伝わる簡潔な形を模索していました。今でも提出した書き方が正解の書き方だったかはわかりません。笑
感想
先ほど書いたように、自分が博士課程で何を解明したいかが明瞭になっていなかったことに気づけた点はとてもよかったなと思います。
リアルな視点で言うと、そこがハッキリしていないと実験もなあなあになってしまい、博論を書けずに、、、となってしまいかねません(笑)
ただ、冒頭で述べた「つまらない作業だった」というのが正直な感想で、普段noteに書くときは自分の好きなように書いていたのが、申請書ではそういうわけにはいかないので、そのギャップでそう思ってしまいました。
申請書は前提として、「審査員は忙しい」「責任をもってお金を支給する人を決める」ということがあるため、自由に書くのはリスクにしかならず、結局みな同じようなフォーマットになってしまう現実がありました。
よって、申請書を書く勉強にはなりましたが、noteとかこういう文章をかく勉強にはたいしてならなかったなという意味でつまらないと思ってしまいましたね。もちろん参考になる部分もありましたけど。
逆に、つまらないと思えたからこそ、このお金を取ってくる作業がとても難しいことを認識することができました。全国のDCもち、先生方は本当にすごいです。
今は、申請書を書き終え、一旦地元に帰省しています。
すごい疲れながらも無事書き終えたのは申請書を頂いたり添削してくださった先生方や先輩方、気を使ってくれた研究室のみんなのおかげであります。
合格するかはわかりませんが笑、とりあえずしばらくは学振のことは忘れてまた実験に夢中になろうかと思います。
noteもこれからは通常通り書いていきます。ぜひご覧になってください。