「浦安鉄筋家族」実写ドラマ版 浦安ロケ地・撮影場所まとめ【第1話】おうちでロケ地巡り
4月10日(金)からテレビ東京にて放送開始となった、実写ドラマ版「浦安鉄筋家族」。
「週刊少年チャンピオン」連載の原作は、大沢木家の次男で小学生の小鉄が主人公で、佐藤二朗が主演という時点でマンガとは別物といったところですが、浦安で生まれ育った身としては浦安ロケに期待していました。
原作マンガでも、なじみ深い浦安の風景が描かれているので、これがどこまで実際の浦安で撮影されるのだろうか…と。
そしてドラマ版「浦安鉄筋家族」第1話を見たところ、基本的には大沢木家の話が中心となったので、大沢木家のセットや模型が多いという印象であるものの、屋外シーンでは浦安ロケも随所に入っていました。
そこで、ドラマ版「浦安鉄筋家族」第1話で確認出来た「浦鉄」ご当地である千葉県・浦安市のロケ地をご紹介!
ただ、本来ならば現地まで行って確認し、写真を撮ってきたいところですが、残念ながら現在は全国に緊急事態宣言が出ている状況…
そのため、ドラマ版「浦安鉄筋家族」劇中を見て判別出来る土地勘を元に、Google MapとGoogle ストリートビューを駆使してロケ地を紹介していきます。
「Google ストリートビューだけでロケ地紹介が出来るのか」というチャレンジでもありますが、ストリートビューの特性を活かして周囲を見回したり、付近を散策することも出来るので、ぜひグリグリとストリートビューを回して、浦安に行った気分になって頂ければと思います。おうちでロケ地巡り!
そして事態が終息した時には、現地でロケ地巡りをする際のガイドとなれば幸いです。
「浦安鉄筋家族」の他のエピソードのロケ地は、「浦安鉄筋家族」実写ドラマ版 浦安ロケ地・撮影場所のマガジンをご参照ください。
ロケ地・撮影場所① 舞浜 東京ディズニーランドホテルが見える住宅街
第1話が始まってすぐ、大鉄がタクシーを走らせる東京ディズニーランドホテルが見える道路は、舞浜小学校の付近の舞浜ローズタウンと呼ばれる住宅街の中にあります。
東京ディズニーランドホテルが出来てからは、この住宅街から見えるようになったんですね…
「ゆめの国」である東京ディズニーランドホテルが遠くに見える中、古めかしい大鉄のタクシーが走るカットは、新旧が織り交ざった街である浦安を象徴するかのようです。
ちなみに浦安市民にとっては、東京ディズニーリゾートで行われる夜の花火は、20時30分の時報という感覚です。
ロケ地・撮影場所② 舞浜・旧江戸川河川敷
第1話の12分30秒あたり、大鉄の灰皿を大沢木家の面々が投げ捨てる河川敷は、舞浜の旧江戸川沿いの遊歩道です。前述の住宅街のすぐ近くとなります。
旧江戸川は、東京都と千葉県を分かつ境界となっており、浦安側から見た川の向こうは東京ということになります。
水野美紀演じる大沢木順子が灰皿を投げ捨てるアップのカットの背景に、浦安市内を移動する際の足である東京ベイシティバスの京成ローズタウンのバス停の屋根が見えるので、上記の場所と推測されます。
タバコの吸い殻はもちろん、灰皿を本当に旧江戸川河川敷で捨ててないように!
また、この河川敷は第1話の25分あたりの坂田利夫が演じる金鉄が台車で灰皿を運んでいるシーンにも登場しています。
ロケ地・撮影場所③ 境川沿い
イスに縛り付けて目隠された大鉄が脱走し、本多力演じる晴郎と順子がその行方を探している(16分20秒あたり)のは、浦安市内の全エリアを横切って流れる境川沿いの道路。
その大鉄が縄をすり切った電柱は、境橋の付近。このあたりは、浦安三社のひとつである豊受神社の付近です。
ロケ地・撮影場所④ 浦安駅前のたばこ屋
脱走した大鉄がたばこをカートンごと吸っていたたばこ屋は、東京メトロ浦安駅前のマクドナルドがあるビルの角にあります。
駅の南口を出て、明和地所とマツモトキヨシの間の道を入ってすぐ左側です。
浦安駅前のメインストリート的な道で、店舗の入れ替わりは多いものの30年くらいは大きく景観は変わっておらず、昔からのお店も随所に残っています。
浦安駅前のロータリーは、4年に1度の浦安三社祭りでは神輿が入ってきて大いに盛り上がることもあります。
ロケ地・撮影場所⑤ スーパー木田屋 北栄店
第1話の20分あたりに登場し、土井津仁と仁ママが店内でレトルトカレーをキメているのは、スーパー木田屋 北栄店。
スーパー木田屋は、浦安地場のスーパーマーケットです。その歴史は江戸時代から続くというからすごい…
ずっと以前からこの場所で営業されていて、周囲には他の大型店舗も増えたりしていますが、今後もがんばって欲しいお店です。
実写の土井津仁は、原作と比べてだいぶマイルドになっています…
ロケ地・撮影場所⑥ 明海 マリナイースト21付近
大鉄がタクシー車内でたばこを吸う客にキレた道は、新浦安の浦安マリナイースト21 望海の街(のぞみのまち)と呼ばれるエリア。
ドラマ劇中でも描かれているように道路にはヤシの木が並び、浦安の古くからあるエリアである元町とはまたテイストが異なる、すっきりとした青空が似合うベイエリアといった景観です。
ロケ地・撮影場所⑦ 神明街区公園
金鉄(坂田利夫)が灰皿を持って行った公園は、神明街区公園。金鉄は屋根の付いたベンチの側で灰皿を発見しますが、このカットの奥には○×の遊具が見えますね。
神明街区公園は、豊受神社や境川の近くにあります。
ロケ地・撮影場所⑧ 喫茶さくら
23分30秒過ぎ、岸井ゆきの演じる桜と、染谷将太演じる花丸木がいる喫茶店は、浦安駅近くにある喫茶さくら。
先ほどの浦安駅前のたばこ屋と同じ通りで、すぐ近くです。
喫茶さくらも以前からずっとあるお店ですが、その昭和の喫茶店の雰囲気を残したレトロさと(劇中でも、やはりシャンデリアが印象的)、いちごとメロンのWクリームソーダがSNS映えするということで近年さらに注目を集めています。
喫茶さくらのinstagramによると、実写ドラマ版「浦安鉄筋家族」では1話と3話に登場するようで、3話にも期待。
喫茶さくらに、桜が行くというのは偶然か…
ロケ地・撮影場所⑨ 境川上流
小鉄が「ゆめの国」の近道を50円で教えていたのは、境川沿いの道路。大鉄が縄を焼き切った電柱よりもさらに上流で、旧江戸川から分岐している境川の水門に近い場所です。
漁師町の浦安らしい風景が見られるエリアと言えるでしょう。
ロケ地・撮影場所⑩ 旧江戸川沿い 堀江ドック付近
そして、小鉄が「ゆめの国」まで自転車で先導している堤防のある道路は旧江戸川に面したところで、最初にご紹介した河川敷の上流にあたります。
付近には、小舟が停泊している小さな港である堀江ドックがあります。
フライングガーデンは浦安にはない
余談ですが、大鉄が立ち寄る「べーやん」として登場するレストランは、爆弾ハンバーグとあるのでフライングガーデンで撮影されたかと思いますが、浦安にはフライングガーデンはありません。
浦安でロケするならば、やなぎ通り沿いのココスというイメージがありますね。
Google ストリートビューでロケ地ガイドは可能だった
実写ドラマ版「浦安鉄筋家族」をきっかけに、現在は緊急事態宣言のため足を運びにくい浦安をバーチャルに散策することは、土地勘があればロケ地探しにもGoogleサービスは便利でしたし、探し当てる過程は私自身も楽しかったです。
テレビ番組の収録も困難となっている状況の中、ドラマ「浦安鉄筋家族」がいつまで放送出来るのか、また放送出来たとして後半はほとんどがセットと模型になってしまうのではないか…という不安は感じますが、放送される限りで順次、各回の浦安ロケ地ガイドをしていきたいと思います。
浦安駅前のご紹介で触れた浦安三社祭りは、本来であれば今年2020年6月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって1年を目安に延期ということになってしまいました。
4月クールとして始まった「浦安鉄筋家族」は、放送が佳境に差し掛かる頃の6月に浦安も祭りで盛り上がるという流れになるはずだったので、残念なところです(第1話のオチも、タバコを吸っていたら危ないと言われている時期に、「たばこ吸ってるのがお父さんらしさだよね!」という感じで締められていたのが、なんともタイミングの悪い感じでかわいそうでしたね)。
浦安市内を気楽に散策出来るような、平穏な日常が一刻も早く戻ることを願っています…
「浦安鉄筋家族」の他のエピソードのロケ地は、「浦安鉄筋家族」実写ドラマ版 浦安ロケ地・撮影場所のマガジンをご参照ください。