自然農の中の食物連鎖現象(獣害)
自然農では、「害」として表現してはいけないのかな・・。
放置田んぼを畑にして3年目です。カチカチガラガラ粘土の土を、早く柔らかくしたくて・・・確かに最初薪ストーブの灰や落ち葉、残渣や枯れた草、糠等も入れ込んだことはありました。それによってミミズや他の虫の幼虫が発生したのでしょう。それを狙って、モグラネズミや鳥達、小動物がやってきて、モグラやネズミも目当てに小動物や猛禽類もやってきているようです。
3年目の今、だいぶ土は良くなってきたのですが、秋に耕した場所も、何もせずに放置した場所も、枯れた残渣を入れ込んだ場所も、そうでない場所も関係なく、全ての畝にモグラはやってきて、苗を植えれば、列の真下を通っていきます。色々な場所にあるただの穴は、ネズミなのでしょうか?その穴から大き目のカエルも飛び出してきています。小動物や鳥もですが、草マルチを薄くでもかけると、そこを狙ってボコボコにするようです。草マルチが畝の肩に触れていると畝の肩が壊されていきます。草マルチを持ち上げると、そこにヨトウムシがコロンを丸くなって寝ている事がよくあります。今は上の方にコガネムシの幼虫もよくいます。それを小動物や鳥達が食べてくれているとすれば、助かっているとも言えるのですが・・・。
土が粘土に戻ろうとする畝もあるので、草マルチは絶対に厚く乗せておきたいのですが、今の時期はそれができません。
上記写真のボコボコは、小動物によって掘られたものです。肉球や掘った所には爪の跡も残っています。モグラやネズミの穴の場合もあります。草マルチをバラバラにするのは鳥の事もあります。
さぁ、そのすさまじさをご覧ください!
去年のサニーレタスとオークリーフが再生してきたので、抜けている場所に種を蒔いて草マルチをし、その右にレッドオークの種を蒔いて草マルチをしておいたら、上記のようにやられ、今日見たら、写真はないですが、真ん中のグリーンオークの列も同様に、ボコボコになっていました。
冬中草が足りない畝は、藁を乗せたりしておくのですが、昨年まではそれの効果をさらさらふかふかの土として実感していたけれど、今年は土が大きめの団粒になっているといった奇妙な状態が続きました。
数日前の強めの雨で、土が細かくなり、水分も保つようになってきました。
何かで焼かれているのではないかと思うくらい、奇妙な感じでした。
だから余計に草マルチをしたかったのですが、乗せれば種も苗もひっくり返されて、畝がボコボコになるのは確かです。
今年はどこも穴だらけの畝なので、耕すしかありませんでした。
そうすると草が生えづらくなります。
乾くので、水をかけてやる日々が、今も続いています。
いつか虫たち、動物たちが落ち着いてくれることを願うばかりです。
「できるだけ、草を生やしたままにする。」
ということを教えられている気がします。
もう一つ、こちらは虫害です。
手の小さい人の小指位ありそうな太さのヨトウムシ。
切られたニラの根元にいました。ニラも食べるんですね。
こんな酷い状況の中、
今年は霜害にも合いました。5月10日多分零度以下になったのです。これまでやられたことのない野菜たちが完全にやられてしまったのでした。
それは次に書きますね。