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鉄血のソシャゲが始まる、そして味わった衝撃とは――?(※3)

 前回に引き続き、ガチャの話です。
 今回は、カード性能についてをもう掘り下げたうえで、レアメタルという課金アイテムの用途と、コレクションゲームとしての鉄オルGについてもう長々書いていきます。

 ところで同じガンダムゲームの比較対象が欲しかったので一周年を迎えつつある『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』を一瞬インストールしてガチャを引いてみたりしたのですが、こちらは見たところ、MSとキャラそれぞれにガチャがあったり、戦闘を倍速で勧める機能があったりと共通項があります。
 三倍速で進むにはパス(UCEはハロパス、鉄オルGは鉄オルGパス)への課金が必要なようですが、この仕様も同様ですね。
 しかしUCEのほうでは、一日一回、MSとキャラそれぞれの無料ガチャが引けるサービスになっております。鉄オルGは石がないとまったく引けません。
 ただ補足しておくと、MSやキャラクターやシーンカードを通常のレアメタルガチャ以外で入手できる機会はあります
 まずはショップ。ショップ内にあるコインを一定量溜まるとチケットに交換でき、チケットからショップ内の交換対象ユニット(※SSR含)に交換できます。
 次にイベントです。
 『鉄華団の入団面接』はサービス開始直後にやってきた最初のイベントとなりましたが、このイベントでは、ユニット用の強化&上限解放素材&ギャラーというユニット強化とショップ内交換用を兼ねたゲーム内通貨、そして鉄オルGコインというガチャでSSRのモビルスーツ重複時に入手できる(※ようは課金様ご用達)の現状『ガンダムガミジン』などユニット交換に使うそれと、あとはMSとキャラ&SCガチャ用のそれぞれガチャチケットが一定量の報酬に到達すると入手できます。
 加えてイベント内のバトル周回を繰り返せば、特定の上限解放素材とMSorキャラクターリンク強化アイテム、SSRかSR(まぁ圧倒的に後者の率が高いですが)のシーンカードがドロップしていくわけです。

 そう、機会は確かにあるのです。
 ないよりは無課金にもよほど憂き目があるのかもしれない。
 しかし――課金だ無課金だ以前の、しんどいゲームバランス問題が、よりにもここで浮上してくるのです。

 強化に必要な素材が多すぎるんですよ。しかもガチャの機会を限っている割に。←どういうことか、また少し掘り下げていきましょう。

モビルスーツ&キャラクターユニットのレベル上限、そして強化アイテムによる『上限解放』概念

 結論から申し上げますと、どう考えても上限解放に初手から必要な素材が多すぎ、しかも解放自体は一度二度や、五度程度で終わるものではない
 一括開放機能はありますが、それも必要な素材とギャラーありきなので、段階的に開放して、編成戦力のアベレージを上げなければ難易度の高いミッションは当然ながら難しい。
 ならMSやキャラの育成段階で、上限に到達した段階で開放しなければいいではないかと考える方もいるでしょうが、残念ながら、MSのレベル解放上限はSSR一枚時でレベル45、最大解放でレベル70となっております。それ以上を目指す場合、重複した同一ユニットを重ねなければならなくなります。
 では本当の上限、レベル99へたどり着くには、同一ユニットが5枚必要になります。というか、重複するためにはまず数十回単位でガチャを引くという前提で、それに課金させようのはまぁわかるのですが、このゲーム最高レアの複数枚入手がレベルにダイレクトに反映される、なんともえげつない仕様となっているのです。

 ほかのソシャゲなら、レベルじゃなく、重複ぶんの火力ボーナスみたいな方に普通は向かうものでしょうが、鉄オルGについてはレベル上限の解放にユニット数がそのまま反映されるんですね。
 これがシーンカードのような装備ユニットがそうならまだわかりますが、なんと違ったんですよ。
 ゆえに、ほかのレアリティのモビルスーツに関しても、同一モビルスーツユニットの重複=レベル上限の解放になる、同様の仕様で、併記すると

・SSRは一枚上限が45(上限解放で70)、最大五枚で99まで
・SRは一枚上限が40(上限解放で61)、最大八枚で90まで
・Rは一枚上限が35(上限解放で40)、最大九枚で85まで

 となっております。じゃあガチャ回せばいいじゃん、と想われる方もいるでしょうが、ここで上限解放素材の問題が出てきます。

 次回に続きます……<(_ _)>

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