愛宕神社
そろそろ初詣に行かないと。1月中の参拝も初詣と考えていい説もあるそうで、ちょっとホッとしています。
初詣ランキングは1位が明治神宮、2位は成田山新勝寺、3位は川崎大師となっているそう。(Wikipediaより)
確かに3箇所とも1度は行ったことがあるけど、今日は上のどれでもない私の好きな神社を紹介したいと思います。
虎ノ門ヒルズの目先にある、愛宕神社
日比谷線神谷町駅から徒歩5分の愛宕神社は、仕事の運気を上げる神さまとして有名。海外で働きたいという私の夢を叶えてくれました。
2018年、当時の頭の中は仕事に関する悩みでいっぱい。そこで偶然知ったのが愛宕神社でした。
東京の一等地に位置し、高層ビルから見下ろされる形で佇むその神社。「出世の石段」と呼ばれる石段で有名です。
「出世の石段」の由来は江戸時代に遡ります。
時は寛永11年、江戸三代将軍、家光公が将軍家の菩提寺である芝の増上寺にご参詣のお帰りに、ここ愛宕神社の下を通りました。
折しも春、愛宕山には源平の梅が満開。家光公は、その梅を目にされ、 「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命ぜられました。
しかしこの愛宕山の石段はとても急勾配。歩いてのぼり降りをするのすら、ちょっと勇気が必要なのに、馬でこの石段をのぼって梅を取ってくることなど、とてもできそうにありません。
下手すれば、よくて重傷、悪ければ命を落としそう。家臣たちは、みな一様に下を向いております。
家光公は、みるみる機嫌が悪くなり、もう少したてば、怒りバクハツ!というそのときに、この石段をパカッ、パカッ、パカッとのぼりはじめた者がおりました。家光公。その者の顔に見覚えがありません。
「あの者は四国丸亀藩の家臣で曲垣平九郎(まがき・へいくろう)と申す者でございます」
「そうか。この泰平の世に馬術の稽古怠りなきこと、まことにあっぱれである」
平九郎は見事、山上の梅を手折り、馬にて石段をのぼり降りし、家光公に梅を献上いたしました。
平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、その名は一日にして全国にとどろいたと伝えられております。
(愛宕神社HPより)
このような所以から、愛宕神社の正面の階段は「出世の石段」と呼ばれ、現代も多くの人が同じ階段を上りに訪れているというのです。
赤い鳥居で一礼、後ろを振り向くのが少し怖くなる急な石段。それを上り切り、境内の池の鯉を眺め、参拝する体験には神聖なものを感じます。
その1年後、私は希望していた部署に異動することになり、充実した日々を過ごしています。
出世の階段をモチーフにした御守り。私は名刺入れに忍ばせています。
2020年は世間的にも大事な年。また私自身も30歳の誕生日を迎えるちょっと特別な年。
今年は、どんなことを祈願しようか。
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