【事務超・跳・蝶】 クリニックのスタッフさんと院長先生へ⑪「次への準備」
小さなクリニックの院長をしておりますが、現在の大きな悩みは人材不足です。これは全国の多くのクリニックで同じため息があると信じます。
ドラマを見るように第三者的な視点でクリニックでの仕事を顧みると仕方ない面もあるなと自虐的にため息をつくことも多いです。
患者さんのケアを行う医療という性質上、隙間バイトのサイトからお越しになる方に「2時間お願いします」というわけにはいかないのです。
だからと言って景気のよい現在、理想の人材を求めているだけではいつまで経っても人材が足りないという状況を改善することは出来ません。
先日は【頑張っていないスタッフはいないんです】という記事を書かせていただきました。
承認欲求
ここからは現時点(2024年9月15日時点)の想いですが、前回の記事でも載せた下図ですが右上の①の【マズローの4段階目:承認欲求】を目指してほしいなと考えております。
口癖「前向きに辞めるのは仕方ない」
以前の記事でも書きましたが
私の口癖「辞めるのは仕方ない」といつも言います。もちろんしっかりゴールがあるという前提です。
そのスタッフが今勤務しているクリニックでは達成できないGAPやゴールに気付いてしまった場合の前向きな退職は大歓迎です。
それはマズローの5段段階目【自己実現欲求】なので、それを止めることは世界のためにもならないので。
しかし、そういった方が医療界から離れるともったいないので自院ではその自己実現欲求を満たせなくても他院でなら大丈夫ならそのPOSITIVEな人を業界内にとどめておく試みもしたいですよね。
「後ろ向きに辞めるのは、場合による」
逆に
・つらい
・しんどい
・合わない
から辞めるというのはもったいないなーと思うこともあります。もちろん場合によります。
精神的に不安定になるような状況まで我慢するようなことはしない方が良いと思います。しかし、そこまででなくても、なんとなく自分の思っていたのと違うとか怒られたから辞めるのはもったいないなーと思うことも。
というのは自分の思う通りにマッチする職場というのは正直ないと思うのです。
仕事というのは職場や代表者の目指すゴールがあり、その達成のためにTEAMが集まっているのです。
そのゴール達成のためチームとの協業が必要で ご自身の事業ではないので自分のしたいこととは異なるのは仕方ない面もあります。
そこでまずは2段階目の【安全の欲求】として、その職場で求められる仕事を行うことで安定した収入、健康、安全な住居などをまず確保するということがそれで達成されます。
しかし、それでは業務で期待されることだけをしているだけでは差別化にならないので上の図の左下③の状況で評価は上りにくいです。
評価を上げる2つの戦略
そこで、2つの戦略が考えられます。
・一つ目は現状のままで外に出ることで自分の差別化ができる他の職場を探すことです。
・二つ目はまずは現在の職場で差別化をする練習をすることです。
これはどちらの方が良いでしょうか?良いというのは価値判断も入るので絶対的な答えはありませんが、研修の時にスタッフにお見せするスライドがあります
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