【イベントレポ】「私たちのSDGs ~繊維製品の循環をめざして~」

今回は、「私たちのSDGs ~繊維製品の循環をめざして~」という、なんばマルイで行われたイベントのレポを記事にしたいと思います!

関西の大学生が中心となって、廃棄予定の繊維材料からの商品の製作販売やワークショップ、ポスター展示等を行い、繊維製品の廃棄から生まれる環境破壊問題を自分ごととして考える機会にしようと開催されたものです。
同年代の学生たちがどんなことを考え、伝えようとしているのか?
取材して探っていきたいと思います!


本記事のライター K

アップサイクル商品の制作販売

まず最初に取材したのは学生によるアップサイクル商品の制作販売です!
滋賀県立大学、京都女子大学、甲南女子大学、京都光華女子大学、
京都芸術大学、四天王寺大学短期大学部の学生の方々が廃棄予定の繊維材料等を用いて商品を制作し、販売していました。

それぞれの大学の学生たちが思い思いの商品を作っており、いくつかピックアップしてご紹介していきます!
画像の下にそれぞれの商品を制作したブランドのInstagramへのリンクを記載しておりますので、ご興味持たれた方は、ぜひ覗いてみてください🙌

culumalu

こちらは不要になったカーテンを再利用し、スカートにリメイクしたもの。
カーテンの素材感や柄をスカートに活かせるのは新たな発見でした🤔

Myan

ミシン糸や靴下の製造工程で生まれる素材、リサイクルフェルトなど廃棄予定の素材を企業から提供してもらい、アクセサリーなど身近なアイテムに生まれ変わらせるこのブランド。
カラフルな素材を活かしたイヤリングは、つけると気分も明るくなりそう!

Fuu

このインパクト抜群のリングは、廃れゆく銭湯文化をもっと身近なものにしようと、銭湯が沢山ある京都の大学生が設立したFuuの商品。
私自身、銭湯にはよく行くこともあり、このブランド理念に深く共感してしまいました♨️
廃棄素材の再利用などだけではなく、文化の再興も目指す姿勢がこのイベントの魅力の1つだと感じました!

こちらは裂編(さきあみ)によるポシェットの制作風景!
裂編とは、生地をバイアス方向(縦方向に対して45度の斜め方向)に裁断し、編み込んでいく手法。
生地に描かれている文字や絵が分からなくなるため、企業名やロゴの入った廃棄予定の生地でも、この手法により再利用が可能となるのです!

裂編で作られたスマホポシェット

イベントでは京都女子大学の学生が裂編を実演し、完成品が展示されていました。私が取材した日には開催されていませんでしたが、参加者がスマホポシェットを作るワークショップも開催されていました!

ポスター展示

各大学の学生による研究成果や、イベントに協力した企業のSDGs関連の取組みのポスターがずらっと展示されており、繊維×SDGsの取組みの理解が深まりました。

西欧諸国と比べて日本におけるSDGsの動きはあまり進んでいないという印象がありましたが、「学生がこんな研究をしているのか!」や、「あの企業がこんな取り組みを!」と新たな発見が多く、非常に勉強になりました✏️

個人的に特に気になった内容のポスター
無水染色技術でこんなに節水が出来るとは!


まとめ

同じ関西で学ぶ大学生たちがしっかりと環境意識を持ち、行動に移していることが知れ、DXの推進を通じてサスティナブルなファッション業界を目指す弊社での仕事へのモチベーションが更に高まりました✨
本イベントの実行委員会であるen-we-cle(エン・ウィ・クル)のInstagramを覗いてみると、更にイベントの詳細を見ることが出来ます!

本イベントは既に終了していますが、今後も同様のイベントがあればどんどん取材していきたいと思います!
皆さんもご興味の湧いたイベントがあれば、参加してみると思わぬ発見があるかもしれませんよ👍

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