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新カード備忘録 《龍后凰翔クイーン・ルピア》
こんにちは。次の弾が面白そうだったので、備忘録代わりに新カードを評価していこうと思います。
いつまで続くか楽しみですね。
私は一回こっきりで終わると思います。
ちなみに、現在(7/2時点)でのカード評価なので、もっと情報出たら変わると思います。てか変わってくれ。
さて、今回は《龍后凰翔クイーン・ルピア》です。
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《龍后凰翔クイーン・ルピア》
コスト5 火/光/闇 アーマード・ファイアー・バード/ドラゴンの花嫁
・ブロッカー
・スピードアタッカー
・W・ブレイカー
・このクリーチャーが破壊される時、かわりに自分の他のファイアー・バードを1つ破壊してもよい。
・このクリーチャーが攻撃する時、自分のファイアー・バードを1つ破壊してもよい。そうしたら、ファイアー・バード・メクレイド8する。
1.強そうな点
SA・ブロッカー・2打点・パワー7500とガッチリしたガタイながらも、
自分が破壊される時に他の焼き鳥を犠牲に生き残ることもでき、かなり高い継戦能力が期待できます。
そして、メインとなるのが自分の焼き鳥を犠牲にファイアー・バード・メクレイド8ができる効果。
《チャラ・ルピア》から繋いで最速3ターン目に大型焼き鳥を踏み倒せます。
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このカードの強みは「メクレイドによる5→8ジャンプ」………というより、カテゴリサポートに恵まれた種族にあります。
近年の評価が目覚ましい「アーマード」はもちろん、種族デッキとしての歴史も長い「ファイアー・バード」、そして「ドラゴン」。
さらに特筆すべき点は、「アーマード」及び「ドラゴン」という、「ファイアー・バード」がサポートすることの多い種族を両方持っている点、そしてその「ファイアー・バード」を踏み倒す能力を自身が持っているという点が画期的です。
具体的に言うなら、《チャラ・ルピア》《コッコ・ルピアGS》でコストを軽減して《キャプテン・ドラッケン》を出す動きをメインに、
《チャラ》から《クイーン・ルピア》に繋ぎ、《ボルシャック・モルナルク》や《翔竜提督ザークピッチ》を踏み倒す動きを組み込めるということ。
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あるいは、《アシスター・コッピ》や《アシステスト・インコッピ》から《クイーン》に繋げてファイアー・バード・メクレイド8するルートと、《ボルシャック・爆・ルピア》に繋げてアーマード・メクレイド8するルートを両方組み込めたりします。
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つまりは、「シナジーの深い3種族を纏め、その中心たるファイアー・バードを踏み倒す能力を持つことで、相互踏み倒しの網目をより細かくすることができるカード」というわけです。
また、《時空の翼マスター・ルピア》や《火之鳥カイザー・アイニー》など、古いカードには「使うためにはファイアー・バードが必要なのに、フルスペックの発揮にはドラゴンをも求められる」という、性能がちぐはぐなカードも存在し、そのサポートにもいくらか貢献してくれることでしょう。
強いとは言ってないけど。
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更に、「ドラゴンの花嫁」サイクルには総じて言えることですが、お手軽最強革命チェンジフィニッシャー、《時の法皇 ミラダンテⅫ》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》にアクセスできるのは見逃せない魅力。
所謂【連鳥】を組むにあたっては課題となるフィニッシュ力の不足をある程度軽減できます。
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2.弱そうな点
これはハッキリと二つあります。
1つ目は、強力な踏み倒し先の不足です。
さっき《ボルシャック・モルナルク》とか《ザークピッチ》とか書きましたが、正直、ファイアー・バード・メクレイド8で踏み倒せる鳥たちはたかが知れています。
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当然それらとの相性はとてもよいのですが、フィニッシュ力の不足というか、「だから何?」と言われてしまうレベルのカードパワーの低さです。
《Kl'avia Tune》のようなロック能力はなくとも、せめてスピードアタッカー付与か除去能力が欲しいところ。
2つ目は色(文明)。
火・光・闇のカラーリングは、リソース確保の得意な水・自然文明をかなぐり捨てた、リソースカツカツカラーです。乾いた砂漠です。
そのことは、このカラーリングを代表する最強のパワーカード《聖魔連結王 ドルファディロム》においてさえも、《天災 デドダム》を組み込んで5色にしたり、(天門から踏み倒したいという都合もあるが)《光の兄妹 るる&ルシファー》で踏み倒したりして、色を無視しないとまともに使えないことからも伺えます。
まして《クイーン・ルピア》の場合は、というか小型種族でカードパワーの低いファイアー・バードを使う場合は、
「ここはマナに色を確保するために1ターンパスしよう」
だとか、
「文明確保要員として《新世界王の権威》を入れよう」
だとか、そんな悠長なことしてる暇はないのです。
そういう余裕を持った動き、余裕を持ったデッキビルドは、出せさえすれば逆転できるようなパワーを持つカードが前提なのです。
小型種族の弱小ビートダウンは、相手の準備が整う前に殴り勝たなければ負けます。
と、散々書きましたが、これらの問題、実は新カードがすごければ全てなんとかなってしまいます。なんとかなってくれ!!!
少なくともデスパペットにおける《ジェニー&ガ:ナテハ》のようなSR枠があるはずなので、よろしくお願いいたします。
カードパワーがないと余裕を持った動きができないって話も、逆に言うならカードパワーさえあればいいってことだからね。
3.相性の良さそうなカード
かなり長くなってしまったのでここはサクッと行きます。
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《ファイン・撃・ピヨッチ/暴竜爵は不滅なり!》
《ボルシャック・アークゼオス》
《リトル・翔・バルピア》
アーマード・メクレイド5は、《クイーン》の、使うには大変難しい色をも踏み倒して使うことができるため総じて相性がよい。
今の時点で現実的に組むならここら辺を使うことになりそう。
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《雷炎翔鎧バルピアレスク》
《クイーン》の色を踏み倒せる能力を内包し、ワンチャン追加ターンも取れるフィニッシャー。「フィニッシュ力の不足」と先述したが、追加ターン取れれば流石にフィニッシュできるはず。
手札があるかはもちろん怪しいが、《インコッピ》や《ルピア&ガ:ナテハ》、《ヤット・パウル》といった盤面に残りながらリソースを稼げる焼き鳥も存在する。
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《カモン・ピッピー》
元殿堂入りのサイキックリクルーター。
そのままでも、《勝利のリュウセイ・カイザー》や《勝利のヴォルグ・サンダー》と一緒にタイムトリッパーや踏み倒しメタを持った実質T・ブレイカーとして扱えるが、ファイアーバード・メクレイド5が出るなら激アツである。
《ゼロ・カイザー》が出るという詭弁も言える。
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《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
ドレミ団たち同様、《クイーン》からチェンジできるドラゴン。
ファイナル革命で《クイーン》を踏み倒せる上に、なぜか持っているブロッカー能力をターン終了時アンタップで活かすことができる。
色にもなる。
多色の焼き鳥が増えてくれるなら一考の余地ありか。
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《レーホウ・衛・デカッチ/暴竜爵様のお出ましだッチ!》
緑を使わないファイアー・バード及びドラゴンのデッキならまず入る初動。
メクレイドを仕込めるので当然強い。
実は上面との相性も微妙によい。
4.まとめと新カード予想
暫定的な《クイーン・ルピア》の展望は、《キャプテン・ドラッケン》を中心に、アーマードサポートも受けながら【連鳥】を仕掛けていく形に落ち着きそうです。うーん。
流石に、色か、出力か、どちらかの問題を解決する新カードが出てくれると期待しています。
「火光闇3色の8コストで、出た時全体除去を放てるブロッカー」とか、「コスト3でファイアー・バード・メクレイド5を行う焼き鳥」とか欲しいところです。
それでは最後に!
《ギャラクシー・ルピア》に光あれ……!
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