エネルギー管理士(電気)の取得過程・各課目で共通して取り組んだこと
約半年間(2月~8月)の勉強を経てエネルギー管理士(電気)に合格しました。この経験をもとに、エネルギー管理士(電気)の取得過程や各課目で共通して取り組んだことについて整理しました。
参考書は以下のものを使用しました。
●Ⅰエネルギー総合管理及び法規、Ⅲ電気設備及び機器、Ⅳ電力応用 では
「エネルギー管理士試験講座(一般財団法人省エネルギーセンター)」
●Ⅱ電気の基礎 では
「エネルギー管理士 徹底マスター(オーム社)」
●過去問10年分
「エネルギー管理士 電気分野 過去問題集(オーム社)」
1.エネルギー管理士(電気) 取得の過程
1-1.半年間の勉強の流れ
半年間で4課目すべてで合格できるように、下記の流れで勉強を行いました。先にⅡ、Ⅲ、Ⅳ課目を勉強し、Ⅰ課目の法規関係は後半から勉強を開始しました。Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ課目は電験と試験内容が似ており、取り組みやすいと考えて先に勉強を開始しました。
●2月~5月:Ⅰエネルギー総合管理及び法規以外の3課目の参考書と過去問に取り組む
●6月:Ⅰエネルギー総合管理及び法規の参考書と過去問に取り組む
●7月~8月の試験日まで:過去問演習と各課目の苦手分野の強化 (問題を解いた後に〇、△、✕の記号を付けておき、7月以降で△、✕の多い問題を再度集中的に復習)
1-2.自己採点
試験終了後、公式解答を参照して自己採点を行いました。公式からは合否のみが発表され、正式な得点は開示されません。これはあくまで私の予想得点です。各課目とも合格基準は60%以上です。
Ⅰエネルギー総合管理及び法規 173/200点 (86.5%)
Ⅱ電気の基礎 111/150点 (74%)
Ⅲ電気設備及び機器 158/200点 (79%)
Ⅳ電力応用 167/200点 (83.5%)
⇒ エネルギー管理士 (電気) 合格
2.各課目で共通して取り組んだこと
以前、別記事で紹介しました「電験対策にて共有して取り組んだこと」と、同様なことに取り組みました。
端的に整理すると、以下の通りです。
1.問題を繰り返し解く
2.試験が近づいてきたら、理解不足の部分や重要な公式をA4用紙にまとめる
3.電卓は妥協しない ※電卓は電験で使用したものを継続
最も意識したのは「1.問題を繰り返し解く」です。半年ほどで4課目合格を目指していました。そこで、正解した問題(記号では〇)は軽く復習する程度にとどめ、間違ったり・躓いた問題(記号では△、✕)を繰り返し解くようにし、重点的に取り組む問題を選別しました。
エネルギー管理士の試験内容は電験と似ている部分が多く、電験の知識は非常に役立ちました。しかし、電験には出題されない内容もあるため、その部分は改めて勉強し、油断しないよう心掛けました。特にエネルギー管理士と電験では法規関係が異なります。私は電験の法規にあまり自信が無かったため、エネルギー管理士でも法規関係は最も重点的に勉強しました。その結果なのか、‟Ⅰエネルギー総合管理及び法規”は4課目の中で最も高い得点率でした。
以上、エネルギー管理士(電気)の取得過程や各課目で共通して取り組んだことでした。勉強方法としては電験の時と同様であり、問題を繰り返し解くことで理解していきました。
次の記事では各課目の所感と使用した参考書について記載します。
ではまた!