テキスパート流ライターへのフィードバック方法 | 共に成長する
こんにちは!テキスパートの今野です。
私たちテキスパートは、共に長くお仕事をしたいと思えたライターさんには、丁寧なフィードバックをするよう心がけています。
フィードバックを通じてそのライターさんが成長し、より良いコンテンツを生み出す。それによってお客様により喜んでいただくことができれば、それ以上に嬉しいことはありません。
そんなフィードバックにも、私たちテキスパートがこだわっている5つのポイントがあります。
「こことここ、誤字脱字があったから次回から気をつけてください。」
「もっと面白く書いてください。」
こんなぶっきらぼうで抽象的なフィードバックでは、受けた側も心から成長したいとは思えません。
いちばん大切なのは、「フィードバックもコミュニケーションである」を強く意識することです。
1.良かったところも伝える(ポジティブ・フィードバック)
フィードバックと聞くと、「ダメ出し」とか、「指導」みたいな印象を持たれがちですが、あくまで「全体に対する評価を行う」ことがフィードバックです。
テキスパートでは、各ライターの改善点だけでなく、良かったところ・前回から改善したところも伝えます。
改善点やできていなかったところを伝えるネガティブフィードバックのみを行うと、受ける側の成長意欲が下がります。
フィードバックは、する側の鬱憤を晴らす行為ではありません。
「どうすれば相手がもっと成長し、長期的な関係を築けるか。」
「相手がより良いコンテンツを作れるよう、こちら側が改善すべきことはないか。」
フィードバック時はこれらのことを意識し、ポジティブ・ネガティブの両面から伝えるようにします。
2.いっぺんに伝えすぎない
フィードバックは、する側にとても負荷がかかる作業です。
ライターにフィードバックなどせず、ただ自分で修正してクライアントに提出してしまったほうが、短期的には遥かに効率的です。
フィードバックもできるだけ手短に済ませるために、一気に伝えてしまいたいと思いがちですが、それでは本末転倒です。
フィードバックは、あくまで相手がより良いコンテンツを作れるようになるためのサポートを目的として行うものです。
一気に伝えてしまうと、結局相手は何を改善すべきかがわからず、かえって混乱します。
「今回は全体的に誤字脱字が多く見られたので、次回からは専用のチェックツールを使うなど、目視チェック以外の方法も試してみてください。」
「今回の記事は誤字脱字もなく丁寧に執筆いただけていました。ただし、同じ動詞を何度も繰り返し使い回す傾向が見られたため、次回からは表現にバリエーションを持たせるように意識してみてください。たとえば〜〜〜」
「本文の一番大事なところを要約するような見出しを作れると、より読者を惹きつけられると思うので、次から意識してみてください」
こんな形で、『次何をすればもっと成長できるか』をシンプルに伝えることをテキスパートでは意識しています。
3.ライター側の意見も積極的に聞く
フィードバックは、発注者側がライターに対して一方的に行うものではありません。
たとえば、ライターがエンドクライアントの意向に沿った記事を書けなかったとします。
しかし、それは本当にライターだけの責任でしょうか。
そもそも提示された記事構成がクライアントの意向に沿ったものではなかった
事前に渡されたレギュレーションにない修正指示を出された
ペルソナ設定が曖昧で誰に向けた記事なのかが不明確だった
質問に対するレスが遅くて時間に余裕を持って執筆できなかった
などなど、ライター側が発注者に対して物申したいことが多々あるかもしれません。
テキスパートでは発注者としての立場から一方的にフィードバックを行うのではなく、ライターさんからも定期的にフィードバックを頂戴し、共に仕事をしやすい環境を構築できるよう努めています。
ライターが最大限力を発揮できる環境を整えることも、フィードバックの時間を取る目的の一つです。
4.解決策や正解を提示する
先述の、
のように、フィードバックをする際はその改善点や課題を克服するために、
「具体的に何をすべきか」まで提示するようにしています。
5.ときには対面で話す
これは人によってではありますが、とくに一緒に仕事をし始めてまだ日が浅く、これから関係性を構築していく方とは極力Zoomなどで顔を合わせてフィードバックをするようにしています。
顔を合わせたことがない相手とテキストのみでやり取りを行う場合、こちらにそのつもりがなくても、「責められた」「ダメ出しをされた」といった誤解を与えてしまうリスクがあります。
お互いのキャラクターを把握しておくためにも、お仕事を始める初期の段階でお顔を合わせておくことは、長期的な関係を築くうえで非常に重要です。
(チャットでやり取りが全て完結してしまう便利な時代だからこそです)
フィードバックはお互いが成長するためのもの
私たちのフィードバックで劇的な進化を遂げたライターさんもいらっしゃいますし、反対に私たちがライターさんからのフィードバックを受けて、新たな課題に気づけたこともあります。
今後も多くのライターさんと協力しながら、より良い文章コンテンツの制作体制強化に努めていきます。