Pintxo Pote(ピンチョ ポテ)?
What's Pintxo Pote?
日本のスペイン料理屋でも徐々に市民権を広げるピンチョス(ピンチョ)。
発祥の地、バスク地方ではピンチョ ポテ(Pintxo Pote)と呼ばれる風習があります。
ピンチョは皆さんご存知、一口大に切ったフランスパンに材料を載せた料理で、小ぶりな見た目に反して旨味が凝縮されていて、お店のカウンターにズラッと並んでいるので見ているだけでも幸せになれます。
ポテは飲み物を指し、ピンチョポテとはピンチョスと飲み物で2€(240円ほど)など、非常に安価に飲み食いができる文化を指します。ピンチョス全てを選べるわけではないところと、お皿やコップが外に持ち出せるように簡易的なものになってしまっているところが多いのがたまに傷ですが、味については安かろう悪かろうではないところがバスク地方のいいところ。お店によってはワインも頼めます(基本はビールや酸味強めのりんご酒、シードラが多いです)。
もともとはビトリア(Vitoria - Gasteiz)のお店が週中にお客さんが来ないことを憂いて始まったらしいこの文化。美食の街、サン・セバスティアンでも大変に有名で、地元民だけが集まる地域や、外国人にもこのピンチョポテが知れ渡るほど有名になっているお店もあります。
基本的には人の来る週末(金・土・日)の手前、木曜日に開催することが多いようですので、木曜日にサン・セバスティアンを訪れる方は要チェック。
どこに行けばいいの?
「そんなこといったって(場所がわからなきゃ)しょうがないじゃないか」
という声が聞こえてきそうですね。
サン・セバスティアンで実際に20店舗以上ピンチョポテをやっているお店を回った私が、どのエリアを目指すべきかざっくり概要をお伝えしたいと思います。(地域ごとのお店と料理については別途まとめます)
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