研究者を目指す人へ~自分の業績をまとめよう~

どうもテキサス猫です。

今回はこれから研究者を目指す人や研究を始めたばかりの人向けの記事を書きたいと思います。

研究者として生き抜いていく上で業績を積み重ねていくことは必須条件であり、キャリアアップするためにも自分の業績がどのくらいなのかを客観的に把握しておく必要があります。

研究者の業績は学会発表、競争的資金の獲得歴、特許などがありますが一番重要視されるのは論文発表数です。

論文の著者は名前の並び順で評価が変わっており、一番最初に名前が載っている人をファースト・オーサー(筆頭著者)と呼び論文の内容や執筆を主に行ったものとして一番評価が高いです。

またコレスポンディング・オーサー(責任著者)は主に論文の最後に名前が載っていますが論文の指導や関連した研究費の主な獲得者としてファースト・オーサーと同様に評価されます。また教授になる上ではコレスポンディングを獲れているかどうかは重要視されます。

その他の順番で載っている場合はコオーサー(共著者)と呼ばれ順番はあまり評価に関係ありません。強いて言うなら2番目に乗っていることは助教やポスドクなどの若手のポジションを得ようとするときに見られることもあります。

また特に海外では発表論文の被引用数を評価されることもあります。時に永住権を得ようとするときなどにメリットがあります。

著者論文は研究職を探すときの履歴書や研究費に応募するときなどに記載する必要があるので日ごろから公表された自分の名前の載った論文のリストを作成しておくことはお勧めです。

その時に便利なのは自分のプロフィールと著者論文をまとめてくれるウェブベースのサービスです。

ORCID、Scopus、Loop、Publons、ResearchGate、Semantic Scholar、PubFactsなど色々ありますが自分が使った中でお勧めはGoogle scholarで作れるプロフィールです。

自分の名前が載っている論文が公表されれば自動的にリストに加えてくれますし、被引用数も出してくれます。

他のサービスでも被引用数を出してくれるものもありますが、Google Scholarは学位論文やマイナーな論文などに引用された場合でも検出してくれますので被引用数が他のサービスに比べて高めにでるので何となく気分がいいです。

これから研究者として生きていこうと思っている人はこのようなサービスを使って自分の論文リストを作り、どのような論文から引用されたのかを把握して自分の研究が世界からどのような評価を得られているのかを調べてみてはいかかでしょうか。

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