海外で研究ー英語編ー

どうもテキサス猫です。

今回は海外で研究を行うにあたって避けては通れないトピックです。

研究者にとってはもちろんサイエンスの部分が一番大切なのですが、コミュニーケーションを円滑にとることも大切になってきます。

特に一般的に言って日本人は他の国から来ている研究者にくらべて英語が上手ではありません。

時にそれが理由で舐められることがあります。

留学する人はTOEFLとかIELTSとかの英語検定を受けることが必要になりますが、ポスドクには必要になることはほとんどありません。

私自身もこの手の英語検定は一切受けたことがありません。

私の英語能力は研究者としては普通ぐらいだと思いますが、日常生活や研究者同士の意思疎通には問題がありません。

問題となるのはディスカッションの時です。

海外、特にアメリカではディスカッションになると全力で論破しに来ます。碌に根拠のないことでも全力で自分の意見を押し通してこようとしてきます。

この時に理論立てて自分の意見を表明し相手を納得させる必要があります。

英語能力が真に問われるのはこのときです。

普段の会話では英語が多少下手でも相手が意味をくみ取とうとしてくれますが、ディスカッション時には稚拙な英語での意見は抹殺されます。

巷の駅前留学でもある程度の英語能力は鍛えることができますが、英語でのディスカッション能力を高めるには数をこなすしかありません。

そのためにはことあるごとにラボのメンバーなどの研究内容について議論する習慣をつけることが重要だと私は考えています。

日本人は控えめの相手の意見を尊重しようとする人が多いですが、少なくともアメリカでは「自分の意見を言わない=自分の意見が無い」と捉えられてしまいます。

実際に日本人研究者は手先が器用で実験手技も正確な人が多いので、テクニシャンとして使いつぶされてしまうことがよくあります。

それを避けるために自分の意見を言う習慣をつけることが大切になります。

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